こんばんは、りょうたです。
メダカやエビなどを飼っていますが、今回は特にエビについて。
今は2,30匹はエビがいるのですが、実は以前大量に死にました。
当時も同じくらいいましたが、5匹くらいをのぞいて全滅しました。
原因はなにかというと、買った水草に農薬がついていたためでした。
農薬ってメダカは普通にしてれば大丈夫ですが、エビにとってはとても危険なものです。
今回はそんな農薬とエビについてや対処法について解説しています。
農薬がついている水草は輸入ものに多い
農薬がついているといっても、売ってる水草すべてに農薬がついているわけではありません。
店によって変わりますが、外国産(輸入)水草はほぼ100%が検疫のために農薬がついています。
農薬がついているかは売っている水草に必ず記載はあるので、買うときは要確認です。

※シュリンプはエビ類のこと
ちなみに、国産だと無農薬の水草もありますが、農薬を使っている水草も一部はあるので注意してください。
とはいえ、輸入物だと珍しい水草が入手しやすいというメリットはあります。

エビや貝を飼っている場合は、輸入の水草は買わない方が良いかも…。
農薬のついてない水草。ほぼ国産
逆に無農薬の水草は(一部の例外を除いて)国産の水草になります。
無農薬の場合は必ず書いてあるので、売り場とかでは一目でわかるようになってます。
「国産無農薬」などと書いてあります。
ちなみにネットの場合も、以前Amazonで水草を買いましたが、こちらも同じ感じで無農薬ということは書いてあります。
無農薬の記載がなければ、農薬がついていると思っていいです。
水草に農薬がついたまま水槽に入れるとどうなる?
農薬でエビや貝は死ぬ
でここで疑問。
「農薬つきの水草って入れて大丈夫なの?」
これについては水槽で飼う魚などの種類にもよりますが、もしエビや貝類を入れると死にます。
というか実際死にました。

害があるのはエビや貝類で、メダカやドジョウは基本的に平気です。
農薬はしっかり除去しよう
なのでメダカ(魚)だけを飼うときは特に農薬は気にする必要もないです。
エビや貝を入れるときは農薬に注意を払わなければいけません。
もしエビのいる水槽に農薬のついた水草を入れたい場合は、水草その前に・・など農薬を抜く薬品がありますので、それを使ってからがいいです。
水草その前に・・・の場合は粉末を水に溶かしてその中に水草を入れて10分くらい漬けて、その後水ですすぐとほぼ農薬を取り除けます。
たまに薬品を使っても農薬が落とせない水草も売ってる(落とせないと書いてある)ので、それについてはどうやっても無理でしょう。
これについてもメダカなど魚には無害ですけど、エビや貝のいる水槽に入れるのは絶対にやめましょう。
水草その前に間違って長時間つけていると、水草そのものにダメージが出る可能性もあるので、ちゃんと10分くらいというのは守りましょう。
「水草その前に」を使用している様子の動画です。

水洗いだけでは農薬はなかなか落としきれないそうなので、このように確実に農薬を落とせるものはありがたいですね。
水草についている害貝(スネール)も除去
ちなみにこの薬品、農薬だけでなく水草についていることのある害貝(サカマキガイなど。スネールとも呼ばれる)やその卵もいっしょに駆除できます。
この貝自体は直接の害はないのですが、異常に繁殖力があり、見た目もよろしくないので、あまりオススメできないです。
農薬がなくても一度念入りに水草を洗って、卵などを洗い流しておくと良いです。
応急処置。農薬のない別の水槽へ移す
ちなみに万が一、エビのいる水槽に農薬が入ったときはエビを観察してればある程度分かります。
- 泳ぎ方が普段と比べて変・ふらふらしている
- 泳いでからの着地が上手くいかない・転ぶ
- 色が変わる(僕の時は異様に赤みを帯びました)
というのが見られたら、農薬などで危険な状態なので別の水槽、もしくはきれいな水(カルキ・塩素の抜いてある水)に移しましょう。
泳ぎ方が変とか着地に失敗とかは健康体のエビならまずありえないので、それを見かけたら農薬が関係ないとしても状態は良くないです。
農薬の心配がない水草もあるよ
農薬の除去方法は分かったけど、やっぱり手間に感じて面倒
と思う方もいるかもしれません。
店を見て回ると農薬がついている水草の方が多い印象ですが、中には農薬の心配がない水草も売っています。
農薬の心配がないものの特徴としては、
- 『無農薬』(エビにも安心)の表記がある
- 『組織培養』された水草
このどちらかを満たしていれば大丈夫です。
無農薬であればエビや貝への心配もないですが、逆に言えば無農薬の表記が無ければ農薬がついている可能性が高いです。

僕が昔エビが全滅しかけた時の水草は農薬に関する表記がありませんでした…。
また組織培養の水草については価格が高めなのと水草の種類に限りがありますが、無菌環境で培養されたり寒天培地がついているのが特徴です。
無菌なので害虫やスネールなどが発生する心配もないため農薬を使う必要もありません。
そのため確実に無農薬ではありますが、ニューラージパールグラスなど一部の水草しか取り扱ってないため好みの水草があるかは微妙ですね。

ただし組織培養で使われる水草の多くは地面を葉で覆いつくすいわゆる『緑のじゅうたん』が作れる種類が多いなど、ちょっとプレミア感のある水草が多いですね。
水槽にオシャレを求める人にはオススメです。
エビや貝は農薬に弱いので対策をしっかりする!
そんなことで農薬のついた水草をエビ・貝のいる水槽に入れるとエビたちは死にます。
そのためエビ・貝を飼うときは
- 農薬のついてない国産水草を買う。ただし国産でも農薬つきのものはあるので要確認。
- 輸入物の水草は必ず農薬がついてるのでそのまま入れない。
- もし農薬つきの水草を入れるときは薬品を使って、必ず農薬を抜く。
- 農薬はメダカ(魚)には影響ないので、メダカだけということなら特に気をつかう必要はない。
- 『無農薬』の表記がある水草か『組織培養』された水草なら確実に無農薬。
ということを気をつけましょう。
大切なエビや貝を死なせないためにも『水草の農薬』には細心の注意を払いましょう。