HSP&聴覚過敏対策はイヤーマフにおまかせ

著者:長池涼太(HSP研究・エビデンスを発信するブロガー)

この記事には広告を含む場合があります。

記事内で紹介する商品を購入することで、当サイトに売り上げの一部が還元されることがあります。

これまでのHSPの記事の中で、音に敏感ということを触れてきました。

そんなわけで、普段の生活の中でも「音」には気をつかわなければいけない。

そんな中で買ったのが「イヤーマフ

店に行ってもなかなか見ないので、Amazonで注文。

実際にイヤーマフを着用して、街にも繰り出してみたので、使った感じや感想などをまとめました。

特にHSPや聴覚過敏で音にストレスを感じやすい方にはオススメです。

聴覚過敏だからHSPとは必ずしも言えませんし、HSPだから必ずしも聴覚過敏というわけでもありません。聴覚過敏の方、HSPの中でも音の刺激にストレスを感じる方向けの記事です。

聴覚過敏とは?

普段は気にならない周囲の雑音が不快に大きく聞こえるなど、聴覚の感度が異常に亢進した状態を「聴覚過敏」と言います。

スプーンなど金属のコンコンといった音が耳に響くなどの症状が出ることもあります。

聴覚過敏|HITO病院|愛媛県四国中央市

聴覚過敏」は生活の中で聞こえる様々な音にたいして敏感に反応し、ときには痛みや苦しさをともなうこともある気質です

大半の人は何でもないような音でも、この聴覚過敏という状態の人にはストレス・苦痛になってしまいます

この点は、聴覚に限らなければ「HSP」に近い部分もありますね。

似たようなもので、「視覚過敏」「触覚過敏」と呼ばれるものもあり、これらのように感覚がとても敏感なことを総称して「感覚過敏」とも呼んでいます。

聴覚過敏については、聴覚過敏の方向けのシンボルマークというものがあるので、特に聴覚過敏が生活に大きく支障が出る方は利用してみるのもいいですね。

聴覚過敏保護用シンボルマーク
「聴覚過敏保護用シンボルマーク」 無償公開データ。無償でダウンロードも可能です。

特に自閉症や発達障害の方の中には、ある程度の割合で聴覚過敏の方もいるそうです。

イヤーマフってこんなもの

イヤーマフ

見ての通り、外見はほとんどヘッドホンと同じです。

元々は、工事現場は飛行場、射撃など騒音のある場所で耳を守るために使われていましたが、最近は聴覚過敏という言葉も出てきたからか一般の人にも広まりつつあります。

サイズ調整も可能です。

重さも200~300gのものがほとんどなので、慣れれば重さもさほど気にならないです。

りょうた
りょうた

個人的な体感ですが、スマホ(Android)を持ったときと重さはそこまで変わらない印象でした。

ちなみにイヤーマフや耳栓の遮音性を示す目安として、『NNR(ノイズ減少率)』という指標があります。

NRRとはNoise Reduction Rating (ノイズ減少率)の略で、防音性能をわかりやすくするためEPA(米国環境保護局)が査定したものです。 NRRの数値の単位はdBで表示されます。 例えば、騒々しい事務所内(70db)でNRR30の防音性能を持つ耳栓を装着した場合、 70-30=40db となり、 図書館並みの静かさとなることが予想されます。

耳栓比較|耳栓とイヤーマフで防音対策

NNRの数値が高いほど遮音の能力が高いということです。

おおむね耳栓はNNRが30前後のものが多く、イヤーマフも物によりますがNNRが20~30前後のものがほとんどです。

記事の後半で僕が使っているイヤーマフも紹介していますが、NNRは28でした。

このレベルだと、水戸の市街地を歩いても良い具合に静かで心地よかったです。

イヤーマフのメリット

僕が感じたいやーまふのメリットは以下の通りです。

  • 音を軽減できる
  • 耳にフィットしやすい

音を軽減できる

イヤーマフとして重要なのが、「ちゃんと遮音できるのか?」といった所でしょう。

使ってみた感じ、遮音はできています

いずれにしても大幅に音は小さく聞こえるので、市街地や人の多いショッピングモールでは有効です。

ただし、車や自転車を運転するときの着用はやめましょう

危ないので。

耳にフィットしやすい

同じように音を遮音するアイテムとしては耳栓もあります。

イヤーマフと比べるとサイズがかなり小さいので携帯には便利ですよね。

耳栓でも音のストレスを軽減するのは可能ですが、人の耳の形は個人で微妙に違ってくるため、人によっては耳栓がフィットしない場合もあります

その点、イヤーマフであればヘッドホンと同じ要領で使うので耳にフィットしやすいです。

遮音性についてはイヤーマフも耳栓も明確に優劣はないので、どちらにするかはお好みで良いですね。

イヤーマフのデメリット

僕が感じたイヤーマフのデメリットは以下の通りです。

  • 長時間着けると耳がムレたような感じがした
  • 取り外すと音がより大きく聞こえる
  • 少しかさばる

長時間着けると耳がムレたような感じがした

初めて着用した際、1時間ほど着用していたのですが、とり外したときに少し耳がムレていたような感覚がありました。

僕はそこまで気にならなかったのですが、皮膚が敏感な体質の方は少しネックになるかもしれません。

りょうた
りょうた

夏のジメジメした日は特に気になりやすいかも。

長時間つけっぱなしにせず、たまに短時間でも外すと良いかもしれません。

取り外すと音がより大きく聞こえる

これについてはイヤーマフで遮音している以上は仕方ありません。

耳の性質上、耳は音に合わせて聴こえる大きさを調節するのでこればかりはどうしようもありません。

静かな場所で取り外せば、不快感も少ないです。

ちなみに僕は、取り外すときにちょうど車が近くを通って、車の音にびっくりしました(;^ω^)

少しかさばる

僕はそこまで気にならなかったのですが、ミニマリスト志向のある人などあまりものを持ち歩かないような人だと、イヤーマフはかさばるように感じるかもしれません

イヤーマフとスマホ
僕が使っているイヤーマフ。スマホの倍くらいのスペースは取りますね。
イヤーマフとスマホ
折り畳みができるタイプ。スマホとさほど大きさが変わらなくなった

イヤーマフのサイズは種類にもよりますが、スマホよりは断然大きいです。

カバンに入れてもそれなりのスペースは取っていました。

ものによっては、このように多少ながら折りたためる場合もあるので多少は省スペースになります。

イヤーマフはHSP、聴覚過敏の音のストレス軽減ができる

イヤーマフ

「外出しているときの音のストレスを軽減できれば」、と思って使ってみたイヤーマフですが、HSP(音に敏感な)の僕でも効果は十分実感できました

僕の場合、HSPで言うと「音」と「人」に対するストレスが普通の人よりは強めです。

また、イヤーマフについては外出時はもちろんですが

  • 勉強や仕事をするときに集中したい
  • 静かな環境にいたい

というときにもイヤーマフは効果的ですね。

音に敏感と言うのもれっきとした気質であって変なことではないので、しっかり対策は打つべきと考えています。

まだまだマイナーなHSPや聴覚過敏ですが、自分の発信で少しも知られてもらえれば嬉しいです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA