【HSP】働けないときにやるべきこととポイント

著者:長池涼太(HSP研究・エビデンスを発信するブロガー)

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僕は元々会社員をやっていましたが、一時期働くことができない状態に陥りました。

というのも転職先の会社を入社3週間でクビ、そのうえクビを宣告されるついでに30分間ぶっ続けで人格否定をされ続けました。

それによる精神的なダメージは甚大で、働くこと自体が怖くなってしまいました。

今はフリーランスになって立ち直ってはいます。

働けない』このことに焦点を当てて、今回の記事では立ち直るまでの流れとポイントをまとめました。

僕は働くことが怖くなった

僕は一時期働くこと自体が怖くなりました。

きっかけは転職先の農業法人を入社3週間でクビになったときのこと

実は入社10日くらいの段階で「(バイトから)社員登用は厳しい」とキレ気味に社長に言われたわけで危機感を持ちながら仕事してたのですが、状況が一向に良くなりませんでした。

そしてとうとうクビを宣告

しかも単なるクビの宣告ではなく、

  • おまえに時給分のお金を払う価値はない
  • おまえは価値のない人間だ!

などの人格否定の言葉を30分間ぶっ続けで浴びせ続けられたうえでのクビでした

このときの精神的ダメージは非常に大きく、この後の転職活動にも全然身が入りませんでした。

働けなくなったらやること

働くことが怖くなったといえ、何もしなければ状況は変わりません。

とはいえさすがにすぐに働くのは無理だったので、会社をクビになってからはブロガーをやりつつ立場上は実質ニートでした。

アルバイト、単発などハードルを下げる

僕は会社をクビになった1年後にシェアハウス「リバ邸茨城」(現在は移転)に移住しました。

移住先は茨城県坂東市というかなり田舎の地域。

田んぼ

田んぼや畑ばかりの地域で、高齢者のかなり多い地域でした。

シェアハウスの他のメンバーも含め僕も当時20代でしたが、田舎では20代の若者というだけでも希少価値が高い

そんなわけで当時の僕は、

  • 祭りの屋台の手伝い
  • 解体現場の片付け
  • 保育園の屋根の掃除
  • パソコンの使い方がわからない恒例の社長の代わりにWordで資料作り

などの単発のアルバイトをやりました。

やること自体は僕にとっては難しくなかったですが、力作業が特にそうなように高齢ともなると難しいみたいで仕事を完了させたときにはすごく感謝されました。

シンプルですが、『感謝されること』を積み重ねることで、会社をクビにになって無くしていた自信を取り戻すことができました。

ちなみに当時の仕事は全てシェアハウスとして仕事を募集したため、ハローワークや転職サイトなどは一切使いませんでした。

仕事抜きにいろんな人と交流する

20代の人生戦略論
会社をクビになってから初めて行った東京でのイベント

僕は会社をクビになったあとにこのブログを始めました。

当時は僕が管理人を務めている本拠地もなく、仕事仲間的な人もいなかったのでほとんど一人で活動していました。

その代わり当時(特に2016~2017年)は、東京でブロガー向けのイベントが開催されていました。

当時仲良くなった方とは、今でもTwitterなどで交流があります。

アルバイトも場合によってはハードルが高く感じることもあるので、まずは仲間づくりからでも良いですね。

自分と向き合って生き方を考える

会社をクビになってから、ブログを始めたりシェアハウスに移住したりしました。

本来はハローワークに通ったり、転職サイトを見るなどして次の転職先を探すのが世間一般ではセオリーと言われています。

でも僕はそれをやりませんでした。

むしろブログを始めたり、シェアハウスでいろんな仕事をこなしたことによって『会社員にこだわる』必要もないと感じました

ちなみにシェアハウスを出て水戸に戻ってきてからは、運転代行のアルバイトをやっていましたが、こちらは会社って感じでもありませんでした。

当時はバイトをやりつつブロガーという感じでしたが、同時にブログを通していわゆる「自己分析」みたいなことをやっていました。

  • 自分が好きなこと、嫌いなこと
  • ブログなど発信を通じて伝えたいこと
  • どういう働き方をしたいか。正社員、アルバイト、フリーランスなどすべてフラットに考えた

など本来は大学生や会社員の時にやるべきことでしたが、かなり考えました。

それで結果、

  1. 時間、スケジュールを縛られるのが嫌い
  2. 少し暇なくらいが一番ストレスが少ない
  3. お金に執着がなく、生活できる分+αがあれば十分

といったことを総合的に考えて、僕の場合はフリーランスに落ち着きました。

環境を意識して仕事を探してみよう

そして「生き方」を考えていたときの一番の収穫が『HSP』という概念を知ったこと。

ネット上の診断テストや可能な限り情報を集めて、自分がHSP気質に該当するというのが一番の発見でした。

そんなHSPですが、「敏感」や「繊細」「生きづらさ」という言葉が先行しがちですが、ポイントは「環境に影響されやすい人」という点。

HSP(Highly Sensitive Person)あるいはHSC(Highly Sensitive Child)とは、環境感受性がとくに高い人たちを表すカテゴリもしくはラベルです。そのため、HSPは「生きづらさ」を表すラベルではなく、「良い環境と悪い環境から、良くも悪くも影響を受けやすい人」として理解されています。

HSP/HSCとは何か?|Japanse Sensitivity Research

環境からの影響の受けやすさ(感受性)には、一人ひとりにばらつき(個人差)があります。たとえ同じ環境に置かれたとしても、ある人は環境刺激から非常に影響を受けやすく、ある人は影響を受けにくい様子が観察できます。環境には物理的なものに加えて、社会(対人)的なものも含まれます。研究では、家庭環境(被養育経験)やストレスフルなライフイベントなどが、環境として取り上げられることがあります。

研究者たちは、このような感受性の個人差を「環境感受性」という概念で説明します。環境感受性は「ポジティブおよびネガティブな環境に対する処理や登録の個人差」として定義される概念です。

環境感受性とは何か?| Japanse Sensitivity Research

環境感受性」という聞き慣れない言葉がありますが、HSPの研究のおいては最重要と言っても良い用語です。

要は環境に対しての感受性で、人によって環境に影響されやすい人から影響されにくい人まで様々ということです。

HSPはこの環境感受性が特に高い人(上位30%くらい)を指します。

つまりHSPは環境感受性が高いことから、良い環境であればより力を発揮できますが、悪い環境(ブラック企業など合わない環境)では悪い影響をより受けやすい傾向があります

もちろん生活や仕事の「環境」はHSP関係なく重要な要素ですが、HSPは特に影響を受けやすい傾向があるということで人一倍重要な要素になります。

逆に言えば、多少給料が低かったり安定性に欠ける仕事でも、労働環境や雰囲気など環境面がしっかりしていればそこまで居心地の悪さは感じないと思います。

働き方に正解はない

世の中には様々な働き方があります。

  1. 正社員
  2. 派遣社員
  3. 契約社員
  4.  アルバイト(長期、短期、単発)
  5.  フリーランス

僕はこれまでにこれらすべての働き方を経験してきました。

それぞれ給料や安定性などでメリットやデメリットはありますが、結局は一長一短です。

  • 安定しているから正社員
  • 自由にやりたいからフリーランス

ではなく、自分がどういう働き方をしたいか、どういう生き方をしたいかを考えて一度正社員からフリーランスまで全ての働き方をフラットに考えてみましょう。

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