著者:長池涼太(ブラック企業研究家)
この記事には広告を含む場合があります。
記事内で紹介する商品を購入することで、当サイトに売り上げの一部が還元されることがあります。
フリーランスブロガーのりょうたです。
今回のテーマは『フリーランスに向かない人』
僕にとってフリーランスという働き方自体は天職だと感じていますが、全員が全員フリーランスに向いているわけではありません。
TwitterのDMやブログの問い合わせなどで、「私ってフリーランス向いてますかね?」みたいなことをよく聞かれます。
もしフリーランスに適正のない人が、フリーランスをやると様々な意味で地獄を見る可能性もあります。
今回の記事では、あえて『フリーランスに向かない人』を挙げたので、これからフリーランスになろうとお考えの方、迷っている方は今一度自分がフリーランスに適性があるかを考えてみましょう。
フリーランスの適性を見極めよう
結論からいうとこのタイプはフリーランスの適性が低いことが多いです。
例えばフリーランスは会社員と違い、自分の力量次第で大きく稼ぐこともできますが、逆に収入がゼロになることもあり得るため収入が不安定なことが多いです。
会社員の働き方の基準で言うと考えられない部分もありますが、それくらいの違いがあります。
僕の場合、不安定な事に関してはモチベーションに変換できますが、会社員の感覚が強すぎると収入が不安定なことに対して、プレッシャーに押しつぶされそうになる人もいます。
会社員とフリーランスで何から何まで違うため、自分の適性を見誤ると厄介ですね。
フリーランスに向いていない人
改めて現役のフリーランスとしては
- 金銭面が安定してないと嫌
- 行動力が低い
- 一つのことを突き詰めるのに抵抗がある
- 向上心が少ない
これらに該当する人はフリーランスに向かない確率が高いと考えています。
なぜフリーランスの適性が低いのか、以下でまとめています。
金銭面が安定していないと嫌
まずフリーランスの大きな特徴はブロガー、ライター、エンジニア…たくさんの種類がありますが、何をやるにしても収入は不安定です。
極端な話、ある月は100万円稼げたのに、別の月は10万円しまいにはゼロもありえます。
僕はこれを知った上でフリーランスになりましたが、不安定なことについては「頑張らなきゃ!」と思うタイプなので上手くモチベーションになっていると思います。
逆に会社員は良くも悪くも給料に変化はないので、そのイメージが強いと金銭面が不安定なことが重くのしかかります。
まずは金銭面が不安手な点を上手く割り切れるかどうか。

不安定さを楽しめるかは重要。
行動力が低い

仕事内容によって多少重要度は変わりますが、いずれにしても会社員の時以上の行動力が必要になることが多いです。
例えばフリーでライターをやる場合、記事を書くサイトや会社などを自分で営業をかけるなどして見つける必要があります。
クラウドワークスなどのクラウドソーシングのサービスに登録することである程度の手間は省けるにしても、結局は自分で営業や提案をする必要はあります。
会社員の場合ももちろん営業がある点は同じですが、会社員の場合は会社のネームバリューを使って営業ができますが、フリーランスはあくまで母体が自分一人です。
いきなり見ず知らずの人に仕事を与える人や会社もそうはいないので、上手く営業するなどの行動力がよりフリーランスは求められます。

ブロガーのようなオンライン主体っぽい仕事でもオフライン(対面)の活動も意外と大事。
ちなみに駆け出しのフリーランスはコワーキングスペースを活用するといい出会いがあるかも。
一つのことを突き詰めるのに抵抗がある
正直これは意見が分かれるかなとは思いますが、僕フリーランスになったのは2019年ですが、元々2016年に会社をクビになってからブロガーになりこれまでにブロガーを中心に全国の様々なフリーランスの方を見てきたり関わったりしてきました。
そういう人たちを見てきて感じたのが、フリーランスは『その道のプロ』が多いということ。
会社員の場合も何かを突き詰める側面もありますが、どうしてもマルチに何でもこなす要素の方が強いです。
例えば僕は正社員の塾講師を4年やりましたが、事務の人がほとんどいなかったため経理系の作業も講師がやったりしてましたし、雑務的な物もけっこうがっつりやってたりで、意外と授業関係の仕事の割合がそこまで高くもありませんでした。
そのため会社員の場合は『プロ』(1つのことを突き詰める)というより『マルチプレイヤー』(なんでもそつなくこなす)が重宝されます。
フリーランスの場合、確定申告や市役所での手続きなども自分でやる意味ではある意味マルチとも言えますが、得意なところはきっちりやって、苦手なところは外部に委託すること(外注)もあるので、会社員と比べると一つのことを突き詰める要素が強くなります。
またフリーランスとして仕事をするうえで、
- 「この人は○○に強い」
- 「○○と言えばこの人」
みたいに言われると仕事もとりやすくなるので、その点でフリーランスはプロの要素が求められると感じます。

特にフリーランス初期は、ハッキリした強みを出すためにより突き詰めることが重要。
向上心が少ない

すでに触れた『金銭面の不安定さ』『一つのことを突き詰める』
これのカギになるのが向上心です。
常に『成長する』『頑張る』と言った心意気は、ブロガーだろうがエンジニアだろうがフリーランス全般必須と言っても良いくらいです。
逆に言えば向上心がないと、仕事にも影響したり収入にも悪影響が出るので気持ちを切らさないのが大事です。
「モチベーションが上がらない…」なんて話も聞きますが、モチベーションに左右されるようでは、フリーランスには向かないです。

モチベーションが高いかどうかではなく、やらなきゃいけない。
あなたはフリーランスに向いてますか?
- 金銭面の不安定さが嫌な人
- 行動力が低い
- 一つのことを突き詰めるのに抵抗がある
- 向上心が低い
フリーランスの身でありながら、あえてフリーランスに向かない人を挙げてみました。
個人的にはフリーランス自体は増えてほしいなと思います。
でも無理にフリーランスをやることで、より不幸になってしまっては元も子もないです。
フリーランスはもちろんですが会社員でも幸せになったり理想の生き方、働き方をすることは可能です。
今回の記事を見て、もし「あれ?自分のこと?」と思った方がいれば、フリーランスを目指す、なること自体を否定はしませんが、今一度自分のやりたい生き方や働き方を考えることをオススメします。