【無料メルマガ】ブラック企業・フリーランスのより深い情報

『石の上にも3年』はうつ病のもと!ブラック企業はすぐに辞めるべし

著者:長池涼太(ブラック企業研究家)

この記事には広告を含む場合があります。

記事内で紹介する商品を購入することで、当サイトに売り上げの一部が還元されることがあります。

僕も会社員のときにブラック企業に苦しめれてきましたが、この手の悩みってほとんどは辞めれば解決します

とはいえ、辞めるのもリスクはあるので辞めづらいところはありますよね。

特に新卒で入社したなど若い人の場合、特にネックになるのが「3年は勤めなければならない」ことだと思います。

石の上にも三年』なんてことわざもありますし、「最低でも3年は勤めなさい」と言われた経験がある方もいるかもしれません。

でも僕は、石の上にも三年の考え方にかえって苦しめられていました

幸い僕は3年以上働きながらもブラック企業から脱出できましたが、まだ脱出できてない人に向けてこの記事が助けになればと思います。

何があっても3年は我慢しなければいけないと思ってた

僕は正社員の塾講師として4年働いていました。

正社員2年目の後半から急に休みが減り残業も増えて体にも違和感を覚えるようになったり、朝起きて体が動かなくなるくらいまで体調が悪化したこともあり辞めること自体は頭にありました。

ただ、当時の僕は「3年は勤めなきゃ」と思っていたので通院しながらもなんとか粘り結局4年やってから辞めました。

2年目から持っていたあるクラスが非常に良いクラスで、情も移ってしまいこのクラスの卒業を見届けて辞めようと思い4年やりました。

また塾や学校の教員などの教育業界の特性上、年度途中での退職が難しかったこともあり退職の時期を先延ばしにせざるを得ないのもありました

りょうた
りょうた

学習塾は3月から年度が切り替わります。基本的には3月の段階で向こう1年のシフトを作っていることも多いので、年度途中で辞めるとシフトがゴチャゴチャする(と思ってました)。

必ずしも3年勤める必要はない

塾を辞めてから転職活動するときにハローワークの方に、

長く勤めるに越したことはないけど、辞めた理由や次の会社でのビジョンが説明できればOK。そこまで3年にこだわる必要もない。

と言われました。

つまり、ある程度準備が伴っていれば必ずしも3年勤める必要はないと思います

ちなみに僕は遭遇したことはありませんが、会社の中には3年以内で辞めた人を一概に「根性無し」と判断する会社もあるみたいです。

ただこういう会社は、古い考えに支配されているブラック企業の可能性が高いです。

もし遭遇したら

りょうた
りょうた

そんな会社はこちらから願い下げだ!

と思ってさっさと別の会社を探しましょう。

りょうた
りょうた

僕の場合、塾の前に派遣事務を2か月で辞めた経験がありました。でもそれも話したうえで塾にはすんなり内定はもらえました。

今は第二新卒もあり辞めやすい

実は、第二新卒という言葉に法的なものなどハッキリとした定義はありません。一般的には「新卒で入社して3年未満の求職者」を指すことが多いようですが、辞書などで調べてもその解釈はさまざま。

年齢で言えば、4年制大学卒業から考えると25~26歳ぐらいまでになりますが、第二新卒を募集する企業によっても定義が異なるため一概には言えません。マイナビ転職上では、学校を卒業後3年以内の人材を指しています。

しかし多くの解釈に共通するのは、「短期間でも社会に出た経験がある」という点。社会人経験のない、いわゆる「新卒」と、前職での経験を生かすことができる「社会人」との中間として扱われています。

【2020年更新】第二新卒とは? いつまで? 「転職しやすい」は本当か?マイナビ転職

最近では第二新卒という言葉も出てきて、新卒で入社して3年以内に退職した人への配慮や転職への道もできています

もちろん新卒と比べるとやりづらい部分もありますが、それでも一昔前と比べれば第二新卒も認知されつつあるので早い退職も一概に悪とは言い切れなくなっています。

就職後3年以内の離職率は、新規高卒就職者が 37.0%(前年度と比較して 1.1 ポイント上昇)、新規大学卒就職者が 32.3%(同 0.8 ポイント上昇)となりました。

新規学卒就職者の離職状況(令和2年3月卒業者)を公表します
~就職後3年以内の離職率は新規高卒就職者 37.0%、新規大卒就職者 32.3%

厚生労働省の新規学卒者の離職状況によると、大卒だと3年以内に30%以上は離職しているので早いうちに辞めることは特別でもなくなっています。

会社の上司は未来のあなたの姿。上司のようになりたいですか?

会社を辞めるのは労力が要りますし、迷いが生じるのも当然のことだと思います。

会社を辞めるべきかの基準は人により様々ですが、個人的に手っ取り早いと感じるのが『上司を観察すること』です。

要は上司というのはあなたの未来の姿でもあります。

  • 生き生きと仕事しているか
  • 人として魅力的か
  • 辛そうに仕事をしていないか
  • (既婚者の場合は)家族との時間がしっかりとれているか

など様々なことが上司の仕事ぶりから見て取れます。

もし、「上司のようになりたくない!」と思ったら、一度身の振り方を考える必要があります。

りょうた
りょうた

僕はほとんどの上司に対して「こういう人にはなりたくないな・・・」と思っていました。

石の上にも3年に惑わされずにヤバくなったら辞めよう

記事のまとめ
  • 「会社に3年は勤めるべき」とはよく言うが必ずしもそうとは言えない
  • 新卒ですぐ辞めた場合は第二新卒という手もあり、市場も広がっている
  • 上司は未来のあなたの姿。上司のようになりたいと思えるかが会社に残るかどうかの分かれ目

もちろんいろんな意見があるでしょうが、ブラック企業で死にかけた身としては、ヤバいと思ったら3年待たずに早く辞めるべきだと思っています。

もちろん金銭面などリスクはありますが、命には代えられませんし死ぬまでは行かずともうつ病など精神的なダメージはかなり尾を引きます

僕も農業法人をクビになったときに社長に人格否定の言葉をたくさん言われましたが、立ち直るのに2年かかりました

我慢は時として毒になります。

石の上にも三年とか悠長なことを言ってないで、逃げるべきときは逃げましょう。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です