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【調べてみた】ネット上のHSP診断サイトは使えるのか?

HSP診断サイトって当てになるの⁉

HSPのりょうたです。

ここ最近様々なメディアでHSPも取り上げられるようになった印象で、良くも悪くもHSPのブーム?が来てる印象です。

その中で多くの方が目に触れるのが『HSPの診断テスト

ネット上にもいくつかありますが見てて、

  • いろいろあるけどどれを受ければいい?
  • どれくらい診断できるの?
  • そもそもどれくらい精度が高いの?(信用できるの?)

といったことを最近は感じました。

個人的に気になった部分もあったので、それぞれのHSP診断テスト(サイト)について僕なりに調べてみました。

注意
専門家としてでなく、あくまで一個人の意見として受け取ってもらえれば幸いです。

HSP診断テスト

みんなたどり着くサイト

HSP診断テスト

おそらく「HSPの診断をしよう!」と思ったときに、多くの人がたどり着くのがこの「HSP診断テスト」というサイトかと思います。

実際アクセス数を調べてみたら月に100万以上のアクセスがあるそうです。
(シミラーウェブ調べ)

 

僕も一昨年HSPを知ったときに、このサイトのテストを受けました。

Twitterを見てもわかりますが、HSPに関わる人のほとんどは一度は目にするサイトですよね。

エビデンスはない?

そんなHSP診断テストですが、HSPを研究している飯村さんによるとサイト内容や質問内容に関してエビデンスはない(怪しい)とのこと。

 

僕も色々調べてみましたが、このサイトを作ったのはWebエンジニアの方だそうです。

HSP診断テストを作った人
引用元:https://profile.coconala.com/users/1071321/portfolios/6819

coconala(ココナラ)で活動されている人だそうで、サイトの運営者もこの人のようです。

あまり素性のわからない方ですが、少なくともHSPの研究をされているとか活動をされているなど、HSPに関して詳しい感じではないです

エンジニアだけあって、ブロガーの僕から見てもサイトはよく作られているなと思います。(エンジニアとしての実績はしっかりしてる)

チェックテストの質問の数が多いけど、途中離脱しないように工夫もしているとか。

 

HSP診断テストはおそらくビギナー向けなサイトなので、

  • サイトの使いやすさ
  • 質問のわかりやすさ
  • 結果のわかりやすさ

だけを見れば他の診断テストよりもかなり良いです

ただし内容そのものがHSPに関して全て正しいとも言い切れないので、その辺は分かったうえでこのサイトを使っていただければと思います。

あくまで入り口の立ち位置ですね。

 

ちなみに

サイトの内容、質問の内容は本の印象という説。

イルセ・サンについては心理療法士ではありますが、HSPの研究・学術からに関する専門家ではありません。

少なくともHSPについては別の視点から執筆している(専門外)みたいです。

 

余談ですが、HSP診断テストのサイトのトップページの下に、HSPの本の画像リンクがあります。

HSP診断テスト

それぞれの本をクリック・タップすると、楽天の商品ページに飛んでそこで本を購入することも可能です。(詐欺とかではなくちゃんと楽天で購入できます)

本を購入すると、購入額の数%がサイト運営者に入る仕組みになってます。

いわゆる物販アフィリエイトってやつですね。

正確には分かりませんが、アクセス数が100万前後なのを考えると、物販アフィリエイトで少なくとも数万円は稼いでる可能性もあります。

りょうた
りょうた

商売上手ですよね(褒めてない。)

The Highly Sensitive Person

アーロン博士の話がベース

英語版日本語版のサイトがあり、英語版はアーロン博士、日本語版は通訳案内士の久保言史さんがサイトを作成・運営しています。

どちらもアーロン博士の話がベースにはなっているので、信ぴょう性はそれなりにあるのかなという印象です。

MEMO
久保さんについては通訳や翻訳、観光に関することが専門なようで、HSPなど心理学に関しては専門外のようです。

 

HSPのセルフテストもあり、これもアーロン博士がおおもとなのでテスト自体の信ぴょう性は悪くないかと思います

↓出典

ただしアーロン博士は最近の研究では名前が挙がらない印象なので、アーロン博士の研究は古くなりつつあるのかなとも感じてます

「ささいなことにもすぐに「動揺」してしまうあなたへ」も2008年に出版されたものですからね。

HSPの最新情報を知りたい場合は、微妙かもしれません

HSPの研究者はアーロン博士だけではない

僕もそうでしたがほとんどのHSPの書籍やYouTubeでは「HSP=アーロン博士」という形で発信をしています。

HSPを提唱したのがアーロン博士であるのは事実なので、HSPの第一人者といえば確かにそうです。

でも、HSPの研究者はアーロン博士だけではありません

僕が知っている人で言うと

  • 飯村周平さん(東京大学。教育、発達心理学が専門)
  • 岐部智恵子さん(お茶の水女子大学基幹研究院研究員)
  • 串崎真志さん(関西大学文学部教授。『繊細な心の科学』著者)
  • マイケル・プルース(MICHAEL PLUESS。ロンドンのクイーンメアリー大学)
  • ジェイ・ベルスキー(JAY BELSKY。カリフォルニア大学デービス校)

など他では海外が多いですが、アーロン博士以外にもHSPの研究者はいます。

MEMO
特に飯村さんはTwitterでも発信をされているため、だれでも気軽にHSPの発信を見ることができます。

アーロン博士一人でHSPの全てをカバーできているわけでもないので、海外もそうですし日本国内のHSPの研究者にももっと目を向けてほしいです

MEMO
各研究者で微妙に専門領域が違うので、複数の研究者を知ることで、いろんな角度からHSPを見ることもできます。

HSPの研究者については、次に紹介する「Sensitivity research.com」のサイト内でも一覧になってますので、ぜひご参考に。

Sensitivity research.com。海外の研究者が運営

サイト内容は研究をもとにしたもの

Sensitivity research.com」はHSP診断テストやThe Sensitive Personと違ってサイトがオープンしてからは日が浅いようですが、サイトの作成者・運営者がHSPを研究しているプルース博士たちなので、学術的な面での内容の信ぴょう性も格段に高いです。

 

HSPに関するブログ記事からHSPのチェックテスト(研究に基づくもの)まであります。

そのチェックテストも、

  • 大人向け
  • 子ども向け

とそれぞれに応じたものがあります。

シンプルに質の高さで言えば、このサイトが一番かなと思います

 

HSP診断の結果

診断の結果自体は高、中、低で表されるのでわかりやすいです。

HSPのような感受性の高い人を「ラン」、逆に感受性の低い人を「タンポポ」と花を使って表現しているのも面白いです。

MEMO
ランは生育するために土のpHや気温の条件が厳密で厳しいため育てるのが難しいから。タンポポはアスファルトの割れ目でも生育できたりと環境関係なく育つから。

少し難しいかも

サイト自体が全て英語なので和訳する必要があります。

Google Chromeで閲覧する場合は自動的に和訳もされるので日本語での閲覧も一応可能ですが、少し日本語がいびつな場合もあり、他のHSP診断サイトと比べるとサイトに書いてあることの理解が難しい場合もあります

僕も大学生のときは、農学部で様々な海外の論文も見ましたが、論文や専門領域ならではの英語ですからね。

Deep Lという翻訳アプリもあるので、そういったものを使うのも手です。

りょうた

将来的に、正式に日本語訳されたサイトができるかな?

追記:↓完成しました。

Japan Sensitivity Research

日本のHSP研究者が作成・運営

Japan Sensitivity Research

Japan Sensitivity Research」2020年11月に東京大学でHSPの研究をされている飯村周平が作成したサイトです。

基本的な内容は先述の「Sensitivity Research.com」の日本語版みたいなもので、日本ではHSPの研究(エビデンス)に関わる唯一のサイトです

最近はSNSはもちろん、テレビでもHSPが取り上げられる機会も増えてきましたが、同時にHSPについて質の悪い・間違った情報も飛び交っています

間違いの例
  • HSPは魂のレベルが高い
  • ○○型HSP(このような分類に根拠はない。HSS,HSEも含めて)
  • HSPは脳の炎症によるもの
  • HSPうつ(そのような概念はない)
HSEについて調べてみました

これらを信じてより悪い方向に行っては元も子もないです。

そういう意味で研究者が関わる質の高いサイトが必要になります。

少し難しいが海外論文よりはとっつきやすい

Sensitivity Research.comと同じく研究の話がメインになるため、繊細さんなど一般向けの書籍よりは難しい話が多いです

とはいえ、一般向けの書籍ではおおもとの研究からかけ離れた内容もあるので、エビデンスに沿った、正しい情報が得られる保証はありません。

MEMO
例えば「繊細さんの本」はあくまでカウンセラーが書いてるものですし、ある程度研究に詳しい人からするとエビデンスから外れてる話も多々あります。

もちろん、HSPに関して知識がゼロの状態で取っ掛かりとしては良いですが。

HSPカウンセラーと呼ばれる人が増えてる
HSP関係のカウンセラーや資格が乱立気味ですね

その点では、HSPのおおもとの研究に触れることができますし、海外の研究論文の解説もしたりと一般の人でもある程度は読めるくらいになっています

個人的にも今まではHSPの情報を発信するときに、参照元の選定にはかなり苦労しましたが、「Japan Sensitivity Research」ができたことで、信用できる参照元ができたと思います。

HSPの診断サイトはよく考えて使おう

各HSP診断サイトについて
  1. HSP診断テスト。一番メジャーなサイトで言葉がわかりやすいのでとっつきやすい。一方でサイトや質問の内容に根拠がない部分もあるので、HSPの研究者から見ると微妙
  2. The Highly Sensitive Person。アーロン博士の研究がベースになっているためHSP診断テストよりはエビデンスに沿っている。ただし、最近はアーロン博士以外にもHSPの研究をされている方もいる。そのためアーロン博士一辺倒なのも良くない。
  3. Sensitivity research.com。HSPを研究しているマイケル・プルース博士など複数のHSPの研究者によって運営されているので、現状学術的には一番信用できるといっても良いかも。ただし専門用語なども多めで、しかも英語なので専門家以外の人がサイトの内容をすべて理解するのは難しい
  4. Japan Sensitivity Research。東大でHSPを研究してる飯村周平さんが作成・運営。研究に沿うため内容は少し難しめだが、論文解説もあったり、出回っているHSPの情報の何が間違っているか、正しいHSPをしっかりと解説している

あくまで僕個人の見解ですが、世の中に出回っているHSP関係のサイトを比べてみました。

個人的にはエビデンスを重視したいので、「Sensitivity research.com」と「Japan Sensitivity Research」を推したいところですが、HSPを知ったばかりの人にとってはハードルが高いとも感じます。

まして精神的に余裕がない人だなおさらですよね。

ただし何も考えずに、HSP診断テストだけをうけて「HSPなのか!」「HSPじゃないのか」と一喜一憂するのも考えもの。

一個人の意見として提案するとすれば、

  • とりあえず3つとも一通り目を通したりチェックテストを受けるだけ受けてみる
  • アーロン博士以外の研究者にも目を向ける。可能なら「Google Scholar」などで論文に目を通す。(Google検索と同じ要領で論文の検索ができます)
  • 発達障害や鬱などが由来する体調不良を抱えている場合はまずはそちらの対処を優先する。(HSP単体で病院に行くことはない)

ってところですね。

HSPの診断に関して、ただ鵜呑みにするではなく自分で考えたり情報の取捨選択もできると、より正確で有益な情報も手に入りやすいです。

テレビや大手メディアサイトだと、本来とは違う方向にHSPが発信されていることも多々ありますからね

僕もHSPの専門家(研究者)ではないのであまり偉そうなことは言えませんが、この記事を見たあなたにHSPの正確で有益な情報が届けばと思います。

DOESの話も知っておこう