メダカ飼育に出てくる主な貝まとめ

メダカ飼育に登場する貝

こんにちは、りょうたです。

2013年からメダカを飼っていますが、メダカ以外の生物も同じ水槽で飼っています。

いろんな生物がいますが、今回の記事で取り上げるのは貝類

貝と言ってもたくさんの種類がありますが、この記事では僕が飼ったり、関わりのある貝類を3つ紹介します。

注意
各貝ごとに点数をつけていますが、あくまで実際に飼った上での個人の感想です。

タニシ。水質浄化

タニシの評価
飼いやすさ
 (4)
見た目
 (4.5)
コケを取る能力
 (3)
繫殖の容易さ
 (3.5)
メダカとの相性
 (5)
総合評価
 (4.5)

タニシの特徴。水を浄化する

タニシ

元々、メダカと同じく水田やその付近に生息する生き物なのでメダカとの相性も良いです。

タニシの一番の特徴は濾過摂食(ろかせっしょく)。

濾過摂食(ろかせっしょく、filter Feeding)とは、動物のエサの取り方の類型の一つで、触手や鰓などを用いて漉し取る(濾過する)ようにエサをとるやり方を指す。主として水産動物に見られる。

よく発達した鰓や触手などを濾紙やザルのように用いて、それに引っ掛かるエサを食べる。この方法でエサをとる動物を濾過摂食者 (filter feeder) という。

濾過摂食『ウィキペディア(Wikipedia)』

タニシはこの性質を利用して、水の汚れの原因になる水中の有機物や植物プランクトンをこしとるようにして食べます。

それによって水を浄化することができるのです

石巻貝と違い発生しているコケを直接除去する能力は少し低いですが、そのぶん水の汚れの原因になる有機物などを食べてくれるので、間接的ながらコケの発生を抑えて水槽を綺麗に保つ効果はあります。

注意
ヒメタニシ、マルタニシなどタニシも何種類かいますが、ジャンボタニシはNGです。

そもそも巨大なのと水草を大量に食べますし、ピンク色の卵を大量に産卵しますので、くれぐれも飼育はしないように

繁殖。ちょうどいい繁殖スピード

タニシと稚貝

繁殖については、卵は産みません。

卵胎生という繁殖形態で、ある程度成長した稚貝の状態で外に出てきます

そこまで大量に数十匹も稚貝を産むわけでもないので、増え方もそこまで極端ではありません。

石巻貝。水槽内のコケを取る

石巻貝の評価
飼いやすさ
 (3.5)
見た目
 (3)
コケを取る能力
 (4.5)
繫殖の容易さ
 (0.5)
メダカとの相性
 (5)
総合評価
 (4)

石巻貝の特徴。コケを食べてくれる

石巻貝

石巻貝の一番の特徴はコケを取る能力の高さ

石巻貝が水槽のコケを食べる!?飼い方とコケを取る効果でも触れていますが、場合によっては1か月ほどで見違えるように水槽がキレイになることもあります。

ただしデメリットとしては、淡水では繁殖はしない(産卵はするけど)ので飼育下で増やすのはほぼ不可能です

寿命も1年ほどなので、コケを取るためにピンポイントで導入したり、使い捨てっぽくなってしまいます。

りょうた
りょうた

汽水(海水と淡水の中間の塩分濃度の水)を作れば繁殖できるらしいですが手間がかかりますね。

繁殖。卵は産むが孵化しない

石巻貝の卵

繁殖については、卵は産みます。

ただし野生の石巻貝は稚貝の一定期間を海で過ごし、ある程度成長してから淡水に戻るという生態なので、淡水で飼育していても孵化しません。

イシマキガイ(石巻貝、石散貝)、学名 Clithon retropictus は、アマオブネガイ目アマオブネガイ科に分類される巻貝の一種。西太平洋沿岸に分布する淡水・汽水生の巻貝である。両側回遊型の生活史をもつ。

イシマキガイ Wikipedia

ただし、卵はそのまま残るので、スクレイパーなどの硬い物でこすって除去する必要があります。

りょうた
りょうた

卵は産みますが孵化することはないです。

繁殖は無理そうですね…

石巻貝の卵についてはコチラ

フネアマ貝

フネアマ貝の評価
飼いやすさ
 (4.5)
見た目
 (3)
コケを取る能力
 (5)
繫殖の容易さ
 (0.5)
メダカとの相性
 (5)
総合評価
 (4)

コケ取りの能力が最強

フネアマ貝

見た目は石巻貝そっくりですが、石巻貝と比べると平べったい形の貝殻が特徴。

そんなフネアマ貝の一番の特徴がコケ取りの能力が最強』ということ。

コケだらけの小さい水槽で試したら1,2日でも目に見えてコケが減っていました。

水槽
フネアマ貝飼育から1週間。完全にコケに覆われてたのが通り道はキレイになった。

石巻貝でも目に見えてコケを食べてくれましたが、即効性や1匹当たりのコケ取りで言うとフネアマ貝の方が上かもしれません

りょうた
りょうた

フネアマ貝を扱っている店がそう多くない印象ですが、コケ取りの効果はトップクラスです。

水槽内で繁殖しない

石巻貝と同じく元々汽水で繁殖しているため、フネアマ貝も普通に水槽で飼っていると繁殖することはありません

ただしそのコケ取り能力の高さは1匹や少数でも十分に発揮するので、あえて増やさなくても十分にメリットはあると思います。

サカマキガイ(スネール・害貝)

サカマキガイの評価
飼いやすさ
 (4)
見た目
 (1.5)
コケを取る能力
 (1.5)
繫殖の容易さ
 (5)
メダカとの相性
 (2)
総合評価
 (2)

サカマキガイの特徴。いわゆるスネール

サカマキガイ

あえてサカマキガイを飼う人もいますが、少数派のようで基本的にはスネール(害貝)の位置づけですね。

他の貝類と同じく(少し)コケを食べたり、他の生物の死骸やエサの食べ残しを食べてくれますが、一番の特徴はその繁殖能力の高さです

補足

スネールと呼ばれる貝は、他にもモノアラガイやカワコザラガイ、ヒラマキガイ(ラムズホーン)などがいます。

繁殖。いくらでも増える

サカマキガイの卵

繁殖のときは、写真のようにゼリー状の卵を産みつけます

水槽の壁、水草などいろんなところに産みつけますので、要注意。

他の貝とは比べ物にならないスピードで数を増やしていきます。

初心者だとメダカなど他の生き物の卵と間違えることもあるようですが、メダカの卵はゼリーに包まれたりはしてないです。

メダカの卵についてはコチラ

さらにサカマキガイは雌雄同体のため1匹だけでも産卵・繁殖をすることが可能です
(もちろん2匹で交尾をすることもある)

雌雄同体(しゆうどうたい)とは、一般に、雄の生殖器官と雌の生殖器官を一個体に持っているものを言う。そうでないものは雌雄異体(しゆういたい)という。植物の場合にはそれぞれ、雌雄同株(しゆうどうしゅ)、雌雄異株(しゆういしゅ)という。

雌雄同体の場合、雄の生殖器官と雌の生殖器官が別々に存在し、機能する。

雌雄同体 Wikipedia

そのため、繁殖スピードはかなり速いです。

りょうた
りょうた

1匹でもいるといつのまにか10匹単位で増えていることもありました

数が増えればそれだけサカマキガイのフンも増えてかえって水を汚す原因にもなるので、水槽の掃除のメリット以上に大量発生するというデメリットの方が正直大きいです。

繁殖を抑えて少数に留めれば多少のメリットもありますが、現実的には難しいため、個人的に飼育はあまりオススメできません

サカマキガイについて詳しくはコチラ

基本的には除去しよう

ちなみにサカマキガイはサカマキガイとして販売されていることはほとんどありませんが、水草を購入するとそれに意図せずにくっついていることもあります。

なのでそれが嫌な人は専用の薬品を使って、あらかじめサカマキガイやその卵を除去することをオススメします。

発生してからだと数もそれなりにいて、完全にサカマキガイを除去するのは難しいですし、時間がかかります
(数十匹単位でいることもあり、1匹1匹捕まえるの意外とめんどくさかったです(;^ω^))

収拾がつかない場合は、最悪水槽をリセットする必要があります。

水槽のリセットとは?
水槽内の観賞魚、水草、岩、底砂などの物を全て除去し、水槽内を掃除して再びレイアウトを組み直すこと
りょうた
りょうた

増えてからのサカマキガイの除去はかなり面倒。

基本的に1匹1匹除去するしかいないので、早めの対処がポイントです。

カワコザラガイ(スネール・害貝)

カワコザラガイの評価
飼いやすさ
 (4)
見た目
 (2)
コケを取る能力
 (1)
繫殖の容易さ
 (5)
メダカとの相性
 (2)
総合評価
 (2)

カワコザラガイの特徴。とにかく小さい

カワコザラガイ

透明で大きさも肉眼で何とか見えるくらい

水草など生い茂った場所にいると見つけづらいです。

サカマキガイと同じく、水草や岩などに紛れて水槽にいつの間にか混入していることが多いです。

繁殖力がえげつない。早めに除去しよう

とにかくよく増えます

サカマキガイと同じくスネール(害貝)に分類されています

1匹見つけたと思ったらいつの間にか10匹単位で増えていたなんてこともあります。

後から除去しようとするとめんどうなので、見つけ次第早めに除去することをオススメします。

りょうた
りょうた

メダカなどに直接危害を加えることはありませんが、増えすぎることによる景観の乱れやフンで水を汚すなど地味なデメリットはあります。

貝類の区別のポイント

貝一覧
貝の見分け方
  • タニシは典型的な巻貝の形で殻の頂上が白い
  • 石巻貝は丸みを帯びていて殻の頂上が欠けている
  • フネアマ貝は石巻貝より平べったい形でコケ取りの能力は最強クラス
  • サカマキガイはタニシや石巻貝より小さく、細長い
  • カワコザラガイは殻が透明でとにかく小さい

見た目でいうと貝殻の形や全体の大きさが判断のポイントですね

ところで、

買った覚えのない貝がいる!

ということを聞くことがあります。

このケースで出てくる貝はスネール(サカマキガイ、カワコザラガイなど)で間違いありません。

石巻貝やタニシについては紛れていればすぐにわかりますし、それぞれその名前でお店で売られています。

一方でサカマキガイやカワコザラガイを販売している店はほとんどありません。

むしろスネールは小さいので水草に紛れることがありますし、卵も見た目は分かりづらいので水草に紛れることがたまにあります。

なので、意図せずに発生している貝はスネールの一種と思って良いです

メダカと一緒に飼うなら石巻貝やフネアマ貝、タニシが無難

 おすすめ度繫殖卵の有無コケ取りの効果
タニシ無(稚貝が出てくる)
石巻貝△(汽水なら可)有(淡水では孵化しない)
フネアマ貝△(汽水なら可)有(淡水では孵化しない)
サカマキガイ×
カワコザラガイ×

今回の記事ではメダカを飼う水槽をベースに貝類の紹介をしました。

貝を飼育するなら石巻貝タニシ(コケが気になる場合はフネアマ貝)をオススメします

(水槽の景観が気にならなければ、サカマキガイもアリですがオススメはしません)

貝類の大まかなメリットとしては、やはり「水槽内の掃除」というのが大きいでしょう。

メダカなどの観賞魚と一緒に石巻貝やタニシなどの貝類がいると、それだけでも水槽のきれいさは保ちやすいです。

水槽の掃除屋として、貝類の導入もオススメです。