バイトしてないと内定ゼロ?就活で企業が見ているポイントを解説

バイトしてないと内定ゼロ?就活で企業が見ているポイントを解説

著者:長池涼太(ブラック企業研究家)

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就職活動で内定をいただけるためには何が重要でしょうか?

僕も大学に行き就職活動をしていましたが、就職活動には苦労しましたし内定がないまま大学を卒業してしまいました。今となっては至らない部分が多々あったと思いますが、その中でも特に大学生のうちにアルバイトの経験をほとんどしなかったのは大きいと思いました。

実際に就職活動をすると、アルバイトのことを聞かれることも多かったですが経験がない以上答えようがないですし、それで面接官も「あれっ?」となった感じもありました。

当時を振り返ると「大学生のうちにちゃんとアルバイトの経験はしておけばよかった」と思ったので、今回は学生がアルバイトをした方が良い理由、アルバイトを通じて得られるものや就活で有利になる理由を解説しました。

大学1年生の時にバイトを3回だけ行って辞めた

記事の内容をYouTubeでも解説しています

バイトも全くやらなかったわけではなく一応やってました。大学1年生の5月末から大手の某ファミレスのキッチンでのアルバイトでした。ただ3回行って辞めました。

というのもかなり慌ただしく戦場のような雰囲気の職場で、ちょっとでもミスやら遅れがあるととんでもない勢いで上司に恫喝されました。正直1回目のバイトが終わった段階でメンタルにかなりダメージがありましたが、3回目で完全に心が折られました。3回目のバイトの翌日には親に電話で泣きついたくらいにはメンタルがやられてしまいました。

そのため4回目の出勤は怖くなってしまい、出勤時間前に職場に電話した「辞めたい」と伝えました。思いのほかすんなり了承されて、ユニフォームの選択をして、ユニフォームの返却でもう1度店舗に行き僕の初バイトは終わりました。

そんな苦いバイトデビューでしたが、この時にバイト自体が怖くなってしまい、結局そこから大学卒業までバイトは一切しませんでした。生活は仕送りとネットでプチポイ活をして4年間しのぎました。

ちなみに就職活動は当時リーマンショックの影響を受けて当時としてはワーストクラスの内定・就職率だったり大学卒業と東日本大震災が重なったことなどもあり、結局内定がもらえないまま大学を卒業してしまいました。

バイト経験が乏しいために就活で苦労した点

自己PRのネタがない・減る点

大学生が経験するであろう大きな出来事の一つのアルバイト。それをやってない点ではある意味大きなハンデにもなりえます。部活やサークルを自己PRに使っても良いですが、会社によっては仕事と結びつけるのが難しいこともあります。

その点、アルバイトは仕事である以上は会社の仕事とある程度は近いことが多いので、自己PRにはうってつけです。特に僕の場合はバイトに加えて部活・サークルもやっていなかったので自己PRのネタにはかなり困りました

勉強は頑張ったので学業を自己PRに使いましたが、会社の業務内容と大学の専攻が近くないと響かないことも多いです。例えば食品系の会社や農業系の会社で農学部で学んだことをアピールするのは業務内容と大学の専攻が一致する点では効果的です。

チームでの経験を問われると困る

多くの会社では個人プレーよりはチームプレーが重要視されますし、実務においてもチームでやることが多いです。そのため、協調性などチームで何かをやるための要素、経験が重要視されます

学生生活においてアルバイトは、そんなチームでの経験をするにはうってつけです。野球やサッカーなどチームスポーツでもチームでの経験はできますが、アルバイトの方が就活においては関連性があるのでアルバイトにおけるチームでの経験をこたえられるとプラスです。

ビジネスマナーに対する不安

学生とはいえ就職活動をするにあたっては最低限のビジネスマナーは求められます。

大学内でもビジネスマナーを学んだり、講習などが開催されることはありますが、座学で学んだうえで実践経験もあるとビジネスマナーは身につきやすいです。そんな実践経験にうってつけの場がアルバイトです。

僕も大学内の講座などでビジネスマナーを学んだうえで就職活動には臨みましたが、今考えると挨拶や細かい挙動などは少し難があったかもしれません。

働くことに対するイメージ

社会人になれば大体の人が働くことに対するイメージやなぜ働くのか?といったことのイメージがつく方は多いです。ただ学生の場合、社会人経験がなかったりそもそも働いた経験が乏しいため働くことに対するイメージがわきづらい人が多いです。

この点も学校で学ぶ機会はありますが、働くことに関して学ぶのはやはり「実際に働く」のが一番いいです。そんな機会にうってつけなのがアルバイトですね。

りょうた
りょうた

最近はインターンシップなどもあります。

アルバイトを通じて働く経験が豊富だと、働くことに対するイメージがある程度は出来上がっているので、

ガクチカ(学生時代に力を入れたこと)が薄い

最近の就職活動でもよく聞く「ガクチカ」。昔から定番の質問で学生生活で力を入れてきたことに関して聞かれます。一般的には部活、サークル、アルバイトのエピソードを答える方が多いです。逆にいえばアルバイトやサークルというの経験がないと、ガクチカのネタがなかなかないということにもなります。

最近はインターンシップを導入している大学も一般化してますし、一部の大学では「コーオプ教育」という大学のカリキュラムとして企業で就業経験をすることもできるので、大学にあればぜひ活用しましょう。

「なんでバイトしてなかったの?」と聞かれると困る

会社によっては学生時代のアルバイトの経験を重要視する場合もあります。極論アルバイトの経験がない・乏しい時点で落とされる可能性もあります

僕も新卒の就活時にとある学習塾の選考を受け、1次選考(面接)の際にアルバイトの経験を聞かれましたがその選考は1時で落ちました。のちに社会人になってからその塾の元社員の方と話す機会がありましたが、その塾はアルバイトの経験がない・乏しいとその時点で落とすとのことでした。

それくらいアルバイトの経験を重要視している会社もありますし、アルバイトの経験がないのにアルバイトの経験を聞かれても困りますよね。「そのぶん、学業やサークル活動を頑張りました」などと答えるしかないですが、どこまで響くかは未知数ですし、特に学業のエピソードが響く会社はかなり少ない印象でした。

自己肯定感が下がりやすい

アルバイトをしている大学生は71.1%で前年より2.7pt増加した。アルバイト探しの情報収集源は、「アルバイト求人アプリ(48.8%)」が最も高く、次いで「アルバイト求人サイト(48.1%)」となった。前年からは、「SNS(24.3%)」が5.5pt増と最も増加した。

大学生のアルバイト就業状況のグラフ
引用元:「大学生のアルバイト調査(2024年)」を発表 – 株式会社マイナビ
「大学生のアルバイト調査(2024年)」を発表 – 株式会社マイナビ

現在、大学生の8~9割は何らかのアルバイトを経験しており、現在アルバイトをしている大学生だけでも7割に達します。アルバイトを今していない、経験がない大学生の方が圧倒的に少数派のため、アルバイトをしてない状態というのは周りと比べて焦りやすいこともあります。

就職活動あるあるですが、まわりと比べて自分の経験の少なさや周りが内定を得て自分だけ内定のない状態は取り残された様な気分にもなり、メンタルにもきやすいです。

まとめ

記事のまとめ
  • 大学生がアルバイトの経験がない、乏しいと就活で不利になることもある
  • アルバイトの経験を重視する企業もある
  • アルバイトを通じて働くことのイメージやビジネスマナー・スキルを養うなどの側面がある
  • アルバイトをしてない状態で「なんでアルバイトしてなかったの?」と聞かれた時の返しが難しい

僕自身、大学生時代のアルバイトはファミレスで3日間だけでバイト経験は実質ないに等しかったです。

そのせいか今思い返しても就職活動はかなり苦労してたと思います。僕の場合、アルバイトどころか部活やサークルもやっておらず、家と大学の往復な生活だったので学業以外にこれといってやってたこともありませんでした。

ただそのせいで就活にはかなり苦労し、結局は内定がもらえないまま大学を卒業してしまいました。内定がもらえなかった要因は様々でしょうがアルバイトの経験の少なさがネックになったところも少なからずあります。

これから就職活動をする学生の皆さんは、どんな仕事でもいいのでアルバイトの経験はぜひしておきましょう。就職活動で有利になりやすいのはもちろん、アルバイトでは人間関係やスキルなど得られるものがいろいろとあります。

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