こんにちは、りょうたです。
先日、あおさんと言う方とオンチャットをしました。
プロフィールに「雇われずに好きなことをやって生きていく」と書いてあるのを見て、分野は違えど目指してる所は近いなと感じました。
安定した仕事と言えば・・・?
1時間でいろんなことを話しましたが、特に印象が残ったのが仕事における「安定」について。
例えば皆さんは、「安定してる仕事」というと公務員を思い浮かべるかもしれません。
ちなみに僕も大学生の頃は安定してるという点で、公務員(県庁か市役所の職員)を目指してました。
ちなみに父はなぜか僕に学校の先生をすすめてきました。
まぁ、これも公務員ですね。
安定と言えば公務員だが
そんなアオさんですが、昔は陸上自衛隊にいました。
自衛隊も公務員です。
はたから見れば安定した仕事に就いて万々歳という感じかもしれません。
でも、アオさんは自衛隊を辞めています。
実際「もったいない」などと周りからは言われたそうです。
ただこの話で思ったのは、ここでの働いている本人と周りの人とではそもそも「安定」の定義みたいのが違うのかなと思いました。
おそらく世間一般の安定した仕事(公務員)のイメージって・・・
- クビにならない
- 倒産しない
- 給料が年功序列で上がる
といったところでしょうか。僕も公務員を目指してた当時はだいたいこんな感じでした。
公務員や安定についていろいろ書いてあります。
『自主退職』という言葉を知っていますか?
「公務員はクビにならない」と言っている人が結構います。
でも僕の先輩に『自主退職』を上司からチクチクと促され、妻子を持ちながらも辞めていった人がいました。
公務員の将来性に対する不安が広がる理由と対策について | ここにある、いま
成果を出せずにいると自主退職という名の事実上のクビを迫られることもあります。
「安定」を信用するな!これからの時代における将来性のある仕事とは | ここにある、いま
公務員と言えど、何かしら成果は出さないと立ち行かなくなるでしょうから、民間企業みたいなクビではなく、少しを形を変えての退職はあるようです。
公務員になると憲法に追加して、公務員法という法で縛られることになります。
特に服務に関する事項については、デメリットが多いです。
その1つであるのが、上司の命令に対する絶対服従という内容です。
難しい言葉で書いてますが、つまり要約すると「仕事上の命令には絶対従え」「ストライキ禁止」「サボタージュ禁止」ってことですね。
公務員の将来性に対する不安が広がる理由と対策について | ここにある、いま
民間企業であれば会社や状況によっては、上司に意見をするのもアリかもしれません。
公務員法を見る限りはその辺も不可かな。
他にも副業不可なので、公務員は公務員でデメリットはあるよう。
しかも失業保険がないので、もし辞めた時にきつい。
無職になるとわかりますけど、失業保険も意外とバカにできません。
給料についても、
自分一人だけで生きていく分には、十分な収入と言えるかもしれませんが、家族を養っていくとなると少し足りないといった印象です。
僕のいた職場でも、ほとんどの家族持ちの方はおこづかい制で、「今月やべぇ!」とか毎月言ってました。
「安定」を信用するな!これからの時代における将来性のある仕事とは | ここにある、いま
という感じで、実はそこまで多くないよう。(極端に少ないわけでもないですが)
平成28年国家公務員給与等実態調査報告書の第7表に学歴別の給与額が載ってますが、想像してたほどではないようです。
歳を重ねると上がってはいますけど。
細かい所は実際に公務員やった人でないと分からない所もありますが、世間一般で思っている安定とは少し違うかなと思いました。
とにかく公務員は公務員で、民間企業にはないデメリットがあります。
塾講師も安定してる?
そういう僕も去年塾講師を辞めました。
いろんな人にこの話をすると
「もったいない」
「安定してたでしょ」
とよく言われました。
僕自身、塾講師の仕事が安定してるとは思ったこともないのでちょっと意外でした。
給料は10年くらい上がらないし(会社による)、休みが少ない(年間100日以下が多い)、生活リズムが大幅にずれる、といったところからけっこう大変な仕事だと思ってます。
休みも基本的には平日の所が多いので、子供がいる方とかは日程のやりくりを上手くしなければいけません。授業などの関係上、有給も取りづらいです。
ピンからキリまである業界ですが、とりあえず世間一般が思ってるほどは安定してません。
僕も4年間ほど働きましたが、業界全体として離職率は低くはないので安定って感じではないと思います。
ただ、安定は抜きにしてもやりがいはあるので、そこは安定を取るかやりがいを取るかなどは各自で決めるところですね。
ちなみに塾講師を辞めてもったいないという話はだいたい、ほとんど40代50代といった上の年齢層の人です。
逆に30代まで比較的若い人にはもったいないと言われたことはほとんどなく、激務であることなど理解は示してもらえてます。
どんなに安定してもデメリットはある
ということでアオさんとのオンラインチャットを通して、(会社における)安定という言葉について考えさせられました。
周りの人は安定してると思っても、本人からすると全然安定してないというね。
おそらく安定というのは、金銭面、体調面、メンタル面・・・などいろんな要素があると思います。
多分世間でいう「安定」というのは、こういった1つ1つの要素が完全に備わっている状態を言いたいのではないでしょうか?
でも実際は公務員からフリーランスまで、だいたいどこで働くとしてもどこかデメリットはあります。
そして公務員に向いている人、民間企業に向いている人、フリーランスに向いている人・・・いろんな人がいます。
ということは、「この仕事は安定している」と決めつけること自体にそもそも無理があるのではないでしょうか。
塾講師を辞めたことを話すとたまに「もったいない」と言われる。 「安定してたでしょ?」とも言われるけど、何をもって安定なのかは人によると思う。ある人にとっては安定してるような仕事も、僕から見たら全然安定とは言えないかもしれない。
結局は本人と企業などとの相性によるものなので、人によって安定などの意味合いも違ってきます。
なので自分に合った場所というのを各自がしっかり考えなくてはいけませんし、まわりの人もいくら親しくても、安易にその人のことを決めつけるのは良くないです。