茨城県のHSP第一人者のりょうたです。
僕はこれまで『HSP交流会』を開催しました。
2021年以降は『HSP勉強会』として開催しています。
今のところ、茨城でHSP交流会を開催しているのは僕だけです。
HSP交流会を開催して、反省点なども出てきたのでまとめました。
参加する人はもちろん、HSP交流会を開催しようと考える人にも参考になればと思います。

コロナウイルスの影響もあり、オンラインのHSP交流会も増えています。この記事では2019年に行ったHSP交流会をもとにしているためオフラインでの交流会の話になります。
次回は未定。決まり次第お知らせします。
茨城県で初めてHSP交流会を開催した
2019年の7月に水戸のコミュニティスペース『本拠地』で当時茨城県では初となるHSP交流会を開催しました。
最初の2回はファシリテーターをやってる友人にも手伝ってもらい、1回目は『ニーズカード』、2回目は『レゴシリアスプレイ』を用いてワークショップっぽい感じでやりました。


単にHSPについて話すのではなく、ツールを使って参加者それぞれの意見を述べるという形をとりました。
HSP交流会・勉強会の開催実績
茨城県水戸市のコミュニティスペース本拠地でHSP交流会(勉強会)を開催したり2021年以降ははオンライン(Zoom)による開催もしています。
初めての開催は2019年で、2020年以降も開催実績があり2021年3月以降はより『勉強会』の要素を強めています。
- 2023年1月17日:オンラインHSP・HSC交流会-2023年初開催-
- 2023年3月18日:オンラインHSP・HSC交流会-ゆっくりHSPについて喋ろう-
- 2022年1月15日:1月15日開催。HSP勉強会~HSPと資格商法Ⅱ。HSPにまつわるビジネスからHSPの今を知る~
- 2022年2月19日:2月19日開催。HSP・HSC勉強会~HSPブームからわかるHSP~
- 2022年2月23日:2月23日開催。ミニHSP・HSC勉強会~HSPブームからわかるHSP~
- 2022年3月4日:【第20回】3月4日開催。ミニHSP・HSC勉強会~HSPブームからわかるHSP~
- 2022年3月19日:【第21回】3月19日開催。HSP・HSC勉強会~HSPブームからわかるHSP~
- 2022年4月6日:【第22回】4月6日開催。ミニHSP・HSC勉強会~HSPを『ちゃんと』知れる場所~
- 2022年4月16日:【第23回】HSP・HSC勉強会~HSPを『ちゃんと』知れる場所~
- 2022年5月7日:【第24回】5月6日開催。ミニHSP勉強会~HSPがわかるといろんなことに応用できる~
- 2022年5月21日:【第25回】5月21日開催。HSP勉強会~HSPがわかるといろんなことに応用できる~
- 2022年6月3日:【第26回】ミニHSP勉強会~HSPがわかるといろんなことに応用できる~
- 2022年6月11日:【第27回】HSP勉強会~HSPがわかるといろんなことに応用できる~
- 2022年7月16日:【第28回】HSP勉強会~HSPがわかるといろんなことに応用できる~
- 2022年8月20日:【夏休みver】HSP勉強会~HSPと学校教育~
- 2022年9月17日:第30回HSP勉強会~HSPから考える働き方とキャリア~
- 2022年10月16日:【オンライン開催】HSP勉強会~HSPを知って教育に活かそう~
- 2022年11月19日:【オンライン開催】HSP勉強会~HSPを知って教育に活かそう~
- 2022年12月17日:HSP・HSC交流会フリー -2022年総集編-
- 2022年12月28日:オンラインHSP・HSC交流会-年末ver-
- 2021年1月23日開催:HSP交流会@本拠地(初のオンラインも同時開催)
- 2021年2月13日開催:HSP交流会@本拠地。2月1回目
- 2021年2月23日開催:HSP交流会・勉強会@本拠地。2月2回目
- 2021年3月13日開催:HSP交流会・勉強会@本拠地。3月1回目(論文解読など勉強会の要素を取り入れた)
- 2021年4月10日開催:HSP交流会・勉強会4月分(この回からオンライン参加はPeatixで受付)
- 2021年6月5日開催:HSP勉強会-現在のHSP事情と情報の取捨選択-(これ以降オンラインがメインに)
- 2021年7月17日開催:7月17日開催。HSP勉強会-HSPと資格商法-
- 2021年8月21日開催:8月21日開催。HSP勉強会-HSPと発達障害-
- 2021年9月18日開催:9月18日開催。オンラインHSP勉強会-HSP診断テストは信用できるのか⁉-
- 2021年9月19日開催:9月19日開催。オンラインHSP勉強会-HSP診断テストは信用できるのか⁉
- 2021年10月16日開催:10月16日開催。オンラインHSP勉強会-HSPの観点から見た働き方-
- 2021年11月20日開催:11月20日開催。オンラインHSP勉強会-HSPと環境-
- 2021年12月11日開催:12月11日開催。HSP勉強会-これまでのHSP勉強会のまとめ-
- 2020年12月22日開催:【少人数】HSP×仕事をテーマにしたHSP交流会
- 2019年7月20日開催:満員につき受付終了。茨城県初開催。語り合おう!hsp交流会
- 2019年9月28日開催:HSP交流会in茨城
最近のHSP交流会の内容
研究、エビデンスなど『正しさ』を重視
最近(2021年以降)のHSP交流会は、以前よりエビデンス・勉強会の要素が強くなりました。
これは2020年になってHSPがテレビなどで取り上げられることが多くなりHSPが知られるようになった一方で公式(研究)とは明らかに違った知見が広がってしまったためです。
このような誤解が広まって、将来的にHSPが誤解を受けるのは個人的には避けたいと思っています。
そのため、難しい話をしているのは承知のうえで正しい知識を共有しています。

もちろん可能な限り分かりやすく説明することは心掛けているのでご安心ください!
ちなみに僕が共有する研究の情報は、創価大学でHSPの研究をしている飯村周平さんのTwitterやHSPの情報サイトなど研究関連の情報を参考にしています。
時にはオープンにしづらい話題も

特に勉強会の要素が強い会ではHSPを使った『悪徳商法』について言及したこともありました。
質の低いカウンセラーに引っかかって余計ひどい状況になったという情報も入ってきているため野放しにもできません。
HSP交流会(勉強会)というクローズドな場だからこそ、なるべく忖度のない情報共有をするように心がけています。
安心感のある人柄・雰囲気は大前提

基本的には情報の質を重要視していますが、まず前提として主催である僕が信用に値する人間であったり接しやすい人間でなければいけないと思います。
そのため僕としては、HSP交流会・勉強会中の喋り方や雰囲気には気を配るようにしていますし、多くの方がブログやSNS経由で参加しているため、普段の発信内容も極力気を付けるようにしています。

いろんな人と話して気づきましたが、特にSNSの発信はいいねなどのリアクションがなくても意外と見られているみたいです(笑)
次回は未定。決まり次第お知らせします。
オンラインHSP交流会も開催

2020年以降、コロナ禍に入ってからはZoom(オンライン)での開催も行うようになりました。
対面だと参加者が茨城県内の人に限られてしまいがちですが、オンラインであれば居住地に関係なく参加できます。
僕が主催するHSP交流会もオンラインにしてからは、遠いところでは九州の方の参加もありました。
ただしオンラインは場所の確保が不要な一方で、
- ネット環境
- ZoomやGoogleMeetなどオンライン会議のツール
- (できれば)パソコン
が必要になります。

タブレットやスマホでも参加はできますが、機能の制限や使いやすさの観点からパソコンでの参加をオススメします。
またオンラインの場合、あまり人数が多い場合はセミナーみたく一方的に喋る形式なら良いですが、交流会などのようにコミュニケーションを取る場合は喋るタイミングにも気をつかう必要があります。
オンラインだと自宅など全国どこからでも参加ができる一方、喋るタイミングなどコミュニケーションの面は対面より気をつかう場面も多いです。
HSP交流会の反省点
茨城県で初のHSP交流会を開催できたのはとても意義のあることだったと思います。
ただHSP交流会をやってみて、反省点も出てきました。
できるところは今後開催するときに活かしたいし、これからHSP交流会を企画したり参加するという方も参考にしていただければと思います。
HSP交流会の参加者は数人程度がちょうどいい
第1回は10人、第2回は2人の参加でしたが、1回目の10人は定員通りとはいえ多すぎた感じもありました。
2回とも2時間という時間の中で、1人が話せる時間は限りがあります。
単純な話、人数が多いほど一人一人の話す時間は減りますし、割って入るのも難しいです。
その点でもうちょっと少なくても良かったかなと思います。

Twitterでアンケートとった感じだと、10人を超えると多いみたいです。
その点で、2回目は2人だけの参加だったとはいえ1回目の反省も踏まえて一人一人ちゃんと喋る時間があるかも配慮できたので、充実したものになったかなと思います。
HSP気質の段階や個人個人の状態の考慮が必要だった
個人的に一番の反省点がコレ。
同じHSP気質と言っても、状況は人それぞれでHSPを知ったばかりで細かい所は何も知らない人から、詳しい人までHSPに対する知識レベルは様々。
そして、僕みたくHSPをネガティブにとらえてない人もいればネガティブにとらえている人もいる。

さらにHSPのほかにADHD、ASDや鬱などの障害や精神疾患も絡んでくる場合もある。
僕の場合はADHDでも鬱でもないのでやはり状況が違うと話も大なり小なりズレると感じました。
そのため、HSP交流会を開催するときは「HSPの中でもこういう人!」と漠然とでも良いので、ターゲットをしっかり決めておくのが重要だと思いました。
僕の場合は、HSPのポジティブな側面に注目しているので、
- HSPを活かそう
- 自分をより良くするにはどうすればいいか
を建設的に話をできる会にできれと思います。
逆に、鬱の傾向が強い場合や(HSPに対して)ネガティブな気持ちが強すぎる場合は、僕よりも専門のカウンセラーの方が合いますね。
発達障害など他の気質との兼ね合い
HSP交流会を開催して感じたのが、思ってよりもHSPに加えてADHDやASDなど他の気質も混ざっている人が多かったこと。
(全国のHSP交流会の記録を見てもそんな感じな印象)
真逆まではいかずとも例えばHSPとADHDで違ってくること(感覚の鋭さや活動レベルなど)があります。

僕はADHDやASDの当事者でないため対応できない部分がどうしてもあります。

本拠地界隈でADHDの方が多いためある程度ADHDについては知識もあります。
とはいえADHD当人でないと難しいなと思う。
もちろん、主催がHSP+ADHDとかであればこの限りではないですが、主催と参加者の気質のズレやズレている場合にどこまで対応できるかも重要なポイントですね。
参加するHSP交流会の選び方
ここからはHSP交流会を選ぶポイントを参加したい人に向けて。
そもそも選ぶほどHSP交流会が開催されているわけでもないですが、この辺を踏まえると良い交流会に参加できたり、良い会になりやすいという点を紹介します。

会場の場所、光や音などの諸々の刺激については割愛
主催者の雰囲気が合いそうかどうか
ある意味これに尽きるかもしれませんが、大事なポイントです。
同じHSPでもどういう人かというと実に様々です。
- 論理的に物事を考えるか感覚で考えるか
- ポジティブ色が強いか弱いか
などですね。
逆だから合わないとは必ずしもなりませんが、事前に主催者がどういう人かを把握しておくのは大事です。
主催者の発信を見ることで人柄がある程度わかる
例えば僕であれば、
- ブログ
あたりでHSPについて発信をしています。
当然その中で、HSPもふくめた自分の考えも発信しますし、HSP以外のことも発信しています。
それらの発信を見て、『共感できるか』が非常に重要になってきます。

たとえ正論でも、嫌いな人が言うのと自分が慕っている人が言うのとでは響きが全然違いますよね。
ネット上に限らずですが、その人の発信や普段の活動を見ておくことでHSP以外もふくめた人となりや考えなどが見えてくるので、何らかの形で主催の人の発信や活動もチェックできると良いですね。
「りょうたなら信用できそう」と思って、今後僕がHSP交流会を企画したときに参加してもらえたら嬉しいです。
HSP交流会でよく聞かれること
- HSPを最近知ったばかりで、そこまで知識がないですが参加しても大丈夫ですか?
- 大丈夫です。むしろ余計な先入観が無い方がHSPの公式の情報もすんなりと理解しやすいです。分からない部分があれば丁寧に解説しますのでご安心ください。
- どういう方の参加が多いですか?
- HSPに加えて『教育』や『働き方』に関心のある方が多いです。ただし、性別や年齢による参加の制限は一切設けていません。『HSPを学びたい気持ち』があればどなたでも大歓迎です。
- HSPの人って生きづらいですよね?
- 必ずしもそうでないですし、実は『HSP=生きづらい』というエビデンス(根拠)はありません。HSPだけでなく様々な角度から考えていくことが重要になります。
- HSPの子どもは不登校になりやすいですよね?
- 不登校も同様に明確なエビデンスはありません。ただし、親や教員が適切にHSPを理解することで問題の軽減や解決につながります。
- HSPを学ぶ上でのオススメの書籍を教えてください
- 正直言うと、書店によく置いてあるような本はオススメできません。オススメできる本としては、「HSPの心理学: 科学的根拠から理解する「繊細さ」と「生きづらさ」」(飯村周平著)や「敏感すぎる私の活かし方 高感度から才能を引き出す発想術」(エレイン・N・アーロン著)などのアーロン博士や飯村周平さんなどHSPの研究者が著者の本が良いです。なお、HSPの主要な本の詳細は当ブログのHSP本をまとめた記事でも解説しています。
りょうた(涼しく生きる)主催のHSP交流会・勉強会の参加者の声
ブログひとつ書くのには、共有スペースを借りたり作ったり、そして人から情報を聞くために交流会を開いたりなど、営業力や取材力、そして工夫や創作力が必要だと主催者の努力を垣間見ました。また、交流会により自分より下の世代、そして同じ学問をしていた人と対話し自分自身の研磨になりました。
こういったHSP同士の交流の場というものが身の回りに無いので、貴重な場を提供して頂いてありがたいです。 安心安全な場でのあたたかい情報交換ができました。 HSPという気質が、生きづらさの足枷では無く、希望を持つことで次の世界への翼になることを祈ります。
勉強会に参加しました。 HSPについて詳しくお話を聞くことができて、大変勉強になりました。
HSPについて、あまり知らなかったですが今回セミナーを聞いてとても勉強になりました。 また、丁寧に教えていただき分かりやすかったです。 機会があったらまた受けたいです!
自分のプラスになるHSP交流会に参加しよう
HSP交流会を選ぶポイント
- 主催者の雰囲気や人柄が合うかどうか
- 雰囲気、人柄などは対面はもちろん、SNSなどの普段の発信でも把握できるので要チェック
- 「この人なら大丈夫そう」と思える主催者を選ぶ
HSP交流会をやった上での反省点
- あまり人数が多すぎても一人一人が話す時間の確保が難しい。会場の広さにもよるが数人程度が無難
- 主催と参加者のHSPに対するスタンスや現状の状況がある程度合っているのが大事
交流会選びは、形はどうあれ『人』が主催するので主催者との相性がものを言います。
どうせやるなら自分にプラスになる方が良いですよね。
主催の人は交流会を企画するときに参加者が心地良いと感じるように、参加者は自分の悩みが和らぐなど何かしらのプラスになるように。
茨城県のHSPの第一人者として、今後HSPのイベントや発信により力を入れていきます。
次回は未定。決まり次第お知らせします。
