こんにちは、りょうたです。
現在、家でいろんな観葉植物を置いています。
以前ポトスは紹介していますが、今回紹介するのはサンスベリア(サンセベリア)。
虎の尾(トラノオ)とも呼ばれています。
こちらもポトスと並んで定番の観葉植物です。
そんなサンスベリアの育て方についてまとめています。
目次
サンスベリアってどんな植物?

サンスベリアはリュウゼツラン科に属するアフリカ原産の植物。
多肉植物の仲間でもあります。
地面から出る細長い葉が何枚も上に向かって伸びていくような形が特徴です。
そのため幅を取らず、インテリアとしても適しています。
サンスベリアの中でも種類(品種)によって、葉の形や模様が微妙に異なってきます。
また空気を浄化する効果もあり、NASAの研究でも実証されています。
僕も大学の研究で『観葉植物の空気の浄化』をテーマに実験・研究をしていましたが、論文でも度々名前が挙がっているくらいでした。
観葉植物と空気浄化についてはコチラの記事でまとめています
サンスベリアの育て方
水やりや日当たりなど基本について。
管理全般で難しいこともなく、育てやすい植物です。
水やり。特に冬は控えめに
5月から9月が生育期にあたるので、この期間は土が乾いたらたっぷり水を与える。
逆に冬(気温10度以下、11月~2月あたり)になると成長が止まる(ほとんど休眠の状態)ので、この時期は水を与えないようにしましょう。
サンスベリアは、気温が10℃を下回ると休眠状態に入り、水を取り入れなくなります。
他の観葉植物もそうですが、水のあげすぎは根腐れなどで枯れる原因になるので厳禁です。
初心者ほどやってしまいがちですが、水はあげすぎないというのはポイントですね。
あとは他の観葉植物もそうですが、鉢の下に受け皿を置きますが溜まった水はすぐに捨てましょう。
根腐れなど起こすことがあるので。
特に初心者ほど、他の観葉植物もふくめて水やりでの失敗が多いです。
特にサンスベリアは原産地が乾燥地帯と言うのもあり、乾燥にはめっぽう強いです。
水やりは少なめなくらいが一番元気かもしれません。
また、日常的な手入れとして霧吹きで水をかける(葉水)をやっておくと害虫や病気の予防になったり、葉の表面のホコリを取り除けるという効果はあります。
日当たりの良い場所で育てる
サンスベリアは日当たりのいい明るい場所を好みます。
光が弱いと、葉がしおれやすいです。
窓際や蛍光灯の明るさが確保できる場所が良いですね。
風通しが良いとなお良いです。
ただし夏の直射日光の当たる所は避けましょう。
日光だと光が強すぎて葉焼け(火傷みたいなもの)を起こしてしまいます。
日当たりが良いに越したことはないですが、日陰でもある程度の明るさが確保できればちゃんと育ちますね。
土。水はけが良ければOK
サンスベリアが多湿に弱いので、水はけが良いというのが必須条件。
これを満たしていれば、だいたいの土は大丈夫です。
サンスベリア用の土もありますし、観葉植物用の土でも問題なく育っています。
また土の代わりにハイドロボールを使った、ハイドロカルチャーという育て方もありこちらでもサンスベリアを育てることは可能です。
ハイドロカルチャーについてはコチラの記事でまとめています
肥料。植え替え直後はNG
肥料は他の観葉植物と同じくで、生育期に緩効性肥料を与えれば大丈夫です。
サンスベリア用の肥料もあるので、それもOK。
ただ、生育が止まる冬と植え替えの直後の肥料は生体を傷めるので、冬や植え替え直後は肥料は与えないようにしましょう。
(この点は、他の観葉植物も同じ)
基本的には5月~8月の暖かい時期が適しています。
また冬で言うと、寒さには弱いので基本的に室内で育てた方がいいです。
なるべく室温10℃以上は保つようにしましょう。
他の観葉植物もそうですが、寒い場所では育てずそのまま枯れてしまう事もあります。
サンスベリアの増やし方
サンスベリアの主な増やし方は、『株分け』と『葉挿し』、『水挿し』があります。
株分け。小さい芽を切る
サンスベリアは葉だけが地上に出ていて、茎は地下にあります。
その茎の先にまた別のサンスベリアの芽が生える場合もあるので、茎を切れば切った先の芽を新たなサンスベリアとして栽培することもできます。
また切った際に切り口が湿っているので、すぐに植えるのではなく1日放置して乾燥させてから植えるようにしましょう。
葉挿し。葉を土に挿す

サンスベリアの葉を写真の様に何枚かに切り分けます。
長さは10㎝ずつくらいで。
この際、元々の上と下を覚えておきましょう。
そして下の方を土にそのまま挿して、しばらくすると根と新芽が出てきてそのまま育っていきます。
参照:サンスベリアの育て方
水挿し。葉を水に挿す
葉挿しと同じように葉を切って、それを水に漬けておくやり方です。
しばらくすると根が出てくるので、そのタイミングで植えればそのまま成長していきます。
ただし水を毎日変えないと、サンスベリアが腐ってしまうので注意。
育てやすく、空気を浄化する植物
ポトスと比べると成長がゆっくりなので、なかなか大きくなった実感がわかないかもしれません。
その代わり乾燥にはかなり強いので、水やりを多少忘れたりしても大丈夫。
またNASAなどの研究から、空気浄化の高い観葉植物の一つともされています。
空気中にただようホルムアルデヒドなどの化学物質を吸着、分解をしてくれます。
これにより室内の環境の改善にもつながります。
水やりや肥料など、基本的な育て方で難しい所はないので数ある観葉植物の中でも育てやすいものになってきます。
お部屋に観葉植物を置きたい方には、オススメできる観葉植物の一つです。
他の観葉植物ならポトスがおすすめです