HSPは仕事ができないのではない。自分を活かせる場所が大事

本拠地で仕事するりょうたとソルティー

HSPのりょうたです。

今回のテーマは「HSPの人は仕事ができないのか?

 

結論からいえば、職場(会社)によってどちらにもなります。

僕も派遣事務時代は、1か月くらいで社員からも見切りをつけられて鬱寸前にまで追いこまれました

さらに塾講師を経て転職した農業法人は、入社からわずか3週間でクビになりました

 

かと思えば、今やっているフリーランスとしての仕事は少なくとも会社よりははるかに良い評価をしてもらっています

もちろんHSPだけの話でもありませんが、場所によって人の評価は変わるものです。

今回の記事で分かること
  • 会社で仕事ができないとどうなるか
  • 特にHSP気質の人に合わない会社、仕事
  • 逆にHSP気質を生かしやすい会社、仕事
  • HSP=仕事ができない…ではない
  • HSP気質は場所によって長所にも短所にもなる

 

仕事ができなかったという経験

派遣事務。2か月弱で見切りをつけられる

僕が大学を卒業して初めて就いた仕事が派遣事務でした。

総務と経理が合わさった部署なので仕事の幅がかなり広かったです。

 

仕事が1か月で1周するとのことでしたが、さすがに1か月で全ての仕事をマスターすることはできませんでした。

それで2か月目に入っても上司が認めてくれるほどは仕事ができてなかったので、1日10回くらいは怒られていたかと思います。

 

そのころには、体はストレスによって過敏性腸症候群になり、メンタルもかなり沈むようになりいわゆる鬱に近い状態にまで追いこまれました

幸い、派遣会社を経由して辞めることはできましたが、遅かれ早かれ事務はクビになっていたでしょう。

 

派遣事務は精神的にはある意味一番きつい仕事でした。詳しくはコチラ

 

派遣事務として働いたら鬱寸前になった

農業法人。3週間でクビ

派遣事務のあとに4年間塾講師をやり、27歳だった2016年の2月に辞めて5月に転職した農業。

この時期は栽培していた野菜がちょうど収穫の時期だったので、

  • 野菜の収穫(高いところは専用の電動の台を使って収穫)
  • 収穫した野菜を傷などの具合を見て3段階に選別
  • 選別した野菜を指定された量だけ箱詰め
  • 同じく選別された野菜を袋詰め(口をテープで止める時に特殊な機械使う)
  • 収穫などで出たゴミは会社の近所の温室まで軽トラ(マニュアル車)で運んで捨ててくる

といったことがメインでした。

(他の時期であれば種をまくなどまた違った仕事だったかも)

 

元々収穫については作業スピードの遅さが指摘されていてそこで正直手一杯な部分もあったけど、そこに加えて様々な仕事が増えてきました。

大学は農学部を卒業してたけど、農業の実務経験がないのはわかった上で採用されたので、2,3か月の内にマスターすればいいかと思ってた僕も甘かったですが、そこからまさかの3週間でクビになりました

農業がクビになった話。詳しくはコチラ

 

【パワハラ】農業法人のバイトを3週間でクビになった話

HSPが仕事で力を発揮できない条件

マルチタスク

一般的にHSPはマルチタスクが苦手と言われています。

マルチタスク (multitasking) とは、複数の作業を同時にもしくは短期間に並行して切り替えながら実行することをいう。

マルチタスク Wikipedia

忙しいほどマルチタスクの状態に陥ることが多いですが、「深く処理する」傾向のあるHPS気質としては、同時に複数のことを行うのは難しい傾向があります

注意
そもそも人はマルチタスクが苦手ですが、HSPは特にその傾向が強い

せめて複数の仕事をあるとしても、期日や重要度を把握して一つ一つ着実にこなしていくと良いですね

 

可能であれば、マルチタスクの状態になる以前にそこまで仕事を抱えこまなければなお良いですけど

 

この点だけで言うと実は意外とHSPと事務職って相性が良くない

 

HSPと事務職は相性が良いとは限らない

人間関係が悪い

仕事や会社が合うかはいろんな要素がありますが、特に重要な要素が「人間関係」になってきます。

五感に関することから雰囲気に関することまで察知してしまうHSPは人間関係にも気づきやすい、気にしやすい傾向があります

 

僕が派遣事務で働いていた頃、入社1か月ながら仕事の覚えが悪かった僕はどんどん上司に見放されていきました。

もちろんそれは雰囲気で察してはいたので、とにかくそれがプレッシャーになりました。

そのストレスがもとになって、過敏性腸症候群になったり鬱っぽくなったりと大変でした

りょうた

当時は、友達がみても分かるぐらいゲッソリしてました

 

職場環境が悪い、刺激が多い

騒がしい職場、人が多い(出入りが多い)、圧迫感があるオフィスなど…

 

五感に関するものから雰囲気や環境など、刺激と呼べるものはたくさんありますが、特にHSPの場合は刺激をスルーできず受け止める、疲弊しやすい傾向があります

 

僕の場合は、特に派遣事務や農業で働いてたときは仕事の覚えの悪い僕に対する冷たい目線が刺さっているのを感じながらの仕事でした。

非常にやりづらかったですし、なによりすごくストレスでした。

 

塾についても会議で罵倒されることはありましたが、授業教室に一人で入ったときは一人で過ごす時間がそこそこあったので、その点はまだマシでした

 

特に周りの刺激に反応、疲弊しやすい方は、

  • 音楽を聴く
  • 読書をする
  • 自然のあるところに行く

など自分なりの体力回復方法があると良いですね。

少しでもこのような時間を確保することで、高ぶった神経を抑えてリラックスすることもできます。

りょうた

ちなみに塾講師時代の僕は、植物園や水族館に行ってリフレッシュしていました。
HSPと職場環境についてはコチラ
HSPに合う職場環境を見つける方法

 

HSP気質を仕事に活かしやすい条件

スピード感より丁寧さ

りょうたとソルティーさん、翔さん、飯村君

仕事のスタンスについてはこれに尽きますね。

その場で考えてすぐ対応したりと言うのが苦手です

もちろん丁寧さ(正確さ)もその中で求められるので、HSP気質がそのまま当てはまるタイプの人はスピードを出しつつ丁寧にというのは、特に最初のうちは少し難しい部分があります。

 

ただしある程度の期間、仕事を続ければ自然とスピードも出てくるので長い目で見ればいずれはスピードと丁寧さは両立できるでしょう

 

人間関係が良い

りょうたとソルティー@本拠地

人間関係が良ければ、それだけでもかなりストレスを減らすことはできます

ピリピリした空気感になることが少ない、上司と部下などあらゆるところで信頼関係ができているなどですね。

 

塾はなかなか良い例だったと思いますが、

  • クラスごとに各教科の先生がいる
  • 他教科の生徒の様子、成績を確認する必要もある
  • 先生によって叱る役、褒める役、その中間みたく役割分担することもある

などですね。

僕は県内の様々な教室で授業をやってきましたが、このような連携ができている教室ほど教室の雰囲気も良かったですし、生徒の成績にも結びつきやすかったです

りょうた

国語、数学、理科、社会、英語。各教科の担当が一つのチームを作っているイメージ

 

長所を生かせる仕事

特にHSP気質でいえば会社によって長所にも短所にもなるなと感じます

事務や農業みたくスピード感の要素が強い場合は、短所になることが多いです。

 

一方で塾は教える能力はもちろんですが、生徒の様子にも気を配ることが重要です。

塾講師当時はHSPのことは知りませんでしたが、当時も講師間の役割分担においては生徒の精神的なサポートのポジションを担うことが多かったです

この点はHSP気質の長所を上手く活かせていたと思います

 

逆に生徒を叱ると言うのは苦手でした

そもそも怒鳴り声が苦手なので、叱ったら叱ったでその日はすごく疲れていました。

ときには上司(会社)命令で叱ったなんてこともあったので、この点は当時の生徒には悪いことをしたなと反省しています。

MEMO
塾にもよりますが、僕の勤めた塾は昭和な社風でゆとり世代を更生させるというスタンスでした。

 

HSPは仕事ができないわけではない

発達障害にしてもHSPにしてもある場所では短所になって虐げられることもあるかもしれないけど、またある場所ではすごく重宝される存在にもなるので、環境や場所次第だなと思う所もある

りょうた@涼しく生きる

確かにHSP気質で仕事がやりづらい、できない場面もあることはあります。

ただしそれはそういう状況下であればの話であって、場所によって長所にもなるし短所にもなるかなと感じます。

 

例えば僕は派遣事務や農業はクビになるなど実質戦力外になりました

 

一方で今は個人ブロガーとしてはもちろん本拠地のスタッフをやっていたり、ブログのオンラインサロンの講師もやっています。

自分でいうのもなんですが、会社員のときよりはよほど戦力になれているという感じはあります

 

本拠地のスタッフであれば、本拠地の事務まわりなりライター記事の執筆をやっていますし、オンラインサロンの講師であれば受講生に自分が今まで得てきたブログの知識を惜しげもなく教えています。

ブログ歴3年とサロン内では長い方なので、その期間に積み重ねてきたことが今になって生きているかと思います

ライターについても記事を書くという意味では、同じくブログを書くスキルがSEOの知識などが役に立っているかと思います

 

結局のところ、HSP気質の人が仕事ができるのかどうかは、

  • その仕事が自分に合っているか
  • 環境や一緒に仕事をする人が自分に合うか
  • それまでやってきたことがなんらかの形で活かすことができるか

このあたりが重要になってきます。

その仕事が適職かどうかよりも合う環境、合う人と仕事ができているかですね。

 

違う場所では長所にもなる

『「ここで叱られたはずのことが、別の場所では褒められる」という体験をたくさんするから、「短所」ではなく「特性」という認識になっていく。』

りょうた@涼しく生きる

基本仕事がノロいのでそこらへんは会社員時代に(特に事務や農業)数え切れないくらい怒られた でも、フリーランスとしての仕事は僕の場合はスピードより正確性を求められることが多いので、「ノロい」が「質の高い仕事ができる」という変換が出来ているみたいで良かった

りょうた@涼しく生きる

結局のところ、HSP気質は

  • 共感力が高い
  • 他の人が気づかないような事にも気づく

といった長所もありますし、

 

  • 刺激に疲弊しやすい
  • 他人のちょっとした言動が気にしてしまう

など短所みたいなものもあります。

 

ただこれらの長所、短所は場所によって変わると僕は思っています…というより実感しています。

 

でもそんな僕でも、今はフリーランスとして頑張れています

本拠地の仕事のお礼

会社員時代にはありえなかった、感謝されるという経験

なので僕みたく会社員としては戦力外だとしても、フリーランスになった途端に良い感じに戦力になれるということもあります。

HSPとフリーランスは相性が良い
HSPとフリーランス。メリットとデメリット

 

もちろんフリーランスでなく、転職しても同じことは言えます。

もし会社で役に立たないみたいなことを言われても、それはその会社という小さな集団の中の話

世の中はあなたが思っているよりも広くいろんな会社があるのです。

りょうた

外の世界には、よりあなたを受け入れてくれる場所があるかもね

 

HSPの方向けに仕事の選び方について書いてます

 

HSPの仕事の選び方。気質と向き合っていこう

HSPは仕事ができないのでなく、その場所が合わない

記事のまとめ
  • マルチタスク、職場環境や人間関係が悪いなどはHSPの人によってかなり仕事がしづらい環境はある
  • 一方で丁寧な仕事が求められる、人間関係が良い会社だとHSP気質は長所として発揮しやすい
  • HSPは仕事ができないのではなく、その会社や環境が合わないだけ
  • 例えある会社でクビになるレベルでも、違う場所では重宝される存在にもなれる(僕がそうだった)

HSPの人に限った話ではなく、誰しもこういう場面では仕事に関して力が発揮しやすいというのはありません。

HSPは特に五感から雰囲気、環境とわりと身近なことが弱点にもなりうる点では大変です。

 

ただそんなHSPでも役に立てる場所はあるということは訴えていきたいです

現に僕が会社をクビになったような人間ですが、そんな僕でも一緒に仕事をする仲間や自分が役に立てる場所を見つけることができました。

確かにその場所(会社)では仕事ができないかもしれない。

でも想像以上に世の中にはいろんな場所や人がいる。

 

そしてその中にあなたを受け入れてくれる人は必ずいる

実体験として声を大にして僕は訴えたいです。

HSPと仕事の関係についてはコチラ
HSPに向いている仕事で個人の特性を生かす