【オンライン参加も可能】3月13日土曜日。水戸の本拠地でHSP交流会・勉強会開催します

HSPカウンセラーってどんな人?

カウンセラー

HSPのりょうたです。

2020年は一部の人の間では『HSPブーム』と呼ばれるくらいHSPが知られた年になりました。

テレビなどメディアで取り上げられることも多かったですからね。

その中で最近増えてきたなと感じているのが『HSPカウンセラー』を名乗る人。

ネットで調べてたら「HSPカウンセラー養成講座」という講座もあるくらいで、HSPカウンセラーになりたいという方もそれなりにいるのかなと思います。

一方でHSPカウンセラーは公的だったり権威性のある資格かと言われるとそれは疑問に思います

今回はそんなHSPカウンセラーについて調べてみました。

カウンセラー次第ではメンタルに関する悩みなどの解決、改善にも関わるので良く知った上で活用してもらえればなと思います。

HSPカウンセラーになるには?

TwitterなどSNS上ではいわゆる『HSP専門カウンセラー』たる人が存在します。

その名の通り、HSPの人を対象にしたカウンセラーで、カウンセラー自身もHSPであることが多いです。

基本的には講座を受けて、受け終われば「HSPカウンセラー」を名乗れるという感じです。

細かい流れは各講座で異なりますが、試験みたいなものはないみたいです。

HSPカウンセラー養成講座の一例

例えば、ベストセラー作家でもある中島輝さんが主宰する講座があります。

僕が過去に開催したHSP交流会の参加者でもこの講座を受けた方の参加もありましたし、ネット上を探る限り参加者はかなり多いようです。

HSPカウンセラー講座

オフラインでは東京と大阪で開催しているみたいで、最近はコロナウイルスの流行もあり、オンライン(Zoom)での参加も可能とのこと。

内容もHSPやカウンセリングについて学ぶのはもちろんですが、

アドラー心理学に基づく「セルフ勇気づけ」

信頼関係と共感について理解を深める

相手の関心に関心を持つエクササイズ

自己肯定感が高まる自分を愛する技術

HSPカウンセラー講座

といったHSPだけでなく心理学全般についても学べるようです。

所定の講座を受けて講座を修了すると、「肯定心理学協会」「torie」からHSPカウンセラーの認定証がもらえます

なおこの中島さん主宰の講座はまずは所定の講座(ベーシック)を受けて、「さらに上のレベルを学びたい」という方には上級編の「HSPカウンセラーアドバンス講座」を用意してるとのこと。

ただこの中島さんの講座、研究者からの印象はあまりよろしくないようで

https://twitter.com/Tokyo6Heart/status/1306726227504324608

講座において研究的な知見が取り入れられている感じではなさそうです。

値段は各講座でバラバラ

HSPカウンセラーの講座の値段については各講座でバラバラなようです。

「HSPカウンセラー 講座」とかでGoogle検索すれば出てきますが、20,000円~200,000円弱とかなり幅広い印象です

講座も数回~10回とあるので、時間とお金はそれなりにかかりますね。

先ほど触れた中島さんの講座を例にとると、

  • HSPカウンセラー・ベーシック資格講座:18,000円(6時間)
  • HSPカウンセラー・アドバイス資格講座:38,000円(18時間)
  • HSPカウンセラー・プロフェッショナル資格講座:250,000円(30時間)

だそうです。

参照:HSPカウンセラー torie

ちなみに僕の知り合いで『産業カウンセラー』の方がいますが、産業カウンセラーも同じような養成講座があり、時間は倍以上取りますが297,000円とのこと。

参照:産業カウンセラー養成講座

HSPカウンセラーの立ち位置=民間資格

そんなHSPカウンセラーの資格ですが、立ち位置としてはいわゆる国家資格など公的な資格ではなく、単なる民間資格くらいの位置づけです

現状カウンセラー関係の国家資格は「公認心理士」のみだそうなので、シンプルに考えれば公認心理士の資格を持っている人が一番カウンセラーとしては力量が確実とも言えます。

https://twitter.com/Tokyo6Heart/status/1306542647889162240

研究者の間ではHSPカウンセラーが無造作に増えるのを危惧する声もあるようで、試験が無かったり民間資格という立ち位置を考えれば危惧するのもわかりますね。

公認心理師は国家資格ですので、国家試験に合格しなければなりません。そして、国家試験は誰でも受験できるわけではなく、いくつかの条件を満たさなくてはなりません。さらに、試験に合格後、公認心理師の登録証が発行されて初めて「公認心理師」と名乗ることができます。

公認心理師の受験資格を得るためのルートには、次のA〜Cの3つがあります。

A:4年制大学で指定科目を履修し、さらに大学院で指定科目を履修

B:4年制大学で指定科目を履修し、さらに指定の施設で実務経験を2年以上

C:外国の大学において心理に関する科目を修め、かつ、外国の大学院において心理に関する科目を修了

受験資格は?大学院を卒業していないとダメ? ジョブメドレー

さすが国家資格だけあって、公認心理士は大学や大学院で専門科目を学んでいることが必須です

ちなみに僕は大学で心理学は学んでないため、もし僕が公認心理士を取ろうとすると、もう一度大学や大学院に通うようです。

また、心理学・カウンセラー系の資格で言うと「臨床心理士」という資格もあります、

臨床心理士は、心の問題に取り組む“心理専門職”の証となる資格です。

「臨床心理士」とは、臨床心理学にもとづく知識や技術を用いて、人間の“こころ”の問題にアプローチする“心の専門家”です。

臨床心理士とは 日本臨床心理士資格認定協会

臨床心理士も国家資格ではないとはいえ、専門職の要素が強いため、公認心理士と同じく資格取得のためには大学や大学院で専門科目について学んでいる必要があります

詳しくはコチラ⇒臨床心理士の受験資格

HSP関係でよく見かける資格をまとめました
【HSP】カウンセラー・心理系資格の種類と考察

HSPカウンセラーはHSPをわかってる?

まず一般的なカウンセラーで言うと、みんながみんなHSPについてしっかり知っているわけではありません

実は僕は2019年に知り合いでHSPを知っているカウンセラーが主催するイベントに参加したことがあり、そこには10人くらいのカウンセラー(主に産業カウンセラー)がいましたが、僕の知り合いを除いてHSPを知っている方がいませんでした

MEMO
最初の方でHSPの話をしたら、何それ⁉」と少し変な空気になった感じがしたので、それ以降はなるべくHSPについて触れないようにしました(笑)

一応その知り合いのカウンセラーが他のカウンセラーにHSPを周知しているとのことだったので、今はHSPを知るカウンセラーも少しは増えたかと思います。(あくまで茨城県内では)

では、HSPカウンセラーはどうかといったときに僕の主観ですが、

  • カウンセリング能力はそれなりにある
  • HSPも基本はおさえてる(アーロン博士やDOESなど)
  • ただし、HSPの最新研究などエビデンス関係は知らないことも多い(人による?)

という印象。

HSPの基本『DOES』について
HSPの特徴『DOES』を理解しよう

僕が実際にHSPカウンセラーとHSPの話をしたり、TwitterなどSNS上でのHSPカウンセラーの発信を見てる限りはほぼこんな感じでした。

エビデンスについては実際にカウンセリングでどこまで使うか?という問題もあるかもしれませんが、HSPのおおもとはやはり研究・論文なので、HSPに携わるのであればさすがに全く知らないのはマズいと思います

アーロン博士は皆さん知っていますが、最新研究に重きを置くのであれば海外ではマイケル・プルース博士、日本国内でも飯村周平先生などむしろアーロン博士以外の研究が今は主流になりつつあります
(アーロン博士の研究が基礎になってはいますが)

そのため、カウンセラーなどでHSPの知識をちゃんと身につけたいのであれば、むしろアーロン博士以外の研究も知っておくのは必須とも言えます

アーロンの言葉であればその真意を確かめず鵜呑みにしてしまう「アーロン信仰」みたいなところがあるので、私はたびたび「脱アーロン」が必要と述べています(笑)

飯村周平@がんばらない

ちなみに、某HSPのインフルエンサーはカウンセリングに(過剰な)自信を持っているがゆえに、HSPの研究にはノータッチだそうです。

果たして、この人のカウンセリングやアドバイスに根拠はあるのでしょうか?

資格がなくてもHSPカウンセラーは名乗れる?

実は『カウンセラー』という名称は、カウンセラーの資格を持っていなくても名乗れます

そういう僕も心理学系の資格は一切持っていませんが、そんな僕もその気になれば今すぐ「カウンセラー」を名乗ることができます
(信用にかかわりそうなので僕は名乗りませんが)

ちなみに繊細さんの本で有名な武田友紀さんは、HSP向けのカウンセラーとして活動されていますが、資格を持っていないことは本人も公言されています

資格は持っておりません。数多くのHSPから相談を受けてきた知見をもとに、また、心理学については独学で相談業務を行っております(精神科医による講座等には参加しておりますが、資格や認定のあるものではございません)。
ご相談サービスをご利用いただくかどうかは、著書やHPのコラム等をご覧いただきご判断ください。有資格者に相談したい場合には他のカウンセラーや精神科医をお探しいただければと存じます。

よくあるご質問 繊細の森

資格の有無でカウンセラーの技量は測りきれませんが、

  • カウンセラーをやっている=資格保持者…ではない
  • カウンセラーを名乗ること自体は誰でもできる

ということは把握しておいた方が良さそうですね。

本を出してるカウンセラーも多いですね
【レベル別】オススメのHSPの本

HSPカウンセラーは誰でも名乗れるからこそ注意

記事のまとめ
  • HSP(専門)カウンセラーという類の資格や養成講座がある
  • HSPカウンセラーは講座を受けることでなれる、名乗れる
  • 講座は2万円台~20万円弱と値段に幅はある
  • あくまでHSPカウンセラーは民間資格の立ち位置。それゆえ公的な資格というわけではない
  • カウンセラーや心理学系の資格では『公認心理士』が唯一の国家資格
  • HSPカウンセラーであればHSPの基本は分かっているが、エビデンスや最新の研究について知っている人は少ない(というかいない?)
  • 資格がなくても(HSP)カウンセラーを名乗っている人もいる

2020年は研究者の方など一部の方からは『HSPブーム』とも呼ばれているくらい、HSPがテレビに取り上げられるなどしてHSPの知名度が上がった年になりました。

MEMO
実際のところは東京などの都会やTwitterなどのネット上に限られる気もします。とはいえ、茨城県内でもHSPを知ってる人が以前よりは増えた感じがあります。

HSPカウンセラーというのも、元々はHSPならではの悩みを相談するためにできた資格だと思います。

ただ、公的な資格でなかったり、講座を受けるだけと考えるとHSPカウンセラーの資格取得のハードルが高くないことを考えると、HSPカウンセラーの実力・質の高さはピンキリになりがちな印象です。

だからこそ、『HSPカウンセラー=質が高い』と考えるのではなく、カウンセラー個人個人のカウンセリングの技術からHSPの知識まで、様々なことを検証する必要がありますね

特に今後カウンセラーになろうと考えている方は、資格を取ることに満足するのではなくカウンセラーの技術や研究の知識など『質』や『知識』をしっかり身につけてほしいと思います。