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HSPに合う職場環境を見つける方法

著者:長池涼太(正しいHSPの知見を発信していくブロガーの第一人者)

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僕はこれまで何度か転職していろんな会社を見てきましたが、職場環境次第で良い会社にも悪い会社にもなると感じました。

特にHSP気質を持っていると、より影響を受けやすいとも思いました。

いろんな職場を渡り歩いてきた

僕は2011年に大学を卒業、就職してから

  1. 建設会社(派遣事務)
  2. 学習塾講師(小中学校の数学と理科)
  3. 農業(3週間でクビ)
  4. 運転代行

を経験してきました。

いろんな業種を見てきたので、幅広いタイプの職場をこの目で見てきました。

同時に僕自身がHSPでもあるので、HSPといろんな職業の相性も肌感覚でわかっています。

そしてHSP気質をもとに考えると、働きやすい職場、働きづらい職場があるなと気づきました。

HSP的に働きづらい職場環境

人間関係が悪い

特にHSPにとってその職場が合うかは『人間関係』にかかってくると言っても過言ではありません。

職場での悩みの原因の多くが、人間関係によるものでもあります。

実は以前、HSPの方3人とZOOMで話す機会がありましたが、いずれも『人間関係』はとても大事という意見は一致してました。

多少給料が低くても良い人と仕事ができればそれなりに仕事を続けることができますし、逆に給料などの条件が良くても人間関係が最悪だと仕事や会社に行くこと自体が苦痛になってしまいます

給料を重要視する人もいてそれはそれで個人の価値観として良いと思います。

ただ、僕は人間関係でしんどい思いをしてまで給料をもらいたいとはどうしても思えなかったのです。

塾も長時間労働が常態化するなどでブラック企業ではありましたが、社員一人一人は良い方だったので4年も続けることができました。

逆に塾の前に働いてた建設会社(派遣事務)は、給料や会社の安定性、諸々の条件は良かったですが、人間関係が最悪でしたし、しまいには上司から僕を見捨てるような発言もあったので、鬱寸前にまで追いこまれたことがありました

怒鳴り声がしょっちゅう聞こえる

HSPは周りの環境や雰囲気に影響されやすい傾向があります

体育会系の職場でありがちな怒鳴り声などはHSPにとって大敵です。

これがあるだけで仕事に集中できなくなり、かなりのストレスにもなります。

特に塾講師をやってた時は、僕が個人的に怒鳴られることはほとんどありませんでしたが、全体会議で社長が社員全体を怒鳴るというのは聞いていて苦痛でした。

それが自分に関係ないことでもね。

りょうた
りょうた

社長としては、社員の士気を上げたいという意図があったのでしょうけど、個人的にはすごくキツかったです。

ギスギスした雰囲気は辛いですよね

自分のペースで仕事がしづらい環境

イレギュラーに仕事を振られることが多かったり、日によって生活パターンが大きく変わる職場環境もHSPにとってはやりづらい場合があります。

逆に言えば自分のペースを保てて、余裕のある状態を保つことができればストレスも少なくなりますし、会社でも力を発揮しやすくなります。

いわゆる『ルーティンワーク』の要素があるほうがやりやすいかもしれません。

転勤などで環境の変化が大きい

転勤や異動で異なる部署に移った時、すぐにその場の雰囲気を察知したり、そこにいる人の感情を受け取ったりして、HSPはそこにいるのさえつらくなってしまうことがあります。

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転勤や移動などで環境が大きく変わることもありますが、これもHSP的にはしんどく感じることが多いです。(活動的でHSS気質のある人はそうでもないかも)

変化に良くも悪くも敏感で、良い上司がいるなど良い環境であればかえってのびのび働けるなどメリットが大きいですが、反対にパワハラ気質の上司など悪い人にあたったときには、居心地の悪さをすごく感じてしまいます

そのため環境の変化によるストレスを溜めこみやすい傾向もあります。

僕の場合も旅行とかで環境が変わってもかなりの確率で体調は崩してます。

HSPが働きやすい職場環境

人間関係が良い

これに尽きます。

人間関係が良いか悪いかでだいぶストレスのかかり具合も違ってきます

逆にいくら大企業でも給料が高くても、人間関係が悪ければ元も子もありません。

りょうた
りょうた

ただし、社内の人間関係は実際にその会社で仕事をしないと見えてこないんですよね。

僕が塾を4年続けられたのは人間関係が良かったからですし、逆に派遣事務のときは労働時間などの条件面は申し分なかったのですが、人間関係が最悪だったのでわずか2ヶ月で辞めました

自分のペースを守りやすい

HSPの人は目の前のことに丁寧に取りくむことには長けていますが、あまりに変化が多いなどでペースを乱されるのは苦手な人が多いです。

丁寧さという長所を生かす意味では、ルーティンワークの要素がある仕事、職場も良いかもしれません。

得意な仕事を見つける・それができる

本拠地で仕事をするりょうた
旧本拠地にて

これはHSPに限らずですが、苦手な仕事でムダに失敗を積み重ねて、ムダに自己肯定感を下げるくらいなら得意な仕事の比率を増やした方が絶対に良いです

今の僕はフリーランスではありますが、明らかにできないことはしませんし、他の人に振ります。

その代わり自分のできること、得意なことに全力を注ぐようにしています。

もちろん、今はできなくても将来的に必要と感じたものであればやりますけどね。

自分に素直になるのが一番

このようにHSPに働きやすい職場環境、働きづらい職場環境があります。

僕もそうでしたが、感覚としては各自の働きやすい職場や働きづらい職場というのがわかっているかもしれません。

それはただの違和感で片づけるのではなく、『確信』を持ってほしいなと思います

極論ですが、僕は大学生のときに就職活動をしていた頃から、「会社勤めは向かないだろうな…」と心の奥底では感じていました。

しかし流れのままに就職して結果として、入った会社がブラック企業ばかりでした。

結局最後のブラック企業を辞めた(クビになった)のが27歳、正式にフリーランスになったのは30歳でしたが、もっと早く手を打っても良かったなと思います。

もちろんブラック企業(相性の悪い職場)にいる中で得るものもあるでしょうが、それ以上に20代という貴重な『時間』を犠牲にしてしまいます

こういう直感は意外と当たるので、『違和感は正しい』と思ってもらえればと思います。

特に感受性が豊かなHSPはこのような違和感に気づきやすいだけに、それを無視しないでほしいです。

職場環境が理由の転職もアリ

僕は「職場環境が悪いから転職する」はアリと思っています。

理由は、

  1. 職場環境が悪いことで力を発揮できない
  2. 社内全体の士気が下がりやすくなる
  3. これらの2つが会社全体に悪影響を及ぼす

もちろん改善できる点は会社全体なり社員なりが可能な限り改善する努力する必要はありますが、それができなければ見切りをつける必要も出てきます。

「石の上にも三年」という言葉もあり、「とりあえず3年はこの会社に勤めなきゃ」と思う人もいますよね。

でも実際は、『3年その会社で働いたか?』はすごい重要というわけでもありません

転職活動中にハローワークで「3年同じ会社にいるべきか」を話したときも「(会社によるが)そんなに気にしてない」とのことでした。

りょうた
りょうた

ただし、面接で会社を辞めた理由は聞かれることが多いのでそこはしっかり答えられるようにしましょう。あまりネガティブな話が多いと印象は良くないです。

HSPは職場環境に気をつけよう

記事のまとめ
  • HSPにとって職場環境の良し悪しは非常に重要
  • 人間関係が悪い、怒鳴り声がよく聞こえる、自分のペースが守りづらい、環境の変化が大きいとキツイ(特に人間関係は超重要)
  • 自分に素直になろう
  • 職場環境を理由に転職するのもアリ

HSPでない人も職場環境によっては辛さを感じる場合がありますが、HSPでも同じことです。

自分に合う職場、合わない職場は必ずあります。

HSPの理解も深めつつ、自分に合った職場や仕事を見つけましょう。

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