【HSP】仕事を辞めたいときのポイント

著者:長池涼太(HSP研究・エビデンスを発信するブロガー)

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HSP…に限らずですが勤めている会社がブラック企業だったり会社はまともで上司がパワハラしてきたりなどってときは仕事を辞めたいなんてことも思いますよね。

理由や意見は様々でしょうが、少なくともブラック企業やパワハラなどで心身へのダメージが大きい場合は仕事は辞めていいものだと僕は思ってます。

僕自身も今はフリーランスですが退職・転職の経験を重ねています。

だからこそ見えてきた『仕事を辞めること』の実態とポイントをまとめています。

この記事を書いた人

仕事を辞めたい=悪ではない

大前提として、仕事を辞めることが悪いこととは思わないでほしいです

世間一般では『石の上にも三年』という言葉もあり、最低でも3年は会社に勤めなければいけないという風潮もあります。

とはいえ最近のご時世はブラック企業を筆頭にパワハラからうつ病まで様々な労働問題が発生しています。

また給料も、昔みたく長く勤めたから上がるとは一概には言えません

現に僕も正社員の塾講師を4年間やりましたが、一円も給料は上がりませんでしたし、10歳上の上司(既婚・子持ち)ですら僕とほぼ同じ給料でしたから。

りょうた
りょうた

税金の関係で手取りは、むしろ年々下がりました。

辞めて次の会社に転職したり独立することで、自分の才能を開花できることもあるので、プラスの面も意外とあるのです。

会社を辞めても意外と迷惑ではない

あくまで大事なのは自分

本拠地管理人のりょうた

会社に忠誠を誓いたい気持ちもわかりますが、自分の人生である以上何より大切にすべきは自分です

会社のせいで自分の人生が犠牲になるようであれば、そんな会社は必要ありませんしむしろ邪魔です。

理由をつけて辞めるあなたを否定したり引き留めるような人や会社もたまにいますが、人生の主役は自分であることを忘れないようにしましょう。

1人辞めたところで会社は何ともない

ほとんどの会社は社風がどうであれ定年なども含めれば、会社を辞める人というのがある程度は出てきます。

なので、あなたが辞めたからといって会社がダメージを受けたり、仕事が回らなくなるというのはほとんどないです

りょうた
りょうた

もしあなたのスキルが唯一無二だったりして会社的にどうしても残ってほしい人材であれば、給料などを優遇してくれるなどのそれなりの誠意は見せてくれます。

普通はそういうことはなかなかないので、なんだかんだで代わりはいるということです。

仮に一人抜けたくらいで影響の出る会社は、経営がだいぶ危ういレベルまで来てます。

僕も塾講師のときはギリギリの人員でやっている感じがありましたが、いざ僕(+2人)が辞めたところで特に会社が傾いたとかはないみたいです。

変な話、辞めたらそのぶん採用すれば一応は済む話でもありますからね。

人間関係がいかに良くても、会社の外に出ればただの他人になります

退職するときに気を付けるポイント

生活できるだけの貯金があるか

僕もそうでしたが、仕事を辞めるうえで一番ネックになるのが『お金』かと思います。

いかに仕事を辞めたとはいえ、次の会社にすぐ入るではなければ無職になるため収入もほぼゼロになります

なので仕事を辞めるときは、ただスパッと辞めるだけでなく事前に貯金をするなどの準備を周到にやっておくことが重要です

貯金などの後ろ盾があることで、仕事を辞めた後の行動も余裕を持ってできるなどのメリットがあるため、お金などの事前準備をしておくのをオススメします。

ちなみに僕の場合は、2年分くらいの生活費を貯めたうえで辞めました。

りょうた
りょうた

ただしガチのブラック企業などで心身ともに危険な状態の場合は命にかかわる場合もあるのですぐに辞めましょう。こればかりはお金より命や体の方が大事です。

かかるお金をシミュレーションするのはオススメ

会社を辞めてからのビジョンがあるか

誰のために何のためになぜ

仕事を辞めるうえで「辞めた後のビジョン」必須ではないですが、ないよりはあった方が良いです。

勢いで辞めたところで次の仕事を見つけるのは難しいものです。

僕が正社員の塾講師を辞めたときは、

  1. 辞める半年前にジョブカフェに行って相談
  2. 相談の中で暫定的ながら自分に合いそうな職種を探した(僕の場合はこの時点で事務職で落ち着いたり、簿記の勉強も始めた)
  3. それをもとに求人を適宜紹介された

ということを辞める前にやりました。

なので実際に仕事を辞めてハローワークに場を移してからも、ある程度方向性が固まった状態でスタートしたので、スムーズにやれました

余裕を持って仕事を辞めることができる場合は、辞める段階で次の業種や職種、どういう働き方(正社員、派遣、アルバイト、フリーランスなど)をするかなどをある程度でも良いので決めておきましょう。

後々、ハローワークなどに行ったときになぜそれを選んだかの理由まで説明できるとより良いです。

特に20代のうちは「伸びしろ」も加味されるため、スキルもそうですがビジョンをもって転職活動できるだけでもだいぶ違います。

また、面接では「退職理由」を聞かれる場合もあるので、ビジョンを組み立てておけば退職理由も答えやすくなります。

りょうた
りょうた

次の転職先が決まった上で辞めるのが、一番リスクを抑えられるでしょうけどね。

ただしガチのブラック企業などはそうも言ってられないので状況にもよります。

仕事だけでなく生き方を考える

何よりどんな仕事をしようが、どんな働き方をしようが仕事が人生の全てではありません。

遊び、趣味から結婚していれば家族など仕事以外にも様々な要素からあなたは成り立っています。

それらも含めてあなたは『どう生きたいか』を考えてみましょう。

そこをベースにすることでやりたい仕事や働き方が見つかることもあります。

ちなみに僕の場合、転職先の農業をクビになってから働く気力を失いましたが、その間にブログをはじめつつ『自分がどう生きたいか』をじっくり考えました。

結局出てきたのが『のんびり、マイペースに働きたい(生きたい)』だったので、結果行き着いたのがフリーランスでした。

りょうた
りょうた

僕にとっては世間体は収入は優先順位が低かったです。

金銭面が不安定なのはデメリットですが、それ以上に時間に自由が利いたり自分のペースで仕事ができるという意味では僕にとっては最高の働き方を手に入れました。

体壊すくらいなら仕事辞めてね

おくすり手帳

特にブラック企業に勤めている場合、転職できるかもそうですが心や体にダメージを負っていることも多いです。

僕は社会人1年目だった2011年、当時派遣事務として建設会社に勤めていたときに上司のプレッシャーなどから過敏性腸症候群を発症しました

当時医者からも「一度症状が治まってもストレスが溜まれば再発する」と言われました。

それから3年後塾講師になってからも再発しましたし、9年経った今でもストレスがある程度溜まると腹痛などが起こります。

鬱も似たようなもので、一度発症すると症状が軽減するのにも年単位の時間はかかるのでかなりの長丁場になります

鬱状態で仕事をしても力を発揮するのは難しいですし、最悪の場合取り返しのつかないレベルまで悪化することもあります。

長い目で見れば、危険を感じたら辞めるくらいのスタンスも大事なのです。

退職代行ってどうなの?

ここ数年『退職代行』と呼ばれる業者を活用して退職をする人が増えているそうです。

実際会社を辞めるにあたって、上司などに引き留められて辞めるに辞められないケースもあるので、そのパターンにハマった人にとっては退職代行は有効だと思います。

ただし退職代行は業者にもよりますが、数万円はかかるところが多く金銭的な負担はかなりあります。

また代行とはいえ、事前にそれなりのやり取りは発生するのでその点を注意して活用していただければと思います。

退職において心強い味方ができる

金銭面の負担、事前のやり取りが少し煩雑かも

HSPだから会社勤めに向かないわけではない

僕個人としては、フリーランスという働き方は天職だと思っていますがもちろんHSPが全員フリーランス向きかというとそうではありません

僕のブラック企業とはいえ、トータル約5年会社員やりましたからね。

逆にフリーランスには不向きで会社勤めに適正のあるHSPの方もいます。

僕のブログ仲間で言えば、会社勤めをやりつつフリーランスをやっている方もいます。

Twitterを見てる限りだと、むしろ僕みたくHSPでかつフリーランスの方が少数派なくらいです。(オフラインをふくめてほとんどいないです)

僕は一個人の発信として「フリーランス良いよ」と言っていますが、どんな働き方が良いかについては人の数だけ答えがあると思っています。

僕や他の人の発信を見るときも『自分に合うかどうか』はしっかり吟味しましょう。

仕事を辞めること自体は問題ではない

仕事を辞めたい人へ
  • 辞めることに罪悪感を持つ必要はない
  • 自分にプラスになるかが重要
  • 一人欠けたところで会社は問題なくまわる
  • 辞める前に貯金をしておくと、辞めた後に余裕が出る
  • 次のステップへのビジョンがあるとより良い
  • 仕事だけでなく「どんな生き方をしたいか」も重要
  • 体を壊すくらいなら辞めた方がマシ
  • HSPだから会社勤めができないわけではない

昔と違い今は転職も一般的になりつつあるので、仕事を辞めることに罪悪感は持たないでほしいです

それに働き方も多用していて正社員から派遣社員、アルバイト、フリーランスと実に様々です。

フリーランスについては一本でやるのが不安であれば、派遣など会社勤めと併用することも可能です。

HSPだからこれが良いという働き方はありません。

HSPだからこれ…ではなく「あなたがどう生きたいか・どう働きたいか」

時間はかかりますが、そこをじっくり考えていきましょう。

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