【原作】ちょっと今から仕事やめてくる。会社で消耗している人は必読の本

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ちょくちょく読書してるりょうたです。

会社員のときから休みの日には本屋に行って、目に入った良さげな本を時々買ってました。

いつもはタイトル見て、中身もある程度読んで買うのを決めるので、意外と買うのに時間はかかりますが、そんな中でわりと即決な感じで買った本がありました。

前回の記事で触れた「くず」呼ばわりされた頃とだいたい同じ時期でした。

僕にしては珍しく小説を読みましたが、当時は仕事で悩んでたり、休みが少ない+残業もかさなり心身ともにかなり消耗してた時期でもあったためタイトルだけで惹かれたところもありました。

ちょっと今から仕事やめてくる

概要とあらすじ

ちょっと今から仕事やめてくる。北川恵海著

主人公の青山隆はブラック企業に勤めているがこき使われ続けて、心身ともに疲弊していた。

そんなある日、駅のホームから電車に飛び込もうした所を学生時代の同級生を自称する「ヤマモト」と名乗る男に助けられる。

意気投合し打ち解ける二人だが、本物のヤマモト(同級生)は海外に移住していることが判明。

なぜ赤の他人を助けるのか不審に思った青山は、ヤマモトの名前でネットで調べてみた。

するとそこには、3年前に自殺した男のニュースが出てきた。

消耗していく隆

ざっくりテーマを言うと、「過労と自殺」。

青山も残業、休日出勤等を繰り返し、心身ともに消耗した状態から話が始まっています。そこでヤマモトと名乗る男と出会います。

当時の僕も休日出勤はなかったですけど、残業もがっつりしましたし休みが少なかったので近いものはありました。

追い詰められていく主人公

中盤あたりで仕事でトラブルがあり、それがもとで上司からも追い立てられて、心身が荒れていく様子は本ではありながら怖いところもありました。

ちなみにここの部長が(悪い意味で)かなり強烈なキャラで、あれだけガミガミ言われればそりゃ精神病むなーと思いました。

そしてそんな青山も話が進むにつれて追いつめられていきました・・・。

壊れるまで頑張らなくていい。時には逃げる

話の中で、主人公がある過労死した人の母親と話をする場面。

親なので、自殺で子を亡くすという悲しみは、ここでは表現しきれないくらいでしょう。

「逃げ方を教えてあげていなかったの。私はそれに気づいていなかった。あの子は小さいころから真面目で、頑張り屋さんで。・・(中略)・・

大丈夫、あなたならできるから頑張って、って」

ちょっと今から仕事やめてくる (メディアワークス文庫)

仕事で頑張ること自体は素晴らしいことだと思いますが、やはり限度はあるでしょう。

機械・ロボットだってずっと動いていれば、さびついたり、劣化したりというのがあってメンテナンスをしなければいけないので、当然人間だって休息は必要

逃げる(辞める)ことって、世間体的には良くないことみたいですが、それ以上に自分の命というのは大事ですね。

当時思ったこと・感想

消耗し倒れた

僕も今でこそ健康体ですが、実はこの本を買った後のある日に、かなり体調を崩してドクターストップがかかったこともありました。

病院からも絶対安静と言われました。

ただ、その日は休める状況でもなかったので、病院に無理言って点滴を1時間打って、出勤時間を遅らせてもらう形で出勤したことがありました。

まぁ、厳密には休めましたけど、僕が休むと代わりにだれか休みの人を出勤させなければいけないくそれが面倒だったんですけどね。しかもほぼ全員週休1日なので、なおさら気が引けました。

病院は家から歩いて数分でしたが、それでも行くのがしんどいくらいの状態だったのでそうとうひどかったのでしょうね。

常に疲れ、体が重かった

この本を読んだころは、休みが少なく常に疲れている状態でした。

実は僕含め、体調がよろしくない社員というのは多かったです。

なので「皆、消耗してるんだな・・・」と思ってました。

本の中の状況よりはまだマシだったでしょうけど、体力の限界を迎えていたか超えていた状態の僕にとって、あれ以上無理して働いてたら、「本当にどこか壊れたかも」と当時もそうですが、今でも思います。

ちょっと今から仕事やめてくるはブラック企業でお悩みの方にオススメ

そしてこのちょっと今から仕事やめてくる (メディアワークス文庫)ですが、なんでも2017年の5月に映画化されます。

↓観てきました

仕事などで頑張りすぎて、疲弊している人にはぜひ観てほしいものです。

僕もブラック企業に勤めていた当時、非常に勇気づけられた本でした。

「ちょっと今から仕事やめてくる」時にはそんなノリも良いのでは

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