元塾講師のりょうたです。
最近はコロナウイルスの影響もあって学校が休校になったり、塾も通常の授業をやっているところもありますがオンラインの授業、いわゆる映像授業が台頭しつつあります。
僕は4年間塾講師として小中学生相手に授業をやってきましたが、スマホを持つ子どもも増えたり、スマホを所持する年齢が年々低年齢化している印象も受けます。
そのため今後は「スマホ(+タブレット端末)は勉強においても活用したほうが良いのでは?」と思うようになりました。
- 映像授業のしくみ
- 映像授業のメリット
- 映像授業のデメリット
- 映像授業がオススメな人
- 映像授業の金額
- 映像授業の活用例
目次
映像授業のしくみ
スマホを使って自宅でも授業を受けられる

通常、学校や塾で授業を受けるときは、決まった時間に授業が行われます。
そして、子どもがいて目の前で先生が説明をしますよね。
映像授業では有名予備校の講師などの授業を撮影し、その動画を見て授業を受けるというものです。
画面を通して、授業を聞いたり板書したりします。
同社は2011年10月に高校生向けオンライン学習サービス「受験サプリ」をリリースして以来、小中学生向け「勉強サプリ」、「英語サプリ」など、それぞれの学習領域に特化するオンライン学習サービスを提供してきた。2016年2月には、小中高校生の多様な「学び」を総合的にサポートすることを明確にするため、各サービスのブランド名を「スタディサプリ」に統一にした(図表3-3-2-2)。2016年3月時点での累計会員数は約25万人となっている。
学校でも塾でも映像授業の活用は広まっており、例えば総務省の調査によるとオンライン学習サービスの「スタディサプリ」は2016年3月時点で25万人の会員数を誇ります。
他にも映像授業のサービスはたくさんありますが、特にスタディサプリの場合はスマホでもできるので、あえて塾に行かず自宅でも学習可能なのです。
僕が以前勤めていた塾だと、地方(特に田舎の方)となると車を使って2,30分かけて塾に通う生徒もいました。
距離や時間の問題で塾に通うのが負担になることもあるので、自宅でもできる映像授業の活用はメリットになります。
通塾の往復の時間を映像授業の受講や自習の時間に割くことができればより効果的ですね。
「プロ」の講師が授業をしてくれる
アプリにしても大手予備校にしても、映像授業で授業をやる講師は俗にいう「プロ」の人がほとんどです。
りょうた
例えばスタディサプリではYoutubeに授業のサンプルも公開されているので、実際の授業のイメージもしやすいですね。
スタディサプリ小学講座・中学講座Youtube
元塾講師目線で見ても、授業の説明がユニークで面白いなと思います。
- 富士山の高さ3,776mを1,776mや224mなど基準を変えて表現(中1数学基礎)
- 線香の煙の動きを実物も交えて実践(小6理科基礎)
今見ても「こういう風に説明すればよかったんだ!」と勉強になります(笑)
授業の良し悪しは各自の判断にもよるでしょうが、サンプルとはいえ事前にどんな授業が分かるのも良いですね。
映像授業のメリット
受講の時間や場所を自由に選べる
スマホやタブレット端末で授業を受ける場合は、ネット環境が確保できれば場所は問いません。
また時間も関係ないのでまさに『いつでも・どこでも』授業を受けることができます。
これが学校や塾だと決まった時間、場所に通わなければいけないですからね。
親の送迎などの負担もありますし。
自分のペースで勉強できる
普通の授業は決まった時間に授業をしますし、授業の進度もだいたい決まっています。
その点、映像授業ではいくつの授業を受けるかやいつまでに授業を受けるなどを自分で決めることができます。
そのため、「自分のペースで勉強したい!」という方にはうってつけです。
何度も観て復習ができる
普通の授業は1回限りです。
でも授業を受けると、
- (その場でわからなかったから)もう一度聞きたい
- ○○を聞き逃した
なんてこともありますよね。
りょうた
これが映像授業になると、
- 何度でも繰り返し授業を聞ける
- わからなかった部分だけ繰り返し聞ける
といったことが可能になります。
わからないところをその場で確認したり、解決することにも映像授業は適しているのです。
映像授業のデメリット
モチベーションの維持が大変
通常の塾の集団授業であれば、周りに同じように勉強している生徒がいるので「やらなきゃ!」という思いも芽生えやすく、モチベーション維持はしやすいです。
ただしこれが映像授業となると、たいていは一人で授業を受けることになります。
そのため集団授業特有の競争する雰囲気を体感できないため、いかに一人でモチベーションを維持できるかがカギになります。
面倒を見てくれる先生がいない
塾や学校であれば、必ず先生がいるので何かわからないことがあればすぐに質問ができますよね。
映像授業の場合、オンラインなので当然ですが目の前に先生がいるわけではありません。
そのため授業をやっても、その場ですぐに質問はできないのです。
ただし最近はオンラインを介して、チャットなどで質問が可能な場合もあるので、分からないところをすぐに質問できる仕組みも整いつつあります。
勉強のスケジュールも自分で決めなければいけない

学校や塾であれば、時間割があったり曜日ごとに授業があったりと授業のスケジュールがあらかじめ決まっています。
そのため決められたスケジュールに沿って授業を受ければ問題はありません。
ただし、映像授業となると厳密に『いつどの科目の授業を受けるか』が決まっていません。
そのため受験の時期などからある程度逆算したり、現状の得意苦手を把握しながら受ける授業も選ぶ必要があります。
例えば、数学が苦手だから数学を多めにしようとかですね。
いわゆる『主体性』が映像授業には求められます。
逆にいうとスケジュールを作るのがあまりにも苦手だと、かえってダラダラとしてしまって映像授業のメリットを生かしづらいです。
そこで最近は生徒一人一人に担当者(コーチみたいな立ち位置)がつくこともあります。
その人といっしょにスケジュールを作ることもあるので、特に『映像授業はやりたいけど自分でスケジュールを立てるのが苦手な方』は担当者がつく映像授業を選ぶと良いですね。
映像授業がオススメな人
- 塾が遠いので通塾も負担に感じる
- 部活などで忙しいので自分のペースで勉強したい
- 一度の授業で理解するのが苦手なので、繰り返し授業を受けたい
これらに該当する人は映像授業を生かしやすいです。
特に通塾や部活との兼ね合いといった『時間』に関する負担が減るのは大きいですね。
安くて手軽な映像授業はオススメ
教育に限らず、販売やイベントなどいろんな分野で『オンライン化』が進んでいます。
Amazonや楽天みたくオンライン上で買い物をしたり、SkypeやZoomを使ってオンラインでセミナーなどもできますからね。
そんな中で、『スタディサプリ』は渋谷区のICT教育の一環としても活用されています。
渋谷区では、2017年度に区立の全小・中学校において児童・生徒・教師に1人1台のタブレットを配備することが決定され、「渋谷区実施計画2017」においても、学校教育の充実、ICT教育の推進などが宣言されています。 『スタディサプリ』は、2016年5月より株式会社NTTドコモと渋谷区教育委員会によるタブレットを活用した「新たな学び」共同実証に参加し、渋谷区立代々木山谷小学校の5年生に、家庭学習および朝学習において学習教材として利用していただき、学習意欲・学力向上を調査しました。
【ICT教育とは?】ICT教育の意味やメリット、デメリットを優しく解説!G-Apps.jp
また、スタディサプリの大きな特徴として、『塾や予備校と比べて格段に安い』というのがあります。
一般的な塾だと中学生の集団授業で月に1万円から2万円のところが多いです。
個別指導ともなるとさらに上がって、月に3万円から4万円かかる塾もあります。
僕が塾講師をやっていたときも、金銭的な負担を理由に退塾した子を何人も見てきただけに非常に残念というかもったいないと思ったこともありました。
これがスタディサプリの場合は、
- ベーシックコースで月額1,980円
- 個別指導コースで月額9,800円
と塾や予備校に通うのと比べて半額以下の値段で受講することができます。
- 「塾だと値段が高くて負担だからもっと安い値段でしっかり勉強したい」
- 「近くに塾がなく、わざわざ遠くの塾に通うのもなぁ…」
そう思ってる方はスタディサプリで無理なく勉強しましょう。