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HSPのりょうたです。
僕は元々会社員をやっていましたが、あまり仕事ができる方ではありませんでした。
仕事で賞をもらうとか、大きな成果を上げて昇給や昇進といったこととも無縁でした。
会社においては仕事ができない部類でしたが、今のフリーランスとしての仕事を明確に違うと思うのが『ミス』が多かったこと。
今思うと、今では考えられないようなミスを連発していたこともありました。
単純にスキルが低いといわれればそれまでですが、果たしてそれだけなのか?
そう考えると、仕事でミスをしやすい状況やミスをしたときに大事な心構えが見えてきました。
仕事でミスをしやすい理由
過労などで体調が悪い
僕の場合は一番多かったのがこのパターンでした。
特に塾講師のときは
- 休みが極端に少ないこともあった
- 残業が多かった(月80~100時間くらい)
と言う状態だったので、常に疲れているような感覚でした。
そんな状態で力を発揮できるわけもなく、致命的まで行かなくても細かいミスはありました。
長時間労働が常態化しているような環境だと力を発揮しづらいですね。
過度なプレッシャーがかけられている
上司などからプレッシャーを過度にかけられると仕事しづらいですよね。
僕は建設会社で派遣事務として働いた経験もありますが、初日から上司のプレッシャーがすごかったです。
- スピード遅くない?
- 何でこんなこともできないの⁉
など初日からいろいろと言われました。
これがずっと続くもので、スピードを上げると余計にミスを連発して悪循環でした。
結局入社1か月後にはストレスから過敏性腸症候群を発症して、2ヶ月で退職することになってしまいました。
もちろんプレッシャーというか適度な緊張感は仕事のパフォーマンスを上げるために重要な場合もありますが、過度な緊張やプレッシャーは仕事の能率を下げるだけです。
人によってどこまでプレッシャーを与えて良いかは異なってくるので少し難しいところです。
仕事のミスは誰にでも起こりうること
とはいえ、いくら気を付けてもミスは起こるときは起こります。
こればかりはどうしようもないです。
たとえ完璧に仕事をこなしても、上司のさじ加減ひとつでミスとみなされることもありますからね(笑)
逆に言えば仕事を完璧にこなそうというよりは、ミスは誰にでも起こりうるということをわかった上で「完璧にできなくてもいいや」と思うくらいが良いですね。
仕事のミスを減らす意味でも環境は大事
感受性の高さとは、「良い環境からも悪い環境からも影響を受けやすい」ことです。したがって、感受性の低い人と比べて、良い環境下ではその利益を受け取りやすいことが示唆されています。このことをヴァンテージ感受性(Vantage Sensitivity)と呼びます(Pluess & Belsky, 2013)。その詳細なメカニズムについてはまだ未解明な部分が多いですが、いくつかの研究でヴァンテージ感受性を支持する知見が得られています。例えば、望ましい養育を受けると良好な社会情緒的適応を示したり(Slagt et al., 2018)、学校ベースドのレジリエンス教育やいじめ予防プログラムの効果が得られやすかったり(Kibe et al., 2020; Nocentini et al., 2018)、高校進学後の学校環境が良好であると高い精神的健康を示したりすることが報告されています(Iimura & Kibe, 2020)。
HSPについてのQ&A|研究にもとづくHSP情報サイト
研究ではHSPとは『良くも悪くも環境に影響を受けやすい人』とされています。
主に学校教育の観点から言われていますが、これは学校に限らず会社においても同じといえます。
(あくまで個人の見解ですが)
- 労働時間は適切か(長時間労働になってないか)
- 社内や部署内の人間関係など雰囲気は問題ないか
- 音や光など刺激過多ではないか(気になる場合)
など特にHSPの場合は、環境により悪影響を受けるときはとことん悪影響を受けるので、ミスをした後の対処も重要ですが、それ以上にそもそも職場の環境が悪くないかのチェックが必要です。

逆に言えば、良い環境であればより力を発揮しやすい傾向があるので、自分に合う・いい環境で働くのが一番良いですよね(^^)
環境をしっかりしておくだけでもムダなミスは減らせるので、まずは予防の意味合いも込めて、職場環境に気を配るようにしましょう。
いつでも仕事を辞めるくらいの気持ちでいよう
単純にミスを減らすことだけを考えたらある意味開き直りも重要です。
極端ですが「いつでも辞めてやる!」くらいに考えるのが良いですね。
そうすることで気持ちも軽くなりやすく、逆に余計な緊張も減って仕事のミスなども減らすことができます。
仮に会社を辞めても、働き方に固執しすぎなければ求人もそれなりにありますしフリーランスなど独立することもできます。
ちなみに、僕も塾を辞めることを会社側に伝えてからも、3か月ほど会社にいましたが辞めることが確定したことで、

- 終わりが見えた
- 残りの期間に全力を注ごう
と思えるようになり、仕事のパフォーマンスが回復しました。
おかげで、4年間やってきた中でも自己最高の合格実績を出すことができました。
辞めるまでは行かずとも「もし辞めることになっても大丈夫」な状態にしておくことで、強気になりやすくムダな緊張が減って仕事にも良い影響が出ることもあります。
こっそり転職の情報収集くらいはしておくといいかもしれません。
どうにもならなければ辞めよう
仕事のミスを連発して収集がつかないなど上司などからの評価のリカバリーが難しい場合は退職、鬱など何らかの病気を発症した場合は休職も視野に入れると良いですね。

休職は大企業などある程度の規模の会社でないと難しいです。
中小企業だと諸々の精度が整備されてないところがほとんどなので…。
僕も上司からの評価は最高の評価から最低の評価まで経験しましたが、僕の経験で言うと一度最低評価を下されるとリカバリーはほとんど不可能です。
例えば、
- この仕事向いてないね
- 誰も君のこと信用してないよ(派遣事務時代に言われた)
- おまえ価値がないよね(農業クビになったときに言われた)
など暴言にも近いレベルのことを言われたときですね。
こう言われると、その上司からの評価のリカバリーは不可能です。
逆に言えば、この類のことを言われたら「辞めよう」と思っても良いですし、無理にリカバリーをしようとしてもムダに疲れて精神を病みますからね。
会社を辞めることを悪とは思ってほしくないです。
HSPは環境に気を配りミスを予防
- 過労で体調が悪いときや上司からのプレッシャーが異常にあるときはミスをしやすい
- 完璧にできる人はいない。仕事のミスは誰にでも起こりうる
- 「いつ辞めても良い」と開き直る
- すごく評価が低い場合はリカバリーは基本的に不可能。退職や転職も視野に入れるべし
- HSPの場合、良くも悪くも環境に影響を受けやすいので職場環境には人一倍気を配る必要がある
HSPだから仕事でミスをしやすいなどとは言えませんが、どう頑張っても仕事上でのミスは発生します。
まして長時間労働やパワハラなどで仕事の効率が落ちていればなおさらです。
研究ではHSPは「良くも悪くも環境に影響を受けやすい」と言われています。
だからこそ仕事では人一倍周りの環境には気を配ってほしいです。
(HSPの人に限った話ではありませんが)
