HSP(Highly Sensitive Person)のりょうたです。
僕は会社員のときに、派遣事務、塾講師、農業とわたり歩いてきましたが、自分に合う職場に行けたかや自分の力を発揮できたか…と聞かれたら少なくともイエスとは言えません。
塾はとにかく事務や農業についてはメンタルにかなりのダメージをおって退職・クビになっているので、後々考えたらとんでもない会社に入ったなと思います。
今、就活や転職活動をしている方には僕と同じ思いはしてほしくないですし、どうせ会社に入るなら合う会社、自分の力を発揮できる会社に入りたいですよね?
とは言いつつ、普通に就活をすると現実的には難しいとも感じます。
一方で、就活や転職活動に対する違和感というのを昔から僕は持っています。
そんな違和感をHSPもまじえながら書いてみました。
目次
HSPから見た就活、転職活動に対する違和感
関係の浅い人と仕事をするの?
大学生として就活をしていた当時から今までずっと感じている違和感がこれです。
のちに同期になるであろう他の就活生もそうですし、大半の会社も直接の接点としては就活が初めて。
つまり、就活~入社にあたってあまり関係を築けていない状態なのです。
それって怖くないですか?
僕は今フリーランスでいっしょに仕事をする仲間もいますが、そういう人たちはここ1,2年いっしょに活動してきてじっくりと信頼関係をきずいてきました。
そういう人であれば安心して、いっしょに仕事をすることができます。
なにかあればお互いでカバーしたり、助けあったり。
りょうた
面接で違和感を感じることもある
これは僕が大学を出て初めて就いた派遣事務の面接の時の話。
言動というか雰囲気的になんとなく下に見られているなーという感があったけど、「どこの会社もそんなものかな」と思いつつ面接が通過して入社しました。
が、2か月で鬱寸前で働くこともままならない状態になり辞めました。
実際この面接官だった課長ふくめ上司からのプレッシャーは半端なかったです。
ちなみにブログでも度々紹介している、農業法人の面接も同じく高圧的な感じでした。
僕が大学の農学部を出ているのもあり、農業に関していろいろ質問を受けて
社長
りょうた
っていう感じだったので、威圧的だなーと思った部分はありました。
こちらも暴言をあびせられた上でクビになったので、違和感って当たるんですね…。
違和感は一応見抜けてはいましたが、やはり
りょうた
という思いもあったので、妥協しちゃいました。
逆パターンで言えば、塾は面接官の方もフラットで親しみやすそうな印象を受けました。
これについては生徒や保護者など、人と接する要素が非常に大きいからかもしれませんね。
実際入社してからも仲が良く、休みの日にフットサルやったりしてたくらいです。
ここでも直感というか第一印象がものの見事に的中しました。
紹介してもらった方が安心
さきほどの「関係の浅い人と仕事?」ということを書きました。
逆に言えばフリーランスではありますが、僕のように関係をちゃんと築けている人や会社との仕事であれば安心して仕事ができてムダなストレスも少なくてすみます。
それだけ仕事においては『人間関係』が大事ということです。
ということはコネっぽくもなりますが、その人に合う人と仕事をしたり、合いそうな人や会社を紹介するというのがミスマッチを防ぐ方法なのかなとも思いました。
もちろんいきなり「誰か紹介してください」って言っても紹介する側もただ困るだけなので、それなりに時間かけて信頼関係を築くというのは前提ですね。
ただ新卒については普通に大学生活を送っていると現実的には難しいので、学外での活動を増やして地域活動などで社会人と接点を持つと良いです。
逆にいえば、関係性を築いていれば仕事もスムーズにやりやすいし、無駄なプレッシャーもなくとりくめます。
人間関係を重要視するHSP
2019年の11月の3~5日にかけて、Zoomで他のHSPの方3人と話す機会がありました。
3人ともTwitterで交流はありましたが、顔をあわせるのは初めて。
いずれも仕事の話はしたのですが、仕事において大事なこととして「人間関係」が一番重要というのは全員同じ意見でした。
(3人とも全く違う業種で仕事)
給料、福利厚生、会社の規模などいろんな判断材料がありますが、それでもいっしょに仕事をする人次第ですね。
僕も特に2か月で辞めざるを得なくなった派遣事務と4年続いた塾講師を比べたときに、やはり塾講師は社内の人間関係が良かったから続けられたと思います。(昇給はまったくありませんでしたが)
派遣事務は最終的に
上司
と言われ、上司にも見捨てられましたからね…。
面接で人を見るのは限界がある

面接など就活だと接しづらさを少なからず感じることのある社会人(面接官)。
僕も水戸などで地域系のイベントに行ったり手伝ったりしたこともありますが、会社に勤めている人も社外では一人の人間なんですよね。
ということは、こういう社外こそお互いの素が見れるのかなと感じます。
面接は結局、どうしてもお互いに猫かぶってしまうこともあります。
そのため、面接だと本来見えるべきその人の素などの深い部分が見えづらかったりします。
そしてそもそも面接は時間が限られているので、その時間の中でその人を見極めようと思っても無理があります。
たかだか数分の面接でその人の何がわかるんでしょう?
会社の外だと面接をする側も受ける側も、少なくとも面接の時よりは素になれます。
時間的にも面接に比べれば圧倒的にその人と接する時間も質も段違いです。
こういう素を見せることで仕事ができるかや会社に合うかどうかは分かるのではないでしょうか。
少なくとも僕は今の仕事仲間のほとんどは、こういったイベントなどで出会ってます。
りょうた
HSPが感じる就職・転職への違和感
- 就活を通じて出会ったくらいの関係の人や会社と仕事をするのは怖い
- 面接官、会社の威圧的、見下している雰囲気を見抜けてしまう(HSP的に)
- よくわからない人や会社と仕事するくらいなら、信頼関係築いた人達と仕事する方が安心では?
- 地域のイベントなどに繰り出して、まずは仲間づくり
HSP気質も交えつつ、就活(転職活動も)に対する違和感をまとめました。
特にHSPだと面接は面接官、会社のちょっとした違和感を見抜けてしまうことも多いので、そこは気質が出るなと感じます。
そして、HSPについて言えば仕事内容や条件以前に「人間関係」に強いこだわりを持つということが言えます。
僕が鬱になりかけた事務も、3週間でパワハラ+クビになった農業も条件だけなら優良企業でした。
相場以上の給料、会社の安定性、充実した福利厚生など。
でも、人間関係が上手くいかず死にかけました…。
こんなこともありますし、ここまで記事を読んだ方は就活や転職活動に対して何らかの違和感をもっているかと思います。
どうかその違和感を無視しないで、向き合っていただきたいです。