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茨城県のHSP第一人者のりょうたです。
ネット上では『HSPと仕事の相性』が話題になることが多いですが、個人的にSNSで目につくのが『ライター』
「HSPの人はライターやると良いよ!」なんて意見も見かけますが、実際はどうなんでしょう?
実は僕もブロガーが本業ではありながらライターも経験があります。
実際にライターを経験した身として、HSPとライターについて解説しています。
この記事でわかること
- HSPがライターをやることについて
- ライターってどんなことをやっているのか?
- ライターの良いところと大変なところ
Webライターってどんな仕事?
Webライターとは、Web、いわゆるネット上の文章を書く職業です。
一般的にWebライターと聞いて想像されるのが、企業に属して自社メディアの記事を執筆する方々だと思います。Webライターになりたいという方の多くは、こちらを目指しているのではないでしょうか。
一方で最近多くなってきているのが、フリーランスのWebライターです。
企業に属さず特定メディアの専属ライターとして働く方もいれば、さまざまなメディアから依頼を受けて記事を書くなど、働き方は多種多様。
未経験でWebライターになるためには?必要なスキルと多様化する働き方
僕みたく『自分の』ブログに記事を書く場合は『ブロガー』と呼ばれていますが、ライターの場合は企業に所属するにしてもフリーにしても『他人もしくは企業のWebサイト』に記事を書く、納品する人のことを呼びます。
最近はコロナ禍もありテレワークが流行っていますが、ライターもパソコンとネット環境があればどこでも仕事ができます。
またライターをやるにあたって行動・専門的なスキルや資格は不要なのもあり、副業としても人気のある仕事の一つです。
なお紙の冊子に記事を書いて納品するのもライターですが、今回の記事では『Webライター』について解説しています。

どこでも仕事ができて始めるハードルも高くない。
そんな手軽さがライターの魅力ですね。
HSPと適職に関するエビデンスはない
ライターに限ったことではないですが、「HSPと仕事の相性」の研究は今のところまったくないそうです。
現状、HSPの研究は『教育』に特化しているものが多く学校や親子関係に関する研究がほとんど。
そのため、『HSPと適職(仕事の相性)』を考えるときはHSPや仕事の内容だけでなく、
- 職場での対人関係
- 仕事の負荷が適切かどうか
- 労働時間
- ハラスメントが無いか
なども考慮する必要があります。

実際僕もHSP勉強会で他の人の仕事の相談に乗っていると、最終的にはHSPとは関係ない話で決着することがほとんどです。
ただし仕事や会社の内情は外からは見えづらいので、体験談として情報を入れておくのはアリです。
Webライターは思っているより重労働
僕もブロガーの傍ら、ライターは経験済みです。
またTwitterなどで交流ある方でライターで実績を出している方や駆け出しのライター、これからライターになろうとしている方などをたくさん見てきました。
他の人の様子も踏まえて言うと、ライターはとても大変です。
例えば記事を書く上でのルールや締め切りなど神経をつかうポイントがライターは意外と多いです。
実際、
- 記事がなかなか書けない
- 書かなければいけない記事が多すぎて追いつかない
- 締め切りに焦っている、間に合わない
- そもそも単価が低いのでたくさん書いても大した収入にならない
といった点で苦労するライターも多いようで、僕がTwitter上で交流のあったライターでも病んだり姿を消した人を何人も見てきました…。

ライターは人によってはキラキラした雰囲気もあることでかなり人気があるようですが、裏ではかなり苦労しているのです。
Webライターをやるうえでのポイント


ライターの収入の目安になるのが書いた記事において「1文字〇円」(文字単価)という計算が基本です。
例えば「1文字1円」として2,000文字の記事を一つ書いたら2,000円が報酬というイメージです。
(仲介してくれた人がいるなど仲介手数料など多少引かれる場合もある)
ブログ記事で言うと1記事2,000~3,000文字が一般的で、5,000文字を超えると長い部類になります。
ちなみにこの記事は僕としてはかなり長めですが7,000文字くらいです。
そのためライターで稼ぐためには『文字単価を上げること』が重要です。
文字単価の相場はジャンルやレベル感にもよりますが、『1文字1円』を切ると安いと言われています。
とはいえライターを始めたばかりの人が、いきなり1文字2円などになることはほとんどなく最初は「1文字0.3円」など相場よりもかなり低い額でスタートするのが一般的です。

例外としては元々ブロガーをやっていてアクセス数で数万アクセス以上を記録したことがあったり、SEOに詳しい人は最初からある程度高い額を提示してもらえることはあります。
最初は低い単価からスタートして、数をこなし実力をつけるのが『高単価のライター』になるためのセオリーです。
ライターとして必要なスキルは様々です。
- 文章力(サイトに合わせた文章、表現)
- 記事内容に関する知識(例えばコーチングについて書くならコーチングに関する知識)
- コミュニケーション能力(依頼者との連絡などは必須。メール、Zoomなど)
- SEO(検索上位に表示させるための施策。必須ではないがSEOに詳しい方が優遇されやすい)
- SNS運用(ライターのフォロワーが多ければ記事も拡散されやすい。無記名記事(誰が書いたか非公開にしてる)は例外)
特に文章力や記事に関する知識については、ライターをやるにあたって教えてくれる人はなかなかいないので自分でしっかり勉強する必要があります。

僕の場合、ほとんどはブログ運営の中で学びました。
ブログでやることの多くはライターにも応用できます。
例えばこのブログもそうですが、自分のブログで記事を書く場合はいつまでに書くかは自分で決められるので締め切りも何もありません。
ただしライターはそうはいきません。
当たり前ですが他人のWebサイトなので、締め切りは必ずありますし、サイトによっては書き方のルールもあります。(細かい言葉遣いなど)
そのうえ細かくWebサイトの運営者(クライアント)と連絡を取って進捗状況などを報告する場合もあるので、意外とプレッシャーがかかる場面も多いです。

ライターにおいてはよく言われる「ホウレンソウ(報告・連絡・相談)」がより重要になってきますね。

ライターはピンキリで、特に駆け出しのライターだと記事を書いた経験はおろかパソコンもまともに使ったことがなかった人も意外といます。
そういう人がライターで稼げるようになるためには安い単価で数をこなすのが必須なので気の長い話です。
一方で例外もあり、『ブロガー』などを元々経験していて『記事を書くことに慣れている人』は既に記事を書く上でのスキルが完成しているので、ライターとしても期待できる可能性が高いです。

実際、稼いでいる・有名なライターのほとんどは現役もしくは元々ブロガーをやっていた方です。
ブロガーをやった上でライターをやると、最初から「1文字1円以上など」高単価でのスタートも可能です。

ライターとして雇ってもらうにあたって依頼する人や企業は何を見るのか?
あなたのサイト・ホームページやSNSには目を通しますが、特に見るのが『実績のページ』、ポートフォリオとも呼ばれます。
あなたが今までに
- どんなサイトで
- どんな記事を書いたのか
は必ずチェックされます。
口頭やメールで伝えても良いですが、あなたのサイト内の実績のページでまとまっていると、依頼する側も見やすいし、実力なども判断しやすいです。
厳密な形式はないので、一目であなたがやってきたことがわかるようなページを作っておきましょう。

実績・一覧を作るのはすごく大事!
発注する人・サイトにもよりますが『WordPressを使える』『WordPressで記事を書ける』だけでもポイントは高いです。
ライター記事を書くのに、アメブロやはてなブログなどの無料ブログで記事を書いてもらうことはほとんどありません。
Web 上の43%のサイトが WordPress を使っています。個人ブログから大規模なニュースサイトまで用途はさまざまです。
WORDPRESS.ORG
現在世界的に見てもWordPressのサイトが多く日本も同様です。
ただし、ライターでWordPressをちゃんと使える人やWordPressでブログ・HPを運営している人は意外と多くないので、WordPressの基本的な使い方を知っているだけでも多少はアピールになります。

そのうえで自分でWordPressのサイト・ブログを運営してアクセス数など実績を出しているとより強いです。
肌感覚ですが、ライターをやるならアクセス数は月1万以上あるのが望ましいと思います。
Webライターの仕事の探し方

※5段階評価は主観です。
ライターを探す手段・場所でおそらく一番多いと思われるのが『クラウドソーシング』の活用。
「クラウドソーシング」とはインターネット上で企業が不特定多数の群衆に業務を発注(アウトソーシング)する比較的新しい業務形態です。
わかりやすくいうと、以下のようなイメージでしょうか。
企業:社員以外のいろいろな人に業務を発注できる
個人:勤務先以外から業務を受注できる
クラウドは「cloud(雲)」ではなく「crowd(群衆)」を指し、「sourcing(調達)」を合わせた造語が「crowd sourcing」」です。
クラウドソーシングとは?仕事内容や特徴を解説
個人が登録して仕事を受注できるサイトもあります。
大手で言えばクラウドワークス やランサーズなどがあり、いずれも無料で登録ができます。

多数の人、企業が募集しているだけあって、ライター案件は相当な数があります。
ただし、単価・条件については『ピンキリ』な印象が強く、1文字1円を超えるのはかなり少ない印象です。
多くが1文字0.5円以下、ときに1文字0.1円レベルの案件もあります。
案件はかなりの数はありますが、稼げる案件はほんの一握り。
ライターとしてのはじめの一歩には良いです。
特にTwitterに多い印象ですが、法人・個人ともにある程度大きいメディアを運営している場合にライターを募集していることもあります。
Twitterで言えば「#ライター募集」などのハッシュタグを使って募集している人もいます。
広く募集しているためか全体的に単価も高いものから低いものまで様々ですが、条件を分かりやすく提示しているツイートも多いので合いそうな案件も分かりやすいと思います。
もしくは逆にサイトの運営者や企業から「うちでライターをやってくれませんか?」と声をかけられることもあるそうです。

声を掛けられるには当然それ相応の実力と実績が必要ですけどね。
条件が合いそうなら応募する価値はありそう。
ただし自分のSNSアカウントやブログなどにライター実績をまとめておくのは必須です。
僕もこれまで何度かライターの経験はありますが、実はすべて知人のサイトや知人の紹介によるものでした。
実は僕はライターとして、自ら営業をかけたことは一度もありません。

例えば僕が管理人をやっている『コミュニティスペース本拠地』の運営者が運営しているサイトでライターをやったことがありました。
またその方の紹介もあり知人(会社経営者)のサイトでも、ライターとして記事を書きました。
知人など近しい人にWebサイトを運営している人がいるのが前提ですが、融通が利いたり単価も意外と挙げてくれることが多いので知人のつてがあるとかなり有利です。

特に知人(会社経営社)のサイトのライターでは僕のブログ実績を高く評価してくださったのもあってか、ライター経験が浅かったながら『1文字3円』と相場より高くしてくださいました。
ちなみにこのライター案件の少し前に、ブログで『月間20万アクセス』を達成していました。
ただし僕の場合はたまたまWeb関係に強い人が周りに多かったのが大きいです。
知り合いのつては『運』や『タイミング』も重要なのが難しいですが。
周りに(大きな)メディアを運営している人がいればチャンス。
特に地方は記事を書ける人やWebに強い人が意外と少ないので、競争率も低い。
Webライターで食べていける?
ライターをやるにあたって気になるのが「ライターで食べていけるか?(生活できるだけ稼げるか?)」かと思います。
結論から言うと「高単価でないとライター1本は厳しい」です。
僕が把握している範囲でも「1文字0.5円」など単価の低いライターの方はけっこういますが、
- ライター+別の仕事をやってる(会社勤めが多い)
- 単価が低いので相当な数の記事を書き納品している(ものすごく忙しい)
という方が多い印象です。
副業でライターをやるくらいがちょうど良いと思います。
逆にライター1本でやろうとすると、単価が低い場合はかなりの数の記事を書かなければいけないです。
そのため、とんでもない時間と労力がかかります。

実際、低単価で数をこなしている人はかなり疲弊している印象でした。
- 最初のうちは本業をやりつつライターを少しずつこなす
- 量をこなす中で徐々に単価を上げていく
- 個人的な目安ですが最低でも『1文字3~5円以上』はいかないとライター1本は厳しいので、もしライターをメインに考えているなら『1文字3~5円以上』のレベルを目指す(けっこう難しい)
- まずはブログ(WordPress)を立ち上げてそこで記事をしっかり書く。可能なら記事を書く上での『専門分野』ができるとなお良い。(僕で言うとHSPやブラック企業など)
細かい単価の目安は人により変わってきますが、ライターも地道な実績の積み上げが必須です。
すぐに稼げる仕事ではないので、気長に頑張りましょう。
Webライターは神経をつかうポイントが多いので覚悟すること
ライターはこうするといい
- ある程度数をこなしたら、ライターとしての実績をまとめたページを作っておくと依頼する側もわかりやすい
- ライターの仕事を探すのは、『クラウドソーシング』『SNS』『知り合い、ライター仲間』経由が主流
- 単価が高くなるまでは本業をやってそのうえでライターをやる方が良い
ライターのキツイところ
- HSPだからライターが相性が良いとは限らないしそのようなエビデンスもない
- ライター自体は人気だが、実は想像以上にハードな仕事。病んだ人、潰れた人も見てきた
- 最初は低単価・低収入でのスタート
ライターを志望し、いざライターをやったら思いのほか大変で疲弊し病んだという人をたくさん見てきました。
それもあり今回このような形でライターの実態を伝えてみました。
とはいえライターも在宅でもできる点は大きなメリットだったり、参入のハードルがそこまで高くない点では仕事がない人にとっては今後の活動のキッカケにもなると思います。
ライターをやるときは、ぜひ事前に実態の把握をして苦しまずにやってもらえたら嬉しいです。
