こんにちは、りょうたです。
以前書いた記事の室内にだって、環境問題はあるよで、観葉植物が室内環境を改善(空気浄化)できるということを書きました。
この観葉植物の空気浄化は、NASAも注目・研究をしていて、いろんな観葉植物で浄化の効果が学会でも認められています。
じゃあなんで空気浄化をしなければいけないかというと、空気中にふくまれている化学物質が原因でシックハウス(シックビル)症候群を発症してしまうことがあるからです。
今回の記事では、シックハウス症候群のメカニズムやオススメの観葉植物を紹介しています。
シックハウス症候群について
シックハウス症候群とは?
典型的な症状として挙げられるものが、下記です。
・皮膚や目、喉などの刺激症状
・倦怠感、めまい、頭痛などの体調不良とくに、シックハウス症候群は、新築やリフォーム後の住居に起こる可能性が高いといわれています。また、住居に限らず、オフィスビル、新品の自動車などでもシックハウス症候群と同様の事例が報告されています。
シックハウスとは?シックハウス症候群の原因物質と対策
シックハウス症候群は、新築やリフォーム後の建物内で特に起こりやすいです。
長い時間帯室内に(ドア・窓を閉めきって)閉じこもっていると
- 頭痛
- 倦怠感
- 吐き気
などの症状が出ることもあります。
当然、仕事にも影響が出ることもあるので、侮れないです。
とくに室内で仕事をするなど室内にいる時間が長い人は注意が必要です。

実は多くの人は1日の大半を「室内」ですごしますよね。
仕事もそうですが、食事、風呂、睡眠、その他空き時間なども含めれば。
シックハウス症候群の原因
なんで頭痛などが室内にいるだけで起こるかというと原因となるものがあります。
いろいろありますが、特に問題なのがホルムアルデヒドという物質。
ホルムアルデヒドは刺激臭のある無色の気体で、目・鼻・呼吸器を刺激します。 厚生労働省の室内濃度指針値は0.08ppm以下とされています。
シックハウス症候群の要因 01– 化学物質 その1 (ホルムアルデヒド、トルエン、キシレンなど) —
2003年に改正された建築基準法では、このホルムアルデヒドの使用制限が加わりました。 シックハウス症候群の原因の中で最も有名なのがこのホルムアルデヒドです。
よく新築やリフォーム後の家の中は、独特の匂いがしますよね。
あとは除光液のツンとした匂いもそうですね。
あれがまさにホルムアルデヒドをふくめた化学物質の匂いです。
(他にもトルエンやキシレンといった化学物質もありますが、この記事では割愛)
シックハウス症候群対策・空気浄化には観葉植物
空気中の化学物質を取りこみ分解
ホルムアルデヒドなどの化学物質は空気中にあると体にも影響はあるので、さすがに化学物質の少ない塗料を使うなどの工夫はします。
もちろんそれでも効果はあります。
ただ僕が大学生のときに所属していた研究室が注目したのが観葉植物。
いろいろな(化学)物質が出てきますが簡単に言うと、
- 空気中のホルムアルデヒド
- 葉がホルムアルデヒドを吸収
- 葉の中で化学反応を起こし、最終的に無毒の二酸化炭素に変化
という流れです。

二酸化炭素は光合成に使われますよね。
観葉植物が注目されたいきさつとしては、NASA(国際航空宇宙局)と造園建設業協会(ALCA)が行った研究がきっかけです。
宇宙飛行士はスペースシャトル内など密閉空間で暮らしますが、宇宙では換気ができなかったためその中の空気をキレイにするための策として観葉植物が空気を浄化するという発見をしました。
シックハウス症候群対策にオススメ観葉植物。定番でOK
だいたいの植物はホームセンターやネットなどですぐに手に入ります。
植物によって空気清浄の効果の大小は違ってくるようです。

大学の卒業研究で参考にした論文など調べるとポトス、オリヅルラン、サンスベリアはどの調査でも上位に挙がっています。
もちろん他にも様々な観葉植物があります。
ポトスなどが代表例であがっていましたが、大なり小なり多くの観葉植物で空気浄化の効果は認められています。
シックハウス症候群の対策なら観葉植物
- シックハウス症候群で頭痛や吐き気などの不快な症状が生じる
- そのシックハウス症候群は空気中の化学物質が原因
- 化学物質は家の塗料などから発生
- 化学物質(ホルムアルデヒド)は観葉植物が吸着、分解してくれる
ということで、室内の空気浄化において観葉植物も一つの手段としては有効です。
壁の塗料や機械などでも有害物質をカットするというのは可能ですけど、コストがかかります。
その点で観葉植物は気軽に導入できます。
さらに学会も認める確かな空気浄化の効果があります。
癒しと良質な空気を得るために、観葉植物を入れておきましょう。