こんにちは、りょうたです。
飼っているメダカもだいぶ産卵をしてきました。
メダカが産卵をするうえで役に立つのが水草と産卵床と呼ばれる産卵をする専用の場所。
今回はその水草と卵を産むための産卵床を紹介。
水草や産卵床を水槽に入れることで、
- 産卵されたメダカの卵を採取し、保護する
- 親メダカが卵を食べることを防ぐ
- 卵の隠れる・保護する場所の確保
といったメリットがあります。
特にメダカを飼っている方で、確実に産卵・繫殖させて数を増やしたい方はぜひ導入してほしい物です。
目次
そもそも産卵床って何?

一言でいえば、「魚が卵を産む場所」です。
ふだんは水草に卵を産みます。
ただ、水草の種類によって
- 卵が産みやすい・産みにくい
- 水草自体が枯れる
- エビに食べられる
などの可能性もあります。
水草に卵を産ませるのが確実とは必ずしも言えません。
そこで産卵床というのを使えば、卵が産みやすい形状になっているので、より確実に産卵・孵化をさせることが可能になります。
確実にメダカを繁殖させるなら産卵床
メダカが産卵するときに水草に卵をこすりつけるように産みつけるけど、ウィローモスみたいに卵をつけやすいもの、アナカリスのようにつけづらいものとあるようです。
そんなときに便利なのが産卵床。
産卵床を使うことでメダカが水草の代わりに卵を産みつけてくれることもあります。
卵がつきやすい材質・つくりをしてるものが多いので、確実に卵を採取・孵化させたい方にはオススメです。
シュロ(ヤシの一種)という植物から作っているものが多いですね。
材質や色などでいろんな種類がありますので、水槽に合いそうなものを選びましょう。
ただし、材質によってはエビが産卵床を食べてしまう場合もあるので気をつけましょう。
(植物からできている産卵床は食べられがちかも)
ちなみに毛糸で代用することも可能です。
メダカの産卵の仕方に関してはこちらの記事でまとめてます。
水草を産卵床として使う
とはいえ、水草でも産卵床の機能をはたせます。
浮く水草は水の浄化や産卵に便利!

水に浮くタイプの水草に共通して言えるのは、水の浄化能力が高い、根に産卵しやすいというのがメリットです。
浮く水草もいろんな種類がありますが、例えばアマゾンフロッグピット、ホテイアオイなどは水に浮かせておくだけで管理も楽でいいですね。
特にアマゾンフロッグピットやホテイアオイの根は、ある程度の長さがあって細いという点でメダカも産卵しやすいです。
ウィローモスみたいな細かい葉も産卵には適してる

写真はウイローモスという葉が細長い水草ですが、これくらい細長いとメダカも産卵しやすいです。
水面に浮くものではありませんが、ウィローモスみたいに細かい水草もメダカは産卵がしやすくて良いです。
また孵化した稚魚も親のメダカに食べられることはあるので、そういった稚魚の隠れ場所にも水草は最適です。
デメリット。繫殖力がすごく水面を覆ってしまう
タイトル通りだけど、先ほど紹介したアマゾンフロッグビットやホテイアオイなどの水面に浮くタイプの水草は繁殖力が強くすぐに増えます。
写真の真ん中で浮いているのはアマゾンフロッグピッドという水草。
夏場とかはけっこう増えて一時期は水面の7,8割くらいを覆ってました。
浮き草などが水面を覆うと光を遮断してしまうので、水中に適切な光がいきわたらず水草の光合成や成長が阻害されてしまう場合もあります。
ウィローモスも、浮く水草ほどではありませんが、成長はまあまあ速いです。
専用のハサミでこまめにトリミング(水草を切る)しましょう。
浮く水草も増えすぎに気をつければ、水質浄化能力が高いものが多いのでその点では良いです。
とにかく毎日観察して増えすぎには注意!
増えすぎたら間引きましょう。
水草についてはこちらの記事で細かくまとめました
産卵床でメダカの卵を確実に確保

- 産卵床を用意すれば、そっちにもメダカは産卵してくれる
- ウィローモスは葉やホテイアオイは根がそれぞれ細かいので、メダカが産卵しやすい
- 浮く水草は増えすぎよう数を調整する
- 産卵床がエビに食われる可能性もあるのでエビがいる場合は要観察
浮く水草も産卵床もあるに越したことはないので使い方に気をつければ、水槽内もかなりいい感じになります。
▼メダカの産卵について詳しくまとめました!