こんにちは、りょうた(@nr880622)です。
【あなたには価値がない】農業法人のバイトを3週間でクビになった話にある通り、僕は農業法人にアルバイト(社員の試用期間)で入ったけど、3週間でクビになりました。
理由は僕の技量不足でした。
ネット上では農業が「ブラック」と言われるけれども、経験者としていうとその通りだなと思う。
「農業は楽な仕事」 なんて書き込みを見たことありましたが、とんでもない!
農業は決して楽な仕事ではありません!
今回の記事では、あえて農業の仕事の大変な部分やデメリットをメインに伝えます。
就農や農業方面への転職をお考えの方は後悔のない選択をしてもらえればと思います。
農業というと、野菜はもちろん牧場や園芸(花とか)も入ってきますが、野菜を栽培する会社をもとに今回の記事は解説しています。
目次
農業が盛んなだけに求人は多いのだけど

ハローワークで扱ってる求人、転職サイトの求人があることも考えると求人の数自体はかなりあります。
特に茨城県は全国的に見ても農業がかなり盛んな地域ですからね。
北海道の次くらいに盛んです。
また多くの野菜が、都道府県ごとの生産量で上位に入っています。

特に茨城で言えば常陸太田や常陸大宮など、地方や田舎に行くほど求人は多めです。
ただし、休みがかなり少ない

社員の求人を中心に見てたのだけども、正直条件はほとんどのものは良いとはいえない。
そもそも休みが少ない。
ざっくり見た感じ年間休日100日行く求人がほとんどない。
だいたいは年間通してほぼ週休1日で、年間休日にして7,80日くらいが大半。
たまに5,60日の所もありました。
ただし、この点は植物相手で日頃の管理が重要なので、仕方がないところもあるかな。
給料も他業界より低め。正社員で社会保険未加入も

給料については、20万越えもあるけど基本は15万前後から15万を少しこえるくらいで落ちつくところが多い。
アルバイト・パートでも最低賃金レベルです。
僕がいたところは、当時は時給750円でした。
僕が農場にいた頃(2016年5月)は、茨城県の最低時給は747円でした。
ちなみにハローワークで見た求人では、正社員だけど12万とかありましたw
額面なので、手取りとなると下手したら10万円を割るかもしれませんね。
たくさんの農業の求人を見た限りは個人経営っぽいところや小規模の所で、この傾向は強い印象です。
あとは社会保険全般に入ってない(入っても雇用保険だけ) とかも多いですね。
なので収入面はあまり期待しないほうがいいかもしれません。
生活の面とのバランスを。
農業は力作業が多く、体力がものすごく必要。きつい人にはきつい

僕がやって大変だったのは、とにかく力作業が多かった。
危険な作業はなかったけど、とにかく体力を使いました。
このへんは正社員とかバイトなどの雇用形態は関係なくやります。
ちなみにこれらの作業に加えて、営業や販売などの仕事もすることもあります。
例えば収穫した野菜をかごに入れるのだけど、満杯まで入れると10kg以上になる。
これを1個持つこと自体は大丈夫だけど、これを10個以上は運んでというのをやるので、力に自信のない人にとってはきついです。
おそらく腰の弱い人なんかは持ち方を間違えると、ギックリ腰など腰をやっちゃう可能性が高いのでケガに不安のある人はやめたほうがいいです。
他にも収穫などの作業で出た野菜の残がい・ゴミも軽トラでも運ぶけど、ある程度は自分でも運びます。
2,30㎏はあったと思います。
どうやっても持ち上がらないので、引きずりました(笑)
(社員の方もそうしてました)
体育会系出身だと有利かも

そういう点では運動部など体育会系出身の人のほうが有利でしょうかね。
体力に自信のない人にとっては、かなりきつい仕事になるでしょう。
このあたりは社員、アルバイト・パート関係なく同じのようです。
特に機械化の進んでない小規模な会社はより力作業も多く、体力も求められます。
求人票などを見て僕が調べた限りでは、この業界は(若い)女性の社員はほとんどいないようです。
学歴よりも実践経験の有無
大学の農学部はどちらかというと研究志向

僕は大学の農学部を出てるけど、正直大学でやったことが役立つかというと堂々と役立つ!とはいえません。
学科とかによるけど、大学の農学部は農業というより研究・実験の要素が強いです。
もちろん役に立つ部分もあるのだけれど、役に立つとすれば講義や研究で得た知識よりも、実際に実習でやったことですね。
実際僕が働いてた農場も、高卒の方が多かったです。
逆に大卒だと純粋に農業の仕事をやるというよりは、食品メーカーや研究職に就職することが多いです。
僕の農学部の同じ学科の同級生(100人くらい)でも農家になったという人はいなかったですね。
皆さんが想像してるより、農家などへの就職は多くないです。
参照:【農学部卒業生の就職先とは】人気のある就職先から大学別の進路状況について徹底解説!
僕は卒業研究が農業から少し外れたのもあって、野菜とかは研究室入ってからあまり扱わなくなりました。
そのため、いわゆる畑での農作業もほとんどしませんでした。
実践経験があれば戦力になりやすい

なので逆にいうと、大学で農業やらなくても知り合いで農家の方がいれば、そこで農作業やったほうが確実に役立つかと思います。
農業は他の業種と比べて、学歴による区別は少ないです。
また未経験でも可というところも多いです。
パートの方も農学部の人はいなかったけど、自分の家で農業やってたり周りに農家の方が多いというのもあって、僕なんかよりはよっぽど会社の戦力になってました。
農業は転職してから大変。あらかじめ経験を

なのでどうしても農業を仕事でやりたい人。
おすすめは農作業全般をあらかじめ体験しておくことです。
学校や家などなんでもいいので。
とにかく何らかの形で実習的なものを経験したほうがいいですね。
とりあえず言えることは、転職にしてもアルバイトであっても農業の会社に半端な実力で乗り込むと僕みたいに痛い目を見ます。
いろんな意味で楽な仕事ではありません。
一方で、本気で農業をやる、農家として独立する、と考えているような人は良いです。
本格的に農業ができれば、農業で食べていくまでは行かなくても自分で食べる分の食糧の大半はカバーできます。
デメリットが先行してしまいましたが、農業も大事な仕事です。
確かに農作業において農学部での勉強は役に立ちそうにありませんね。むしろ中卒のヤンキーな兄ちゃんの方が余程戦力になりそうですね。
逆に農業高校だと大学より実習とかの作業が多いらしいので、農家に行きたければ農業高校→就職の方がいいかもしれないですね。
初めまして、
ぼくは農業高校出身で
現在も農家で働いております。
幸いなことに
りょうたさんの他の記事も
読みましたが
辛い経験をされていますね
この経験を色んな人に
伝えてあげてください。
コメントありがとうございます。
僕よりきつい経験も方もいるようですが、僕も僕できつかったです。
似たような経験をした方には、ぜひ僕のブログを見てほしいです。