著者:長池涼太(正しいHSPの知見を発信していくブロガーの第一人者)
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僕はHSPでありながら、現在フリーランスとして活動しています。
ネット環境があればだいたいの仕事はできるため、自宅で仕事をすることも多いです。
それ以前は会社員をやっていて、建設会社や塾、農業で仕事をしてきて今のフリーランス(ブロガー)に落ち着きましたが、今まで一番自分に合った仕事ができているなと感じてます。
ブロガー自体少し特殊な職業でもありますが、特に変わっているのが
- 『一人で仕事(起業)ができる』
- 『自宅で仕事ができる』
というのが大きな特徴ですね。
ブロガー以外にもイラストレーターやホームページ作成など一人で仕事・起業できるものは多岐に渡ります。
今回はそんな一人で起業する、仕事することの実態をまとめました。
ひとりで自宅で起業する
僕は誰かとずっといっしょにいることがしんどいと思うタイプです。
そのため仕事をするなら少人数なり集まりたいときだけ集まるみたいな仕事をしたいなと昔から思ってました。
そんなときの最適解の一つとして、『自宅(ひとり)で起業する』というのも一つだと考えています。
自宅を職場として、かつ自分ひとりで仕事・起業することでムダに消耗することも減り、精神的なストレスは各段に減らせます。
実際僕も昔はブラック企業に勤めていて心身ともにボロボロ、常に体調が悪い状態でしたが、フリーランスとして家や特定の場所(主に本拠地)での仕事に切りかえたら、体調を崩すこともほとんどなくなりました。

一人だからこそ、自分で切り開くという気持ちはより必要ですけどね。
最近では「アントレプレナーシップ(起業家精神)」という言葉も流行っていますが、自分でいろいろとやらなければいけません。
開業するには税務署に開業届を提出するだけ

フリーランス(自営業)ってどうすればなれる?ハードルが高い?
と思っていたこともありました。
実際、そう思ってる方も多いですよね。
でも開業(起業)するにあたって実際やることは少なく、
- 税務署に行く
- 開業届を記入、提出(印鑑とマイナンバー必須)
- 必要なら青色申告承認申請書も記入、提出(なくても開業はできるがやっておくのをオススメします)
これらが完了すれば、晴れてあなたもフリーランスです。
審査とか細かい条件はありません。

僕は2019年の6月にフリーランスになりましたが、開業届と青色申告承認申請書を書いて提出するまでは10分くらいでできました。
むしろ前後の待ち時間の方が長かったくらいです(笑)

青色申告と別に白色申告というシステムもありますが、税金等を考えて実質青色申告一択と思って良いです。
青色申告と白色申告で確定申告のやり方が少し違うようです。
開業届にはマイナンバーの記入が義務付けられているので、マイナンバーが確認できるもの(マイナンバーカードや通知カード)は持っていくと良いですね。
- 開業届
- 青色申告承認申請書(なくても良いが税金的には青色申告の方がお得。)
- 印鑑
- マイナンバーカード
ちなみに開業届については、『職業』(業種)を書く欄がありますが、僕の場合は
- ブロガー
- ライター
あたりが主なところだったので、税務署の人にも相談した結果『webサイトの運営および記事の執筆』で提出しました。
開業届も青色申告承認申請書も事前に国税庁のホームページからダウンロードしてあらかじめ書いて提出するのもOKです。
あとは住所(納税地)を書く欄がありますが、ブロガーみたくweb系の場合は基本的に自宅の住所をそのまま記入することになります。(事務所や店舗などがあればその住所を書く)

住所は一般公開されるとかではなく、お知らせのハガキなど事務的に使うだけなのでご安心ください
開業の手続きの担当の方が年配の方で、グーグルアドセンスやアフィリエイトといったブログ収益の仕組みはまったくわからなそうだったので、その場でイチから説明しました(笑)
僕みたくweb系の仕事をする場合は、わかりやすく説明する必要がありそうですね。
開業するだけなら、ハードルはあってないようなものです。
とはいえ、僕のまわりでも会社員をやりながら開業届も出したという方もいるので、会社が副業を容認するという流れはできつつあるかもしれませんね。
ルール上、税金の支払いや確定申告をちゃんとやっていれば会社員をやりながらの開業もOKです。

会社勤めしながら開業もしたい場合、会社が副業を容認しているどうかというのはありますが…
ひとり・自宅で起業するメリット
通勤がない

自宅なので起きてから仕事まで同じ場所ですよね。
そのため都心であれば面倒な満員電車を避けることにもつながります。

地方で車通勤でも渋滞があるとしんどいですが
僕が塾講師をやっていたころは、教室によっては通勤に1時間かかることもありました。
その通勤の時間を仕事に使ったり、家事に使ったり有効活用できますよね。
仮に通勤1時間(往復2時間)を年間260日(年間休日105日)働いたとすると、
2時間×260日=520時間=約21日間
年間21日間(1ヶ月近く)を節約できると思ったら大きいと思いませんか?
ひとりで仕事ができる
会社だと誰かしら人がいるので、そことの連携が必須ですが、ひとりで起業した場合は大半は一人で仕事することになるので余計な煩わしさがなくなります。
自宅なので当然ひとりで仕事をすることにはなりますよね。
僕は実家暮らしなので、両親もいっしょに住んでいますが自分の部屋で仕事をしているので、特に邪魔されたりなどの不便はありません。

両親には開業届を出したことは事後報告でした(笑)特に反対もなく理解を示してくれてます。
ただし仕事や状況によっては、ZoomやSkypeなどを使って誰かと話をする場合もあるのでオンラインツールを使うこともあります。
とはいえ、一人で仕事する比率の方が大きくなるので、人間関係の煩わしさがなくなるのは大きなメリットですね。
自分のペースで仕事ができる
一人で仕事・起業するということは、仕事のほとんどが自分の裁量で決められます。
そのため仕事のペースも自分で決めることができます。
もちろんデメリットになる部分もありますが、精神衛生上・ストレスを考えるとこの上なく快適です。
僕も、ブラック企業にいたときに上司のプレッシャーに押しつぶされて鬱になりかけたこともありました。
仕事をせかされることが苦痛だった人には非常に大きなメリットになります。
ひとり・自宅で起業するデメリット
仕事とプライベートの区切りがつけづらい
自宅で起業するとどうしても自宅が職場になるので、家に仕事を持ちこみたくないタイプの人だと少しキツイかもしれませんね。
自宅で起業したり在宅ワークをしている人の話を聞くとあるあるなようですね。
僕も特に塾講師をやっていたころは、自宅から職場までが遠かったので行き帰りの車の中でオンオフのスイッチが切り替わるような感じでしたし、たまにある持ち帰りの仕事もありました。
が、正直あまりやりたくありませんでした。
僕は今のブログやライターなどの活動は仕事でありつつ好きでやっているので、特に苦ではないですが。

特にライター(Webライター)は副業としても人気ですが、その大変さはなぜかあまり知られていません。
運動不足になりやすい
自宅で仕事をするとどうしても動かなくなる(動くことが減る)ので、運動不足になりやすいです。
特に電車通勤をするようであればそれなりに歩くはずなので、自然とある程度の運動はできているはず。
運動不足から太りやすくなったり、体調を崩しやすくなるなどのデメリットもあります。
時には散歩をするなど、軽く運動してみるのも忘れないようにしましょう。

僕の場合は、自転車(クロスバイク)を持っているのでたまに自転車に乗ってあちこち行っています
起業、独立してすぐ稼げるとは限らない
開業自体は税務署に開業届を出せばいいだけなので、簡単ですが「そこから稼げるか」は別問題です。
税務署の人にも開業届を出したときに、「開業することよりも、そのあと稼ぐことの方がずっと大変だよ」と言われたくらいでしたから。
ほとんどの場合、開業・起業したからと言ってすぐに会社員並に稼げるとは必ずしもいえません。
よほどの天才でなければ、会社員時代と比べて収入は半減すると思って良いですし、収入がほぼゼロになる可能性もあります。
開業・起業することにたいして、キラキラしたイメージは持ってほしくないです。
そのため、特に元々勤めていた会社を辞めて独立する場合は、
- あらかじめ会社を辞める時期を決めておく
- 大まかでも自分の生活費を把握しておき、それをもとに数ヶ月~1年分以上の貯金はためておく
- 余裕があれば会社にいる段階で、独立の下準備や勉強をしておく
- オンラインでもオフラインでも良いので、フリーランスの横のつながりを作っておく
あたりをやっておくと、上手く行きやすいかなと思いますし、僕が会社を辞める前の自分にもこう伝えたいと思います。

ブラック企業に勤めている場合は、有無を言わさずすぐに辞めよう
ちなみにフリーランスの横のつながりは仕事の受注もそうですが、確定申告などフリーランスならではの悩みを相談するのにも役立ちます。

僕で言えば確定申告のやり方は一人では覚えるのが難しいですし、仕事で悩んだときに良き相談相手になります。
先日、フリーランスとして初めて確定申告を済ませましたが、完全に一人だったらきつかったです…。
この点、僕が管理人をやっているコミュニティスペース本拠地にはいろんなフリーランスの方がいるので何かあればすぐに相談できます。
ちなみに確定申告はコチラの本を参考にしました。
フリーランスとしての横のつながりを作るためには、もしお近くにコワーキングスペースがあれば活用するのをオススメします。

コワーキングスペースはフリーランスの利用者がいることが多いので、良い出会いができる可能性もあります。
もし近くにコワーキングスペースがなければTwitterなどSNSでも様々なタイプのフリーランスがいます。
SNSでも良い出会いは作れます。

コミュニケーションのとりやすさの点では特に『Twitter』がオススメですね。
HSPのフリーランスとしてひとりで起業・開業するという選択肢を伝える
- 開業(起業)するには、税務署に開業届を提出するだけ(できれば青色申告承認申請書もいっしょに)
- 通勤がない、自分のペースで仕事ができ、ムダなことに気を遣わなくていいというメリット
- 仕事とプライベートの線引き、運動不足になりやすいのが課題
- そもそも起業してすぐ稼げるとは限らない
- 可能なら会社にいるうちに下準備をしよう
実際に自宅で開業した身として、開業のしかたやどんなメリットやデメリットがあるかを解説しました。
個人的には普通に会社で働くこと自体が苦痛だったため、フリーランスしかもブロガーみたく自宅で仕事ができるというのは僕にとって最高の生き方を発見できたと思ってます。
稼ぎはまだまだこれからですが。
今の時代は、別に会社員にこだわる必要もないです。
会社員にしてもフリーランスにしても選択肢もどちらも仕事をするというのは変わらないので、
- あなたがどちらが合うか
- あなたがどのように生きたいか
そこがポイントになってきます。
結局のところ、どんな仕事・生き方をしてもメリットやデメリットはありますからね。
僕は意外と多くない『HSPのフリーランス』として、これからもフリーランスとしての生き方を発信していきます。