気質を活かそう。HSPに向いている仕事

自宅で仕事をする男性

HSPのりょうたです。

最近、自分がHSP(highly sensitive person:敏感な人)だということがわかりました。

今までのことを思い返してみると、思いあたることがたくさんありました。

特に苦労したのはサラリーマン時代(2011年~2016年)

やはり仕事をしていても、社内の雰囲気に影響されやすい、疲れやすい、ストレスから体調を崩しやすいなど。

HSPの悪い部分が出ていたことも多々ありました。

ただ闇雲に仕事をえらんでも、HSPにとってはつらいことばかり

そこで今回の記事はHSPに向いている仕事・向いていない仕事を今までやった仕事を中心に分類してみました。

特にHSPの方にはHSPを知り、その上でどんな仕事が向いているかイメージできたら嬉しいです。

注意
この記事であげる業種はあくまで業務内容とHSPの関係から相性をはかっています。HSPの特性上で相性が悪くてもいっしょに働く人次第で変わることもあるので、あくまで業務内容に特化して書いています
HSPかどうかの確認はコチラ
オススメのHSP診断と考えるべきこと

HSPにはこんな仕事が向いていない

HSPに合う仕事ってなると人によって意見は異なるだろうし、少なくとも答えは一つではないので判断が難しい

ただこれが「合わない仕事」となると、ある程度共通する部分が出てくるので、合わない仕事の方が考えやすいかなと思う

りょうた@涼しく生きる

結論からいうと『HSPに合う仕事』で考えると、けっこう難しいです

同じHSP気質でも細かいところ(音に敏感か匂いに敏感かなど)は違ってきます。

TwitterなどでいろんなHSPの方を見てても合う仕事は、一人一人違うなと実感しています。

その代わり、『HSPに合わない仕事』で考えるとある程度分かりやすいですし、僕もいろんな会社で働いてきてしかもブラック企業だったので合わない仕事はお伝えできます。

体育会系の色が強い

ある程度上下関係があるのは問題ないですし、職場としても必要なことです。

ただ上下関係が理不尽なレベルまで行くのは問題ですよね。

  • 上司の言うことは絶対!
  • 部下、若手をこき使う

とかですね。

これが行き過ぎて『パワハラ』につながる場合もあるので要注意ですね。

しょっちゅう誰かが怒られている

HSP気質の特徴で、『過剰同調性』というのがあります。

過剰同調性は自らの欲望や意見よりも相手の欲望や感情に関心を向け,他者に過剰に同調する性質であり

過剰同調性がネガティブ感情表出と本来感に与える影響―被受容感を媒介にして― 東京成徳大学臨床心理学研究,19号,2019,20-27

これにより自分と他人の壁が薄いため、他人の感情が自分の中に入りやすいです

ポジティブな感情とかであればむしろ良いのですが、怒られているなどネガティブなことも入ってくるとなると精神衛生上良くありません。

先述の体育会系の職場に多いパターンなので、やはり要注意ですね。

スピード重視の仕事

HSPの大きな特徴に『DOES』というのがあります。

HSPの定義に近いもので、

  1. 【D】深く処理する
  2. 【O】過剰に刺激を受けやすい
  3. 【E】全体的に感情の反応が強く、特に共感力が強い
  4. 【S】些細な刺激を察知する

の4つを総称したものです。

DOESについて詳しくはコチラ
HSPの特徴『DOES』を理解しよう

この中の『深く処理する』の話で、仕事に限りませんが1つの物事に対して深く考え、じっくり掘り下げる傾向があります。

丁寧にやるともいえるので大事ですが、丁寧さよりもスピードを重視するような仕事(職場)だと力を発揮しにくかったり、評価もされにくいです

逆に言えば、スピードより丁寧さを重視する職場や仕事であれば、強みになって重宝されます

仕事がつらくなったときの対処法はコチラ
HSPだって仕事が辛いときはある。そのときの対処法

HSPと仕事の適性

ここまで「こういう雰囲気の職場、仕事は合わない」というものを挙げました。

ここからは今までの話に加えて、転職経験のある僕が実際に見てきた(+友人などから聞いた)経験をもとにHSPに向いている、向いていない仕事を挙げています。

向いている仕事

塾講師。意外と一人の時間はとれることもある

僕が経験してる中だと塾講師はわりとマシだったように思います。

「人と接する」要素が大きいので意外と思われるかもしれません。

ただ実際は授業の時間よりも、授業の準備や事務的な仕事のほうが時間の割合は多いのです。

全体会議などを除くと各教室に散って少人数もしくは単独でいることも多いので、HSPでも多少はやりやすくなります。

生徒や保護者との相性もありますが、相性の良い人であればけっこう楽しいです。

注意
ただし同じ教育関係でも学校の教員や保育士などになると生徒・子どもにつきっきりな面もあるので、一概に相性が良いとも言えないかもしれません。

一つ不安材料をあげるとすれば、他の塾の話(by元社員)の話を聞いていると、塾の会社ってワンマン経営なところが多いです。

社内の雰囲気なども社長のさじ加減次第でギャンブルだし、他の会社の話もきくと気性の荒い人も意外といるようです。

MEMO
塾によっては会社によって違いがよりでそうですね。

過去に就活でいろんな塾を見てますけど、雰囲気は塾によってけっこう違います

HSPと塾講師の相性についてはコチラ
HSPと塾講師の相性。共感性と体力がポイント

カウンセラー。HSPの長所を生かせる

HSPの方は共感性の高い傾向があります。

感受性が豊かや深く考えるという点から相手の気持ちをくみ取ったり、相手に寄り添うことが得意

実際にHSPのカウンセラーの方もいたりするので、HSPの方に向いている確率の高い職業です。

この点は、HSPの特徴を上手く活かすことができますね。

特に茨城で言うと、「産業カウンセラー」の資格を持っている人は知り合いだけでも数人いますし、県内全体だと数十規模になるかもしれませんが、HSPを知っているのは1人だけです。

茨城に限らず地方の場合、カウンセラーといえどHSPを知らない人が多いの現状ですね

だからこそ、HSPを知っているだけでもアドバンテージにはなりますが。

在宅でもできる仕事。ブログ、ライターなど

パソコン

水戸のコワーキングスペースの本拠地にて

家にいれば刺激も最小限に抑えることができます。

また在宅勤務(テレワーク)の場合、まわりの人との競争の要素もそれほどなくマイペースに取りくめて、精神的な意味でも気楽にできるのは良いですね。

ブログについては家で書くことが多いです。
(たまにコワーキングスペースに行くこともある)

もちろん、収益をガッツリ出す(月数万円)には時間がかかるなどのデメリットはあります。

ただ収益源の一つや副業という位置づけでは最適です。

最近はいろんな稼ぐ方法も出てきているので、自分に合いそうなもの・好きなものを選びましょう。

またブロガーやライターについては正社員はほとんどなく特殊な働き方をしてたり、フリーランスになる方もいます。

ブログやライターはフリーランスの場合、一人でできたり場所も自分で選び放題なのでHSPにはうってつけですね。

他に、デザイナーやプログラマーなどクリエイティブな仕事もありますね。

自分の才能を活かして活躍する人も多いです。

HSPと在宅ワークにフォーカスした記事
HSPだからできる在宅ワークと仕事の例

内職。年齢、スキルの制限がない

昔内職やった事あります 受け取り、納品は会社に行ってやり取りしてました 僕の場合はこの組み立てで、1個2,3円くらいだったかと思います それを2000個ちょっとやったので、疲れましたが(笑)

りょうた@ムリなくできることを一歩ずつ

2017年にシェアハウス(リバ邸茨城)に移住したときにシェアハウスの近くに、たまたま内職の会社があり、内職の仕事の経験もあります。

やったのは「タバコの箱の組み立て」

1つ作るのに慣れれば1分は切れるかなというものを2000個ちょっとやりました。

この手の内職は基本的に「1個〇円」みたいに報酬が決まってきます。

僕の場合は、1個2,3円くらいでやって、最終的に7000円くらいを受け取りました。

作業自体は単純作業で、自宅で仕事をすることも可能なので刺激を避けるという意味ではHSP向けともいえます

注意
ただし内職だけで生活するのは難しいです。数が膨大ですし、内職だけでやっていこうとするとかなりの時間を要します。メインの仕事が別にあって、合間に内職をやるスタンスの方が負担もストレスも少ないです。

ちなみに僕の場合は、会社をクビになったショックで働くこと自体に恐怖感のあった時期でもありましたが、内職はスキルがいらないという点では取っ掛かりやすかったなと感じます。

年齢やスキルなどは問われないので、最初の取っ掛かりの仕事としても良いですね。

僕みたくたまたま近くに内職の会社があるのはそうそうないですが、求人サイトで内職の求人はそれなりにあるので探してみてもいいかもしれません。

向いていない仕事

【HSPの方の適性】

飲食・・×
事務・・△(×に限りなく近い)
塾講師・・△
農業・・△
代行タクシー・・〇(2種免許無しの場合)

今まで経験した仕事を主観で表すとこんな感じ。 正直、飲食は諸々の刺激に敏感な人はやらない方が良いと思う。 体力の消耗の度合いがまるで違う。 #HSP

りょうた@ムリなくできることを一歩ずつ

このツイートでは僕が今まで経験した仕事でまとめてはいますが、特に飲食や事務(マルチタスク)はHSPの人にとっては厳しいように感じます。

もちろん同じHSPでも一人一人細かい気質などは異なってきますが、おおよその目安にはなるかと思います。

飲食業。刺激がいっぱい

飲食系は働くうえで瞬発力がものをいう、またかなり騒がしいという点からHSPとはかなり相性が悪いです。

個人的には最も避けるべき業種かと思います。

HSPのように繊細な方にはキツイ仕事ですね。

ただしこじんまりとしたカフェなど静かで刺激の少ないタイプの飲食店であればやりやすいですね。

HSPと飲食店の相性についてはコチラ
要注意。HSPと飲食店の仕事は相性が悪い

事務。マルチタスクがきつい

事務は、意外に思う方もいるかもしれません。

本やSNSなどで、「HSPにとって事務は適職!」という人もいるくらいですから。

いわゆるホワイト企業であれば少しはマシでしょうけど、やはりHSP特有の弱点である『マルチタスクが苦手』というのが痛いところです。

なにより事務は同じ部署の人との連携が何より大事です。

言い換えれば人間関係ですね。

人間関係が良ければだいぶやりやすくなりますし、人間関係が悪ければ僕みたく地獄を見ます。

HSPと事務職の相性についてはコチラ
HSPと事務職は相性が良いとは限らない

仕事で苦労したこと

就職してからこれまで派遣事務、塾講師、農業法人、運転代行といろいろな会社で働いてきました。

自分がHSPだとわかってから改めて自分の人生をふり返ると、HSPと結びつくことが多々ありました。

  • 人に見られるのが気になってしょうがない
  • 職場の雰囲気、環境に敏感
  • 直接自分に関係ないことでも、誰かが怒られているのを見ると気が滅入る

これもあって僕は派遣事務、塾講師、農業と20代にして仕事を転々としていました。

HSPと仕事が続かないことの関係性について
HSPは仕事が続かない?仕事をするために大切なこと

人に見られるのが気になってしょうがない

これは特にHSPならではの悩みですね。

そもそもHSPの人は何か物事をするときに、まわりの目があると集中できず、1人でいることを好む傾向があります。

会社員という立場上、しょうがないところですがどうしても人の目であったり、まわりの雰囲気の影響は良くも悪くも受けやすいです。

人に見られていると思うと、いろいろ考えちゃいますよね。

職場の様子、雰囲気を敏感に察知する

また雰囲気についても敏感に感じとります。

いわゆる感受性が強いってやつです。

周囲が悪い雰囲気であればそれに飲まれて体調をくずしたり、仕事のパフォーマンスにも影響がでます。

事務や農業をやってたときは、「あいつは仕事できねぇな」という目線で見られていて、そういう評価を感じとってしまうので辛かったです・・・。

自分に関係なくても、怒られているのを見ると気が滅入る

怒鳴り声を聞くのもすごく辛かったです。

ただただ恐怖でした。

例えば塾講師をやってたころ、社長が会議で社員に暴言を吐くことがありました。

僕に関係ないものもありましたが、聞いてるだけでものすごく不快でネガティブな気分になりました

これらを踏まえてHSPに適した職場についてまとめてます
HSPに合う職場環境を見つける方法

HSPのメリット・デメリットを把握

HSPでもやりやすい仕事
  • 一人の時間が確保できる
  • (状況にもよるが)人との関わりがそこまで多くない
  • ムダに騒がしくない
飲食がHSPと相性が悪い理由
  • 忙しいときは本当に休む間もない
  • 状況によっては調理、接客の両方をやる(特に居酒屋)
  • 特にファミレスは戦場みたいな雰囲気で怒鳴り声や罵声が飛び交うこともある
  • 面倒な客にあたったときは、メンタルをものすごく消耗する(居酒屋)
事務がHSPだとやりづらい理由
  • 経理、来客・電話応対、その他雑務などいくつかの作業を並行して行う
  • 常時まわりに人がいる中での仕事なので、人間関係が悪くなったときのリスクが甚大
  • 冷たい人が多い(あくまで僕がいたところではありますが)

HSPに適した仕事と適していない仕事を紹介しました。

HSPにスポットは当ててはいますが、今回みたく合う仕事・合わない仕事を選ぶことって非常に大事なこと。

僕自身も合わない仕事で鬱になったり、体を壊した経験があるからなおさら実感します。

こういった経験があるからこそ言えますが、仕事の内容よりも自分の特性や生き方に合った仕事を探していきましょう。

単純にやりたいことを探すより、自分としっかり向き合うことをオススメします。

HSP向けの仕事の探し方

違和感から目を背けない

HSPの人は直感が当たりやすいです

そのため就活、転職活動をして面接などで会社と接したときに、会社にたいしてちょっとした違和感を持つこともあります

例えば面接をしているときに、

あれ?この人、僕のこと見下してる?

と面接官に思うこともありました。

僕の場合、「ゆとり世代」でもあったので、面接でゆとり世代をバカにするような発言もありました。

この辺は、面接で社員の本性も少しながら垣間見えますし、違和感を感じることもあります。

実際に入社してからそれが的中したので、違和感も意外とバカにできないのです。

就活と違和感についてはコチラ
HSP目線から見た就活に対する違和感

必ずしも会社員に固執する必要はない

一人仕事をするりょうた

そして今は昔より働き方が多様になっています。

正社員はもちろん、契約社員、派遣、フリーランスなど。

僕は今フリーランスとして活動していますが、人間関係のストレスの少なさはHSP気質にとってメリットになります。

もちろん会社員でこそ力を発揮するHSPの方もいますので、どんな形で仕事をするのが自分に合うかは本当に人によります

ただ、いろんな働き方があるのを知っているだけでも、だいぶ視野は広がります。

HSP気質に固執しすぎない

HSPだからやりやすいと感じる仕事、やりにくいと感じる仕事はもちろんあります。

ただし、HSP気質だけに固執するのも考えものです

あなたを構成しているのではHSPだけでなく他にも様々な性格や気質があります

それらもトータルで考えることで、合う仕事や合わない仕事が見えてくるのでHSPだけに固執せずいろんな角度から見ていくようにしましょう。

その他HSPの仕事探しのポイント
【実体験付き】HSP向けの仕事探しのポイント

自分に合う仕事をするのが一番大事

HSPでもやりやすい仕事
  • 一人の時間が確保できる
  • (状況にもよるが)人との関わりがそこまで多くない
  • ムダに騒がしくない

というところですね。

個人的にはHSPって職人気質な部分がある気がするので、塾講師みたく「自分の能力、知識をフル活用する」仕事は適性があるように思います。

細かい部分は同じHSPでも異なってきますが、間違いなく言えるのは自分に合った仕事をするということ

特にHSPの方にはこの点を心がけてほしいです。