こんにちは、りょうたです。
せめて部屋の中ではのんびりした感覚(癒し)に浸りたいと思い、部屋に観葉植物を置くようになりました。
実は大学の卒業研究のテーマも観葉植物だったので、その視点もふくめて選んだ観葉植物を今回は紹介します。
そもそもなぜ観葉植物?
単純に元々植物が好きというのも大きいですが、大学の卒業研究が「観葉植物を使って空気を浄化する」がテーマでそこからすっかりはまったというのもあります。
こういうのやってる大学も少ないそうですが、ちゃんと結果も出ました。
(ちなみに僕の研究ではゼラニウムを使いました)
しくみとしては、「シックハウス症候群の原因の主な原因であるホルムアルデヒドという気体を葉が吸収して、(何回か反応を挟んで)無害な二酸化炭素に変えて排出する」、というものです。
この仕組みのことをファイトレメディエーションとも言います。
トリクロロエチレンなど他の物質は細かい仕組みはわかりませんが、おおよそ同じ間で葉の中で無害化されるそうです。
室内の微量な汚染化学物質に敏感に反応して、集中力の低下、不眠、視力障害、だるさ、頭痛、関節痛、咽頭通、筋肉痛、微熱、腹痛など極めて多くの症状を示す人がいることが多く報告されるようになり、これを総称してシックハウス症候群と呼んでいます
(中略)
原因物質には建築材料や家具などから発散されるホルムアルデヒドやトルエン、キシレンなどの有機溶剤、衣類やじゅうたんなどに含まれる浄化剤や可塑剤、殺虫剤、害虫防止剤、重金属などがあげられています。これらの物質の通常の中毒量より、はるかに微量で症状が出ることが実験室(クリーンルーム)の研究で証明されています。
コラム|シックハウス症候群 – Yahoo!ヘルスケア
という感じでホルムアルデヒドなどの物質がたまりすぎるといろいろ症状が出てきます。
窓などを閉めっぱなしで室内にいて、体調が悪くなったらシックハウス症候群の可能性がありますね。
実際に置いている観葉植物
ポトス。一番育てやすい

これが個人的には一番オススメかと。
卒論で扱った論文でも度々出てきましたし、何より育てやすいのが良いですね。
水のあげすぎに気を付ければ、枯れることはなかなかありません。
ただし寒さに弱いのでそこで気をつけましょう。
茎を切って水に漬ければ簡単に増やせますし、けっこう丈夫な点ではかなり扱いやすい植物かと思います。
個人的には一番のお気に入り・オススメの観葉植物です。
サンスベリア(サンセベリア)。水のやりすぎに注意

こちらもポトス同様、論文でも見かけました。
ホルムアルデヒドなどの吸着力も高かったとのことでした。
サンスベリアについては元々乾燥した地域で育っているというのもあるので、ポトス以上に水のやりすぎに注意ですね。
基本的に土が明らかに乾いたタイミングでの水やりでちょうどいいです。
特に冬はほとんど水を挙げる必要はありません。
(他の観葉植物も似たような感じですが)
オリヅルラン。乾燥気味に育てる

細長い葉が特徴です。
これについては大学の卒論の参考文献でしょっちゅう見かけた植物(Chlorophytum comosumという学名で表記)です。
オリヅルランに関してはホルムアルデヒドなどの吸着効果がトップクラスに高いそうです。
乾燥には強いタイプなので、水は少なめに(土が乾いてから与える)。
水やりは他の植物も同じですが、土が乾いたら水やりが基本ですね。
コーヒーの木。日当たりのいい場所を好む

名前の通り、コーヒーの実(コーヒー豆)がなる木です。
普通に栽培してもコーヒー豆を取るのは難しいですが、葉をたくさんつけて成長するので観葉植物としても良いです。
日当たりのいい場所を好むので、カーテン越しに日のあたる場所であればよく育ちます。
直射日光だと強すぎて葉焼けを起こすこともあるので注意。
ゴムの木

ゴムの木もコーヒーの木と同じく日当たりのいい場所を好みます。
なので、窓際に置けばよく育ちます。(直射日光だと強すぎる)
ポトスなど他の観葉植物と比べて葉が痛むこともほとんどなく、観葉植物の中でもわりと丈夫な部類に入るようです。
乾燥した環境を好むので、水のやりすぎには注意しましょう。
サボテン。乾燥気味に

サボテンについてはホルムアルデヒドなどの吸着のデータは、僕が知る限りないので、インテリア感覚で(笑)
ただ水やりについては冬はやっても月1回、それ以外の季節もやっても週に1回なので手間はかからないです。
ちなみに今日(2017年1月2日)の時点で1カ月水をやってませんが、変わらず元気です。
2016年の5月に買ってから、一回り大きくなったのでそのうち植え替えをしなければいけませんね。
ちなみにものによっては(夏場に)花が咲くものもあります。

さらに品種によって大きさや形が違うので、そのへんの違いも見てて楽しいですね。
エアープランツ。霧吹きでOK
見た目は飾りみたいな感じですが、れっきとした植物です。
元々、岩場に生息してる植物で根がないため土から水の吸収はできない。
そのため、部屋に置いとくと空気中の水分を目には見えませんが吸収します。
実際置く時は、週に1,2回くらい霧吹きで軽く濡らすくらいでいいでしょう。
僕もそれくらいしかしてません。
観葉植物を置いて癒されよう
シックハウス症候群対策の視点で書いてみましたが、観葉植物を置くのは癒しの目的が大きいです。
観葉植物でも森とかでもそうですけど、自然を見て癒されるというのは人間も動物である以上、ある意味自然なことかと思います。
挙げたもの以外にもたくさん観葉植物はあるので、個人の好みで。
ただホルムアルデヒドなどの吸着効果、育てやすさから言うとポトスはオススメですね。
忙しくてストレスが溜まりがちな方はぜひ観葉植物を一つ置いてみることをオススメします。
