こんにちは、りょうた(@nr880622)です。
かれこれ4年くらい前からメダカを飼っています。
そのメダカだったり、ミナミヌマエビも一緒に飼っていますが、実は3月の半ばから新たに石巻貝(イシマキガイ)も飼い始めました。
なぜなら水槽がコケだらけで汚くなったので。
全然中が見えなかったです。
そんな状況でしたが石巻貝はコケ対策にけっこう良いということで飼ってみました。
そして石巻貝を飼って一か月で目に見える効果が出ました。
特に、
・水槽がコケで汚れて綺麗にしたい
・貝類で飼いやすいものを飼いたい
・あまり繁殖しない生き物がいい
という方には石巻貝はオススメです!
今回の記事では石巻貝の生態についてはもちろん、飼って1ヶ月のコケ取りの結果もまとめてあります。
目次
そもそもコケって?
メダカなどを飼っていて、水槽のガラス、水草、石などに付着する緑色や茶色の汚れのようなもののこと。
ガラスに付着すると、写真みたいな感じでぱっと見は汚れたようにも見えます。
原因はコケの種類にもよりますが、主に食べ残しの餌や魚などの糞、日照・照明の時間が長すぎるなどです。
コケ自体が害を及ぼすわけではありませんが、見た目が悪かったり、中が観察しづらかったりします。
もちろんブラシで磨くなどすれば落ちるのですが、何回もやるのは正直めんどくさいです。
石巻貝の生態
石巻貝って?
そんな中で、コケ取り要員として導入したのが石巻貝。
見ての通り貝ですが、初心者はよくタニシと間違えるようです。
お店では石巻貝以外にも貝はいろいろ売っているけど、コケを取るという意味では石巻貝が一番に挙がるくらいです。
タニシ↓
石巻貝は殻の上の方が欠けているのでそこで区別する感じですね。
貝自体の形も違いますしね。
もしくは大きさがそもそも違う場合もありますけど。
(基本的にタニシの方が大きい)
石巻貝に餌は必要ない。水槽についたコケを食べる
エサは特別与える必要はなく、写真みたいな感じでコケを勝手に食べてくれるので放置でOKです。
矢印が口で、コケを削り取るように食べます。
メダカなどの餌の食べ残しや生物の死骸も食べてくれます。
そもそも石巻貝用の餌が売ってないですしね。
逆にいえばコケのない綺麗な水槽だと、石巻貝からしたら食糧がないような状態に等しいので、注意が必要です。
メダカ・エビとの相性
特に問題ないです。
石巻貝はそもそも動きが鈍いので、他の生物を襲う事もありません。
せっせとコケを食べています。
見た目、景観さえ気にならなければ相性は良いと思います。
また、適正な水温や水質(酸性かアルカリ性かなど)もメダカとほぼ同じです。
水の汚れ。酸性に注意
ただ水が汚れて酸性になると石巻貝の殻が溶けやすくなるので、水替えはしっかりやりましょう。
最近は、pHを図れる試薬などもあるので、不安な人は活用するとより水質管理もしやすくなります。
とは言っても適度(1~2週間に1度)に水を換えるなどしていれば、そこまで水が酸性に偏ることもないです。
(極端な酸性、アルカリ性はメダカやエビも弱いです)
石巻貝のコケ取りの効果
ビフォー
石巻貝導入直後の3月20日ごろ撮影。向こう側が見えない。
アフター
4月25日撮影。きれいになって向こう側もしっかり見えるように(*´ω`*)
更に1ヵ月後
この間、ブラシで磨いたりなどは一切していません。
餌やり、水替え等もこれまで通りです。
水槽の方は金魚鉢より一回り大きいもので、水は6,7リットルくらい入っています。
一緒に入っているミナミヌマエビもコケ対策の生物ではあります。
ただ小型な分、けっこうな数を入れないと効果はないので、即効性ってことだと石巻貝の方がいいですね。
いくつかのアクアリウムの店でコケ対策に向いている生体を聞くと、石巻貝が真っ先に挙がりました。
コケについて
コケがあってもメダカは死なないけど・・・
水が汚れてくると、冒頭の写真みたいな緑色もしくは茶色のコケが発生してきますが、これ自体はあってもメダカなどには直接の害はほとんどありません。
ただ、水が汚れているという指標にはなるので、水を換える目安にはなります。
もしくは単純に、コケで水槽のガラスが汚れるとメダカなどの観察がしづらくなりますが。
ブラシでこすってもコケを落とすことはできますが手作業での除去は意外と面倒です。
そのため、放っておいてもコケを食べてくれる石巻貝はありがたい存在です。
僕の場合、夏は1~2週間に1回。
他の季節は様子を見ながらですが、2~3週間に1回のイメージで水替えをしています。
基本的に、気温(水温)が高いとコケも出やすく、水も汚れやすいです。
なので、夏に関しては特に水質には注意してください。
石巻貝のデメリット。産卵・繫殖と景観
繁殖(卵は産む)
コケ取り要因としては効果の高い石巻貝。
ただ欠点もあるようで一つが繁殖について。
石巻貝は元々汽水(海水と淡水の境目・二つが混ざる所)に生息する貝のため、通常の淡水の環境では本来繁殖できません。
それでもまれに卵は産むようで、水槽の壁に卵を産み付けたりはしますが淡水では孵化はしないので、景観を損ねてしまいます。
白い粒(卵)が壁にこびりついたような見た目になります。
スクレーパーなどを使えば除去はできますが、注意です。
石巻貝を飼う際、産卵や繁殖はあまり期待しない方が良いです。
石巻貝の卵
淡水だと孵化しないので、ただあるだけ
こびりついてるので、ちゃんとこすらないと取れない(´・ω・`) pic.twitter.com/AdoLMK67QK
— りょうた@メダカのブロガー (@ryota_aquarium) May 18, 2019
景観。貝なので見た目の好みはわかれる
また、石巻貝(貝類全般)は基本的に地面や水槽の壁をずっと這っているので、水槽の景観的(もしくは見た目)には好き嫌いの別れる所です。
見た目も地味ですからね。
僕は気にしないので大丈夫ですが、気になる人はエビとかの方がいいかもしれませんね。
石巻貝がひっくり返ってたら起こしてね
あと、たまに壁から落ちるなどして、
たまにこんな感じで石巻貝がひっくり返っているときがあります。
基本的に石巻貝はここから自力で起き上がることができないので、この状態で放置されると死んでしまいます。
もしこの状態を見かけたら、元に戻してあげましょう。
※タニシなどの他の貝類も同様の処置をしましょう
まとめ。石巻貝はコケを綺麗に取ってくれる
コケ対策で導入した石巻貝。コケ取りとして、一定の効果はあげました。
見た目などの好みは人によって分かれるところはありますが、コケ取りの効果は確かなので、水槽(ガラス)のコケに悩んでいる人にはオススメの生体です。
コケで水槽が汚れていて悩んでいる方には、一番オススメの生き物です。
このように水槽の掃除をしてくれる石巻貝。
コケなどの汚れでお悩みの方には必須の生体です。